鉄道会社が最も注力するものの一つが新車である。ここでは、鉄ちゃんの注目度も高い新車情報をまとめている。新コンセプト、新デザイン、新技術……。様々な最新ポイントを搭載した新車をとくとご覧あれ。リニューアル情報もアリ!!

九州新幹線に新しい「つばめ」- 客室に金箔を採用した「新800系」を導入


九州旅客鉄道(JR九州)は12月17日、九州新幹線用の「新800系電車」を導入すると発表した。鉄道車両としては世界で初めて客室壁に金箔を貼るほか、インテリアに漆、博多織、久留米絣(かすり)など、日本の伝統工芸を採用するという。同車両は九州新幹線鹿児島ルート全線開業に向け、2010年度までに導入される予定だ。


近畿日本鉄道、伝統色で丸顔の新型特急電車「22600系ACE」が2009年春デビュー


近畿日本鉄道(以下、近鉄)は12月11日、新型特急電車「22600系ACE」を2009年4月1日から運行すると発表した。同社の新型特急電車の導入は2003年の「アーバンライナー・ネクスト」導入以来6年ぶり。外装には近鉄特急の伝統色であるオレンジと紺色を採用した。車内は、座席間隔や背もたれ高を拡大するなど快適性を向上させたという。


京王井の頭線に新型1000系車両導入 - 運転開始は11月中旬


京王電鉄は10月31日、京王井の頭線(渋谷駅~吉祥寺駅間)に新型1000系車両(省エネルギー型)を導入すると発表した。運転開始時期は2008年11月中旬の予定で、今年度導入車両数は25両(5両編成5本)。


新しい在来線用試験電車「MUE-Train」が登場! - JR東日本


東日本旅客鉄道(JR東日本)は10月7日、10月中に在来線用試験電車「MUE-Train」(ミュートレイン)が完成すると発表した。京浜東北線で使用していた209系電車を改造した7両編成で、11月より東北本線などで走行試験を開始予定。MUEの名は「[MU]ltipurpose [E]xperimental」に由来する。試験実施内容は首都圏を中心とした在来線の性能向上に関するもので、「車両の性能向上に関する開発」、「次世代車両制御システムの開発」、「営業用車両を用いた地上設備の状態監視用機器の開発」の3分野とのこと。


【レポート】ジョイフルトレイン「みのり」が上野駅に登場! - 10月に陸羽東線でデビュー


東日本旅客鉄道(以下、JR東日本)は9月14日と15日、JR上野駅13番ホームにて、ジョイフルトレイン「みのり」を公開した。同車両はキハ48形気動車をリフォームしたもので3両編成。先頭車に展望スペース、中間車に大型テレビ付きイベントスペースが設けられている。10月から、仙台 - 新庄間を結ぶ「リゾートみのり」として走り始める予定だ。公開当日は、10月から12月まで実施される「仙台・宮城デスティネーションキャンペーン」にちなんだ観光展示もあわせて行われた。


運転手は仮面ライダー? - 仙石線マンガ列車に新車両登場


JR東日本と石巻市は10月1日より、新マンガ列車「マンガッタンライナーⅡ」1編成を仙石線で運行する。同日から開催される「仙台・宮城デスティネーションキャンペーン」に合わせたもの。これにより同線のマンガ列車は現行の「マンガッタンライナー」と合わせ2編成になる。


南海電鉄、2009年春の完成を目指して展望デッキ付き「観光列車」を製作中


南海電気鉄道は2009年春の完成を目指し、高野線の橋本 - 極楽橋間に導入する「観光列車」を製作中だ(ただし、運行開始日は未定)。同社はこの車両を指定席車両として運行するとのこと。既存車両による自由席車2両と連結し、1日1往復から2往復、所要時間は片道約40分を予定しているという。


JR西日本、新型気動車「キハ122」「キハ127」導入


西日本旅客鉄道は8月26日、新型気動車「キハ122」「キハ127」の導入を発表した。両気動車は姫新線の姫路駅~上月駅間における輸送改善事業の一環として導入される。9月下旬頃から試験運転を開始し、平成21年春から営業運転を行う予定とのことだ。


【レポート】名鉄、瀬戸線初のステンレス車両「4000系」を一般公開


名古屋鉄道(名鉄)は8月24日、この秋から瀬戸線に投入する新型車両「4000系」を同社尾張旭検車区(車両基地)で一般公開した。瀬戸線は名古屋市中心街の栄町駅から、「瀬戸もの」で有名な瀬戸市の尾張瀬戸駅までを結ぶ20kmあまりの路線で、他の名鉄線と接続しない同社唯一の単独路線。新型車両の登場は「6750系(2次車)」以来18年ぶり、台車を含む完全新造の型式としては「6600系」以来30年ぶりのことという。


京阪、約半世紀ぶりにカラーデザインを一新した新車両の営業運転開始

京阪電気鉄道は5月23日、京阪線の3ドア・ロングシートの一般車両(7200系)1編成のカラーデザインの変更し、営業運転を開始した。京阪グループの経営ビジョン「"選ばれる京阪"への挑戦」の実現に向けて、新たな「京阪ブランド」を確立するためにイメージ改革を進めており、その一環として京阪線の車両カラーデザイン一新を決定。その第1弾が今回の3ドア・ロングシートの一般車両(7200系)となった。


デザインは山本寛斎 - 京成、「新型スカイライナー」のデザインを発表

京成電鉄は4月9日、平成22年度開業予定の成田新高速鉄道に導入する「新型スカイライナー」のデザインを発表した。東京・千代田区の帝国ホテルで行われた発表会には、デザインを担当した山本寛斎氏、同社代表取締役会長・大塚弘氏、代表取締役社長・花田力氏が先頭車両の実物大モックアップの前に立ち、そのコンセプトと魅力をアピール。さらに、会場にはサプライズ・ゲストとして女優・上戸彩も登場した。


西武鉄道の新型車両30000系、お披露目 - 退役する101系、301系にも注目

西武鉄道は1月28日、4月末に西武新宿線へ投入予定の新型車両30000系(8両編成)の第1編成車納車イベントを開催した。場所は、埼玉・小手指にある「池袋線車両所 小手指車両基地」。同車両基地には、同社取締役社長の後藤高志氏やプロジェクトメンバーが集結し、新車両との対面を果たした。