城下町しらかわ全国ラーメンフェスティバル実行委員会は7日と8日、白河ラーメンの店や全国の有名ラーメン店合計7店舗を集めた「2007全国ラーメンフェスティバル」を実施する。会場は福島県白河市の本町・中町・天神町。開催時間は両日共に10:00~16:00で、雨天決行となっている。

イベントポスター

白河市は白河ラーメンで有名な土地。市内には約90のラーメン店があるという。「白河のラーメン店には職人気質の店主も多く、1日の製造量に限界があるといわれる"手打ち縮れ麺"を丹精込めて打っています。さらには、スープやチャーシューなどにも1つひとつ細かいこだわりを持ち、努力を重ねる店も多いのが特徴です。イベントでは、そんな白河のラーメン店の中から公募により決定した店と、全国の名店合計7店舗の味をご堪能いただけます。2007年も同様のイベントを開催しており、来場者は2006年に続いて30,000人を見込んでいます」(白河市商工観光課)。

2006年にも開催されており、写真はその様子

会場ではラーメンが楽しめるだけではなく、白河市内の観光PRとして各種イベントを開催する他、土産品や地場産品等が販売されるという。ラーメンは、専用のチケットと引き換えで食べることができる。チケット代金は、白河ラーメン店が1食500円、その他の店が600円となっている。出店するラーメン店は以下の通り。

「すみれ」(北海道・札幌)

最後に注ぐラードが蓋代わりとなり、アツアツのおいしさが食べ終わるまで続く。スープは太ちぢれ麺に絡む濃厚なみそ味で、ほのかに香る生姜の風味が特徴。

「にゃがにゃが亭」(千葉・市川)

千葉県市川市発祥で、行列必至といわれる人気店。韓国人店主による、深みのある濃厚なとんこつスープ、自家製麺、ロースト香味野菜の旨味が人気のポイントになっているとのこと。

「ちばき屋」(東京・葛西)

銀座の一流料亭などで20年以上にわたって経験を積み、和食を極めたという店主による繊細な支那そばを提供。黄金色のスープから具材のあしらいまで、和の品格が漂う一杯に仕上がっているとのこと。

「くじら軒」(神奈川・横浜)

ラーメン激戦区・横浜の名店と評判のくじら軒からは、「特製塩バラそば」が提供される。海の幸と山の幸を盛り込んだ滋味深い味わいの一杯で、肉汁たっぷりの柔らかいチャーシューも絶品という。

「一風堂」(福岡・博多)

豚骨ラーメンの聖地・福岡に本店を構え、関東や関西など全国的に展開する。今回は、本店でしか味わえないという「かさね味」を提供。とろりとした鶏白湯と豚骨をブレンドしたスープに、中太麺を合わせている。

「大文字」(神奈川・横浜)

東京・神奈川エリアの味噌ラーメンランキングで1位に選ばれたこともあるという横浜の人気店。今回は、辛党にはたまらない「特選辛味噌ラーメン」を販売。

「とら食堂」(福島・白河)

白河ラーメンの土台を築いたといわれる名店。炭火で燻製したチャーシュー、名古屋コーチンなどの丸鶏を使ったスープに手打ち麺を合わせている。