セブン&アイ・ホールディングスは27日、セブンイレブンが独自に発行する電子マネー「nanaco(ナナコ)」が10月1日よりグループ以外の店でも利用可能になると発表した。新サービススタート時から利用可能になる店は、ジェーシービー(JCB)などが推進する約1,000店舗で、nanacoによる支払いと残高確認ができるようになる。

nanacoは4月23日に導入が開始され、5月28日には全国のセブンイレブンで利用が可能になった。セブンイレブンはnanacoを利用すると、利用額や内容に応じてポイントが付与される「nanacoポイント加盟店」だが、今回発表された店舗は「nanaco加盟店」と位置づけられ、利用額や内容に対してnanacoポイントは付与されないという。

nanaco加盟店では、店頭などにnanacoの利用可能店舗ステッカーを掲示し、nanacoが利用できることをアピール。レジには電子マネーマルチリーダーライタ(読取端末機)が設置され、その端末にnanacoをかざすと支払いができる。なお、nanaco加盟店ではチャージはできない。

セブン&アイ・ホールディングスは、nanaco加盟店を2007年度末までに10,000店舗、2009年2月末までに約50,000店に拡大していくとしている。