ウェザーニューズは10月15日より、緊急地震速報を利用した個人向けサービス「The Last 10-Second」をインターネット向けサイト「ウェザーニュース」内の「地震Ch.」にて提供する。

緊急地震速報は、気象庁が発信する地震情報の1つ。具体的には、過去に起きた地震の発生直後に震源に近い地震計でとらえた観測データを解析し、各地で起こる地震 (主要動)の到達時刻や震度を可能な限り迅速に知らせるという。事業者向けの緊急地震速報サービス「The Last 10-Second」は2006年11月から先行的に提供されているが、2007年10月1日からは一般への提供が開始される。

今回提供される同サービスは、個人の防災や減災に役立ててもらおうと、月額315円で利用できる気象総合サイト「ウェザーニュース」内に新たに追加された。利用するには、パソコンに「地震ch.」から専用アプリケーションをダウンロードし、初期設定を行う。実際の地震の際、「緊急地震速報」が発信されると、パソコンのデスクトップ上に警告音とともに警告画面がポップアップし、地震を通知する。また、具体的に想定されうる各地の地震をもとにした訓練モードも用意されているほか、地震発生後には各地の詳細な地震状況も確認することが可能だ。

また、「発令後の対応はどうしたらよいのか」や「家に居てもパソコンの前にいないと情報を受け取ることのできない」など緊急地震速報の活用に関する実態や提言などを一般の方から募り、サイト上で活用法を紹介するとともに、その情報をもとにより実用的なサービスへと改善・展開を図るとしている。

「The Last 10-Second」の申し込み・サービスの詳細は、インターネット向け気象サイト「地震ch.」で確認することができる。なお、申し込み開始日は10月15日。