BS-iにて4日に放送がスタートするドキュメンタリー『海から見たニッポン~坂口憲二の日本列島サーフィン紀行~』(毎週土22:00~22:30)の記者会見が2日、都内で行われ、坂口憲二らが出席した。
同作は、坂口憲二がサーフボードとともに日本全国の海を巡る旅を、約1年間という長期に渡り撮影したロードムービードキュメント・プロジェクト。1月に『第一章秋冬編』と題した第1弾が放送され、今回8月から『第二章春夏編』が放送されることになった。18歳でサーフィンを始めたという坂口。日ごろより「自分は役者であると同時にサーファー」と言い切るぐらいサーフィンをこよなく愛し、世界各国の波に乗ってきた坂口が、改めて、ニッポンの海と向き合う。
会見では「今回は、島を中心に巡りました。街も大きくないせいか人々が人懐っこくて、思いやりがあるのが印象的でしたね。外部の人を温かく迎えてくれて」と語る。普段出演しているテレビ番組とはまったく違う少人数でのロケ。そのスタイルも新鮮に感じたという。「夜遊び禁止の男7人旅ですからね(笑)。泊まるところも、ナビで検索したりして、当日に予約してましたから」と楽しそうに語る坂口。さらに「旅行会社のパックが主流な今、今回のように自分たちの勘を頼りに移動したり、天気予報を参考にして自分たちで予測したりして、波をあてたときは嬉しかったですよ」とコメント。すでに俳優ではなく、サーファーの顔になっている。
また、サーフィンをするだけではなく、土地の人々と触れ合い、訪れた島の現状などもレポートするという。「三宅島は、特に印象的でした。大噴火(2000年)の後遺症で、まだ酷い状況です。溶岩が海に流れ出て、サーフポイントは増えたんですが、海底は溶岩が溜まって、ごつごつしてて危険。初心者にはオススメできないんです」と坂口。自然の脅威と力を感じた旅に「自然とサーフィンを通して、皆さんに日本の現状を知ってもらえれば」と締めくくった。
『海から見たニッポン~坂口憲二の日本列島サーフィン紀行~』はBS-iにて8月4日より放送スタート(毎週土22:00~22:30、25日は18:30~19:00)。公式サイトでは、期間限定でスペシャルムービーを配信中。また、『海から見た、ニッポン~第一章 秋冬編~』のDVDもポニーキャニオンから発売中だ。