7月3日に放送スタートする関西テレビ・フジテレビ系の新ドラマ『牛に願いを Love&Farm』(毎週火22:00~22:54)の製作発表が28日、都内で行われ、玉山鉄二(27)、相武紗季(21)らが出席した。同作は、農学部で学ぶ男女6人の大学生が、北海道での実学研修を通して成長していく姿を描く青春群像劇だ。
故郷の北海道を嫌い、上京してきた高清水高志(玉山)、農水省官僚の親を持つエリート学生・真野統平(小出恵介)、画家志望の若松亮太(中田敦彦)、お気楽女子大生の藤井彩華(相武紗季)、容姿端麗の美人学生・末永美帆子(香里奈)、頭でっかちの優等生・千葉和美(戸田恵梨香)の6人が、大学3年の夏に実学研修のため、北海道のある町へと赴くことに。町の過疎化を危惧する地元の人たちが見守る中、牛の出産や飼育、美しい自然や人々と出会い、さまざまなことを学んでいく。
美帆子は、親にお人形さんのように扱われて、反抗心も強いんです。でも、きっと夏の実習を通して、変わっていくはず(香里奈) |
酪農に対しても一生懸命だけど、どこか抜けていて空回りするところがある彩華がいとおしい(戸田) |
そんな若者たちが携わることになる酪農のシーンもリアルに描かれる。戸田は「牛の出産の撮影では、生まれて初めて命が誕生する瞬間を見ました。あの光景はたぶん一生忘れないと思います」と語り、相武は「とにかく牛が大きくてびっくりしました。牛に囲まれるシーンも多くて、最初はとまどいましたが、最近は愛着がわいてきました」と、初めての体験に出演者も驚きと発見の連続のようだ。また、恋については「高志は、美帆子に気がありそうですね。あと、彩華にも……」と玉山。青春群像劇らしく、ひと夏の恋の行方も見逃せない。
「もう青春は過ぎたという人や、これから青春を迎えるという人に、青春っていいんだな、あの頃に帰りたいなと思えるようなドラマにできれば」と語る重松圭一プロデューサー。ストーリーはオリジナルで、脚本はラブコメディーを得意とする金子ありさが担当する。青春をキーワードに、若者たちの心を掴むことができるのか、注目の作品だ。
共演は濱田マリ、相島一之、市毛良枝、小日向文世、大杉漣ほか。脚本・金子ありさ、演出・三宅喜重ほか。7月3日放送スタート。