5月30日より東京・杉並アニメーションミュージアムにて、ポケモン映画10周年記念イベント「ポケットモンスターアニメギャラリー~ポケモン映画10周年記念イベント」が開催されている。期間は8月26日まで。開館時間は10時から18時で、休館日は月曜日(月曜日が祝祭日の場合は火曜休館)。入館料は無料。

1996年のゲームボーイ用ソフトから始まり、現在でも支持され続けるポケモンの世界。今回の展示はアニメ版に焦点を当てたものとなっている

会場には歴代ポケモン映画のポスターも。映画10周年ということは、映画第1作目公開のとき小学校高学年だったファンはすでに大学生! あなたの思い出の作品はどれ?

同名ゲームを題材にしたテレビアニメ『ポケットモンスター』は1997年4月に放映スタート。1998年には初の映画『劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲』が公開され、同映画はアメリカで日本映画初の週間興行ランキング初登場第1位を記録するなど、世界的な人気作品として世界中の子供たちに知られており、全世界で現在もアニメ放映が続いている。

テレビアニメスタート時の番組宣伝ポスターや絵コンテなども展示。かなり貴重な資料だ

こちらが今年の映画のポスター。映画公開後の夏休み期間中も展示は続いているので、ご安心を

今回の展示では、過去のテレビシリーズの脚本や絵コンテといった制作資料を展示するともに、映画10作目となる7月14日(土)公開の『劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド・パール ディアルガVS(たい)パルキアVS(たい)ダークライ』についても特集。テレビ東京系列で放送中の『ポケモン☆サンデー』に関する展示のほかに、アニメシアターでは日替わりでアニメ上映も行われている。

映画公開記念のポケモンカードゲームなど、今では手に入らない記念グッズも多数展示。まとめて見られる貴重な機会となっている

ポケモンのおもちゃで遊べるポケモンアドベンチャーシリーズ体験コーナー。こちらは月替わり企画につき、7月1日(日)までとなっている

このほかに同会場では現在「金山明博氏描きおろし絵画展」が開催中。これは『あしたのジョー』『超電磁マシーン ボルテスV』などで活躍したベテランアニメーター、金山明博氏の絵画作品を20点以上展示するもので、1970年代から1980年代にアニメを視聴していた世代にとってはたまらない展示となっている。開催期間は6月24日(日)までで、こちらも入場無料。ただし開館時間が変更となる日もあるので、詳しくは公式サイトにて確認してほしい。

「金山明博描きおろし絵画展」より。今回の企画展に合わせて描き下ろされた作品も数多く、いまなお衰えを見せない情熱的な作風を堪能することができる

左より『あしたのジョー』『超電磁マシーン ボルテスV』『ジャングル大帝』。豊富なキャリアを持つ金山氏だけあって、アニメ業界の垣根を越えた展示内容

原画には躍動感にあふれた筆致が残る。『未来ロボ ダルタニアス』(左上)、『闘将ダイモス』(右上)、『超電磁ロボ コン・バトラーV』(左下)、『超電磁マシーン ボルテスV』(右下)

『超電磁マシーン ボルテスV』のBGM集用に描き下ろされたレコードジャケット(左)と、ボンボンで連載されたマンガ『かっとび!アニメ丸』(右)。原作はなんとアニメ監督の高橋良輔氏!

金山氏がアニメーターに転身する以前、マンガ家として活躍していた時期の児童向雑誌も。すべて金山氏自身が所蔵していたものだとか

杉並アニメーションミュージアムの名物となっている受付の寄せ描きスペースには金山氏による『あしたのジョー』の力石が!

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