9日、セブン&アイ・ホールディングスは独自に発行した電子マネー「nanaco(ナナコ)」のサービスエリアを14日より拡充すると発表した。拡大するエリアは関東(東京都は町田市のみ対象)・東北および新潟県のセブン-イレブンで、約4,760店舗に上る。

セブン&アイ・ホールディングスが発行した独自の電子マネー「nanaco(ナナコ)」は14日から関東全域で利用可能に

nanacoは流通企業が発行する初めての電子マネーで4月23日にデビューした。現在、東京都内のセブン-イレブン約1,500店舗で導入されており、発行枚数は30万枚(6日現在)に上る。

14日にサービスを開始するのは、栃木県・群馬県・茨城県・千葉県・埼玉県・神奈川県・岩手県・宮城県・山形県・福島県・新潟県および東京都町田市の11県と1市。28日には北海道や関西、九州までサービスエリアを拡大し、34都道府県に展開するセブン-イレブン約11,700店舗においてサービスを提供する予定だ。

入会促進キャンペーンとして14日から7月1日まで、初回チャージ日の3日後(午前5時以降)に残高確認かチャージをすると200ポイントが自動的に加算される「200ポイントプレゼントキャンペーン」を実施する。ただし「nanacoモバイル」(おサイフケータイ)を利用する場合は初回チャージ日時によって受け取り時期が異なる。さらにnanaco対象商品を期間中にnanacoで購入すると10~100ポイントのボーナスポイントが加算される「ボーナスポイントキャンペーン」も行うとしている。

nanacoカードの発行手数料は300円だが、nanacoモバイル(おサイフケータイ)であれば無料。PC専用サイトか携帯サイト、もしくは店頭に設置されている「入会申込書」で登録した後、店頭で申し込むと即時発行となる。nanacoで支払いをすると100円ごとに1ポイントが付与され、貯めたポイントは、1ポイントに付き1円相当の電子マネーに交換することができる。チャージ上限額は29,999円。