• H3ロケット6号機(30形態試験機)の第2回燃焼試験の様子 出所:H3ロケット6号機(30形態試験機)第2回1段実機型タンクステージ燃焼試験(CFT) (JAXA公式YouTubeチャンネル)

    H3ロケット6号機(30形態試験機)の第2回燃焼試験の様子 出所:H3ロケット6号機(30形態試験機)第2回1段実機型タンクステージ燃焼試験(CFT) (JAXA公式YouTubeチャンネル)

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、H3ロケット6号機(30形態試験機)の6月10日打上げ中止を決定。「打上げ当日の天候の悪化が予想されるため」と理由を説明している。新たな打上げ日は未定で、決定次第案内するという。

既報の通り、H3ロケット6号機は「ロケット性能確認用ペイロード」(VEP-5)を搭載して飛行実証を行うとともに、小型副衛星6基(PETREL、STARS-X、BRO-22、VERTECS、HORN-L、HORN-R)の軌道投入も実施する。

  • H3ロケット6号機(30形態試験機) 打上げ前ブリーフィングの様子。左から、三菱重工業 防衛・宇宙セグメント 宇宙事業部 H3 プロジェクトマネージャの北山治氏、JAXA 宇宙輸送技術部門 H3プロジェクトチーム プロジェクトマネージャの有田誠氏 出所:H3ロケット6号機(30形態試験機) 打上げ前ブリーフィング (JAXA公式YouTubeチャンネル)

    H3ロケット6号機(30形態試験機) 打上げ前ブリーフィングの様子。左から、三菱重工業 防衛・宇宙セグメント 宇宙事業部 H3 プロジェクトマネージャの北山治氏、JAXA 宇宙輸送技術部門 H3プロジェクトチーム プロジェクトマネージャの有田誠氏 出所:H3ロケット6号機(30形態試験機) 打上げ前ブリーフィング (JAXA公式YouTubeチャンネル)

H3ロケットの3つのバリエーションのうち、30形態は固体ロケットブースター(SRB-3)を装着せず、第1段の液体燃料エンジン「LE-9」を3基に増強するなど、日本の大型ロケットとして前例のないスタイルが特徴だ。H3ロケットを低コストで打ち上げるための“切り札”とも位置づけられる。

なお6号機は、2025年12月のH3ロケット8号機打ち上げ失敗を受け、その主要な原因と見られている衛星搭載アダプタ(PSS)については、部材が剥離しないよう対処したものを搭載。追加のフライトデータを取得し、PSSの歪みや荷重といった、8号機のテレメトリデータでは直接取得できなかった項目を調査することで、打ち上げ失敗の原因究明結果の裏付けを進めることにしている。