Samsung Electronicsは、車載インフォテインメントシステムに最適化された車載用ユニバーサル・フラッシュ・ストレージ(UFS) 3.1メモリの量産を開始したと発表した。

この車載向けUFS3.1メモリのラインナップは、128/256/512GBとなっており、電気自動車(EV)や自動運転車などの用途において、より効率的なバッテリーの寿命管理が可能になると同社では説明している。例えば、256GB品では、前世代品比で消費電力を約33%削減しつつ、シーケンシャル書き込み速度は700MB/s、シーケンシャル読み取り速度2000MB/sを実現したとしている。

また、車載用途として、-40℃~+105℃の温度範囲への対応が求められるAEC-Q100 Grade2の要件を満たしており、同社では2023年末までに世界の自動車メーカーや部品メーカーにこれらの製品を供給する予定としている。

  • SamsungのUFS 3.1メモリパッケージイメージ

    SamsungのUFS 3.1メモリパッケージイメージ (出所:Samsung Webサイト)