GoogleがSamsung Electronics(サムスン電子)の受託半導体製造部門に対し、次世代TPU(Tensor Processing Unit)の一部製造を委託する交渉を進めていることが明らかになった。
「Icefish」のコードネームで開発中の次世代TPU
Googleは「Icefish」のコードネームで開発中の次世代TPUについて、主要な演算部分をTSMCに製造委託する。一方、メモリとの接続を担うコンポーネントをサムスンの2nmプロセス技術で生産させる方向で協議を進めているという。チップ設計にはMediaTekも参画しており、量産開始は早ければ2028年になるとみられる。
サムスンにとって受注が実現すれば、先端半導体の受託製造事業を拡大するうえでの大きな成果となるとのこと。同社は2025年7月にTeslaと16億5,000万ドル規模のAIチップ製造契約を締結しており、2nm製品の顧客獲得を積極的に推進している。
Googleが製造委託先の多様化を図っているとの観測は以前からある。例えば、GoogleがIntel(インテル)とも2028年に300万基超のTPU製造で交渉中と報じていた。米メディアのThe Informationが6月11日、事情に詳しい2人の関係者の話として報じている。