2021年における世界半導体統計(WSTS)で非ICとして分類されるオプトエレクトロニクス、センサ/アクチュエータ、およびディスクリート半導体(O-S-D)の市場規模は、前年比18%増の1042億ドルで、初めて1000億ドルに到達したとIC Insightsが報じている。

  • O-S-D市場

    世界半導体統計(WSTS)で非ICとして分類されるオプトエレクトロニクス、センサ/アクチュエータ、およびディスクリート半導体それぞれの売上高推移 (出所:IC Insights)

2021年におけるO-S-D市場は、半導体市場全体(IC+O-S-D)の6139億ドルの17%を占める規模となる。ディスクリート半導体の需要が急増したほか、センサならびにアクチュエータの供給もひっ迫したことで、平均販売価格(ASP)の上昇などもあり、高い成長率となったとIC Insightsでは分析している。

O-S-Dそれぞれの市場を見ると、ディスクリート半導体市場はパワートランジスタ、ダイオードおよび多くのコモディティデバイスの購入増に後押しされた結果、同27%増の352億ドルとなった。また、センサ市場(圧力計およびマイクチップ、加速度計およびジャイロスコープデバイス、磁場センサおよびコンパス、温度センサを含む)ならびにアクチュエータ市場も同28%増の211億ドルで過去最高を更新した。

さらにオプトエレクトロ二クスデバイス市場も同9%増の479億ドルと伸びたものの、残りの2市場と比べると成長率は低くなっている。これは、これまでの稼ぎ頭であったCMOSイメージセンサの売り上げが、米中貿易摩擦に端を発する技術紛争に伴う米国の制裁によって、大口ユーザーであったHuaweiへの輸出制限のほか、ICをはじめとする電子部品の不足などが要因で、同6%増の203億ドルにとどまったためだという。

ちなみに、CMOSイメージセンサ大手のソニーは 2022年2月2日に発表した2021年度(2021年4月~2022年3月)第3四半期決算にて、イメージセンサの年度売上高見通しの下方修正している。ただし、2021年度第3四半期に関しては、為替の影響もあり前年同期比22%増と2桁成長を達成したとしている。

  • ソニー

    ソニーの2021年度第3四半期のイメージング&センシング・ソリューション分野の業績 (出所:ソニー決算説明プレゼン資料、2022年2月2日発表)

なお、2022年のO-S-D市場についてIC Insightsでは、同11%増の1155億ドルと予測している。内訳としては、オプトエレクトロニクスが同13%増の542億ドル、センサ/アクチュエーターが同15%増の243億ドル、ディスクリート半導体が同5%増の371億ドルとしている。