Analog Devices(ADI)は、独自のiCouper技術を採用し、産業機器などのモーション・システムの効率を最大限に向上しつつ、電磁(EM)放射を最小限に抑えることを可能とする2段階のドライブ能力を持つ絶縁型ゲートドライバ「ADuM4122」を発表した。

同製品は、IIoTの普及に向け、ユーザコマンドによりMOSFETまたはIGBTのオン/オフの高速/低速スイッチングをデジタル信号を用いてオンザフライで制御し、モーターに流れる電流を制御することが可能なソリューション。これにより、既存のディスクリート・ソリューションや複雑な統合ソリューションで構成した場合、必要となる20本以上のピン数を、8ピンのみでさまざまな動作条件に対応させることが可能になるという。

なお、同製品はすでに量産出荷を開始しており、1000個受注時の単価は2.53ドル(参考価格)としている。

  • ADuM4122

    2段階のドライブ能力を持つ絶縁型ゲートドライバ「ADuM4122」のパッケージイメージと、産業機器への適用イメージ