この半導体ニュースのまとめ
・2026年版の半導体製造装置メーカー顧客満足度ランキングでアドバンテストが首位を堅持
・大手サプライヤ部門トップ9のうち5社が日本企業
・中堅サプライヤ部門トップ7のうち3社が日本企業
TechInsightsが半導体製造装置メーカーの顧客満足度調査「Global Semiconductor Supplier Award(旧TechInsights Customer Satisfaction Survey)」に基づく「半導体製造装置メーカー顧客満足度ランキング」の2026年版を発表した。
この調査はTechInsightsが2021年に買収した市場調査会社VLSI Researchが1988年から毎年実施してきたもので、顧客から直接フィードバックが得られる調査として知られているもの。2025年より現在の名称へと変更された。
ランキングはIDM、ファブレス、OSATを含む世界の半導体メーカーなどから得た1201件の回答をもとに、評価・格付けされてたものとなる。
2026年度の大企業トップはアドバンテスト、トップ9社中5社が日本勢
2026年の受賞企業は以下のとおり。半導体製造装置の売上高により、大企業と中堅企業に分けられている。いずれもトップ10を銘打っているが、所定の点数を得ることができなかった企業が居るため大企業で9社、中堅企業で7社となっている。
大手サプライヤトップ9
- 1位:アドバンテスト(日)
- 2位:東京エレクトロン(日)
- 3位:Edwards(英)
- 4位:KOKUSAI ELECTRIC(日)
- 5位:Lam Research(米)
- 6位:日立ハイテク(日)
- 7位:Applied Materials(米)
- 8位:荏原製作所(日)
- 9位:MKS Instruments(米)
9社中5社が日本勢と過半を占める結果となった。またアドバンテストが1位の座を7年連続で保持し、過去38年にわたりトップ10入りを達成している。2025年のランキングからASMPT(シンガポール)、ASML(蘭)、キヤノン(日)が圏外となり、代わりに売上高の伸びにより大手扱いとなった荏原製作所が昨年までの中堅企業ランキングからこちらに移行したほか、新たにMKS Instrumentsが入ってきた。東京エレクトロン(TEL)が2025年の5位から2位にまで順位を上げてきた点が注目される。Lam Researchは、複数の評価項目で顕著な改善が見られたという。
中堅サプライヤトップ7
- 1位:FormFactor(米)
- 2位:EV Group(オーストリア)
- 3位:HANMI(韓)
- 4位:樫山工業(日)
- 5位:堀場製作所(日)
- 6位:VAT(スイス)
- 7位:Brooks Instrument(米)
このほか、分野別の顧客満足度トップサプライヤは以下の通り。
- 組立試験装置分野:アドバンテスト
- テストサブシステム分野:FormFactor
- ウェハファブ装置サブシステム分野:Edwards
- ウェハファブ装置:EV Group
- 特殊チップメーカー向けウェハファブ装置分野:EV Group
- 大規模半導体メーカー向けウェハファブ装置分野:TEL
なお、TechInsightsでは、顧客満足度に関する主要な業界動向として以下を挙げている。
- 顧客との連携と長期的なサポートを重視
- 技術的リーダーシップとアプリケーション専門知識において大きな進歩
- 高度なパッケージングとシステム複雑化に対する継続的な勢い
- ソフトウェア主導の製造装置性能の重要性が上昇
- サービス対応力と稼働時間の信頼性における差別化の拡大
- アドバンテスト、FormFactor、EV Group、TELといったトップクラスのサプライヤは、顧客との連携と技術革新への継続的な投資を通じて引き続き業界をリード
