Analog Devices(ADI)は、同社第2世代ダイナミック・パワー・コントロール(DPC)機能を搭載し、パワーディレーティング対策を不要とするデジタル・アナログ・コンバータ(DAC)「AD5758」を発表した。

同製品は、ファクトリ・オートメーション(FA)、プロセス・オートメーション、モーター制御におけるチャンネル間絶縁型産業用アプリケーション用に設計されたもので、5mm×5mmの小型パッケージかつ低消費電力性を提供することで、システムの小型化ならびに外部保護部品削減による部品コストの低減を可能とする。また、システムの信頼性を向上させる診断機能のほか、出力フォルト保護回路も内蔵しているため、配線ミスがあった場合でもDACの損傷を防ぐことが可能となっている。

なお、すでに量産出荷を開始しており、1000個受注時の単価は6.77ドルとなっている。

  • ADIのDAC「AD5758」のパッケージイメージ

    パワーディレーティング対策が不要なADIのDAC「AD5758」のパッケージならびに活用イメージ