Xilinxは6月18日(米国時間)、TSMCの7nmプロセスを採用したFPGAの進化系とも言えるAdaptive Compute Acceleration Platform(ACAP)の最初の製品となる「Versal AIコア シリーズ」および「Versalプライム シリーズ」を、同社のアーリーアクセスプログラムを通じて出荷を開始したことを発表した。

ArmのプロセッサIPとFPGAファブリック、ソフトウェア・プログラマブル・エンジンそして周辺回路から構成されるVersalは、データセンターや自動車、5G、有線通信、航空宇宙防衛といった成長が期待される産業向けに新たに開発された製品で、今回の出荷は予定よりも前倒す形で実現できたと同社では説明している。

Versal AIコアシリーズは、搭載されたAIエンジンによって高いAI推論処理能力と性能を実現することが可能。一方のVersalプライムシリーズは、複数の市場で広範なアプリケーションに対応できるように設計されたもので、多様なワークロードのコネクティビティおよびインラインアクセラレーション向けに最適化されたものとなっている。

いずれのシリーズもデュアルコアArm Cortex®-A72アプリケーションプロセッサ、デュアルコアArm Cortex-R5Fリアルタイムプロセッサ、200万を超えるロジックセルの適応型ハードウェア、高精度の浮動小数点演算と低レイテンシを実現するよう最適化された3000以上のDSPエンジンが含まれているほか、Versal AIコアシリーズには、AI推論および高度な信号処理ワークロードに最適化された最大400のAIエンジンも搭載されているという。

なお、2シリーズともに一般向けの提供については2019年下期より開始される予定だとしている。

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  • Versalのチップ画像 (提供:Xilinx)