三菱航空機は12月20日、MRJ飛行試験機2号機が日本時間の12月20日9時30分(現地時間19日16時30分)にアメリカ合衆国ワシントン州にあるグラント・カウンティ国際空港に到着したことを発表した。
同機は、日本時間12月14日9時20分に県営名古屋空港を出発し、グアム国際空港、マーシャル諸島マジュロ国際空港、ホノルル国際空港、サンノゼ国際空港を経由。グラント・カウンティ国際空港に到着するまでの総フライト距離は約1万4,000km、総飛行時間は20時間10分となった。
北米には現在、初号機が日本時間の9月29日に、4号機が日本時間の11月19日にグラント・カウンティ国際空港に到着し、今回の2号機のフェリーフライトで北米に3機がそろうこととなった。飛行試験機は5機あり、初号機と4号機は現在、北米を拠点に試験を行っている。ANAの塗装仕様の飛行試験機5号機は、国内での飛行試験を実施する見通し。今後、2018年の型式証明(TC: Type Certification)取得に向け、北米で高頻度での飛行試験を実施し、開発を加速していくとしている。
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