「はたらいて、笑おう。」をグループビジョンに掲げるパーソルホールディングスは、早くから社会のウェルビーイング推進に取り組んでいる企業のひとつ。2023年からスタートした、世の中にあふれる誰かのいい仕事に対する行き場のない感謝をSNS上で集め、代行して届ける「#これ誰にお礼言ったらいいですか」プロジェクトは大きな注目を集めています。

そんなパーソルホールディングスは今年、勤労感謝の日に合わせて、11月22日(金)~11月24日(日)の3日間にわたって「#これ誰にお礼言ったらいいですか展」という展示会を東京原宿のMIL GALLERY JINGUMAEで開催することを計画しています。普段、表に出にくい“ナイスな仕事”に対する感謝の気持ちを展示し、名前も知らない誰かの仕事に対する行き場のない感謝を伝えることで、集まったお礼を本人まで届けることを目指しています。

今回はプロジェクトの仕掛け人のひとりでもあるパーソルホールディングスのはたらくWell-being推進室長である中山友希さんを訪ね、プロジェクトの背景やイベントにかける思いについてお聞きしました!

  • 埋もれがちなナイスな仕事にスポットライトを当てたい! パーソルが「#これ誰にお礼言ったらいいですか展」を開催する理由とは

    パーソルホールディングス グループコミュニケーション本部 はたらくWell-being推進室 中山友希氏

「#これ誰にお礼言ったらいいですか」プロジェクト発足の背景

――まず、「#これ誰にお礼言ったらいいですか」プロジェクトについて簡単にご説明いただけますか?

#これ誰にお礼言ったらいいですか 公式HPより(一部)

#これ誰にお礼言ったらいいですか 公式HPより(一部) ※画像クリックで詳細へ

「誰にお礼を言っていいかわからないけど、お礼を言いたい」と思う瞬間ってありますよね。ピンチを救ってくれたサービスや心を動かされた仕事、ふとしたときに見つける粋な計らい……そういった“感謝、賞賛したい仕事”について、X(旧Twitter)上で具体的なエピソードとともに「#これ誰にお礼言ったらいいですか」をつけて投稿していただきます。
そうして寄せられた投稿から、そのナイスな仕事をしたご本人を見つけ出し、Xユーザーさんに代わり、パーソルが直接その仕事をした本人にお礼を届ける。そんなプロジェクトとなっています。

  • #これ誰にお礼言ったらいいですか 公式Xより

――プロジェクトを立ち上げた背景について教えてください。

パーソルホールディングスは「はたらいて、笑おう。」というグループビジョンを掲げていて、はたらくことを通して感じる幸せや満足感のことを“はたらくWell-being”と定義しています。

私たちは、人々の“はたらくWell-being”の実現度を測る基準として、仕事における幸福を、Q1「仕事の体験」、Q2「仕事の評価」、Q3「仕事の自己決定」の3つの観点から聞いた「はたらくWell-being指標」というものを設けています。

その調査項目のひとつに、「自分の仕事は、人々の生活をより良くすることにつながっていると思いますか?」という質問があるのですが、「自分の仕事は、人々の生活をより良くすることにつながっている」と自覚することは、“はたらくWell-being”を実現するうえでもとても重要なことなのです。

でも、それがまだまだ一般に浸透していないので、昨年の勤労感謝の日に合わせて「#これ誰にお礼言ったらいいですか」プロジェクトを立ち上げ、世の中の関心を喚起することにしました。

――斬新で新鮮なプロジェクトだと思いますが、「代わりにお礼をする」というアイデアはどのように生まれたんですか?

実はこのプロジェクトチームには偶然、Xが好きなメンバーが集まっていて……。ある日、X上で「この仕事ナイス! イカしてる!」という投稿があることを発見したんです。

こういう感謝の気持ちを伝えられることは、まさに先ほどの「自分の仕事は、人々の生活をより良くすることにつながっていると思いますか?」に紐づくのではと気付き、今回の企画を作るキッカケとなりました。

「お礼を言われて嬉しい」という気持ちと、「お礼が言えて嬉しい」という気持ち

――プロジェクト開始後の反響などがあれば教えてください。

とても多くの反響をいただいていますが、個人的に一番印象深かったのは、お礼を届けた先の人がとっても喜んでくれたことですね!

もともと、「あなたのお仕事はこういう人にこういう形で届いていて、このようなお礼の気持ちを持たれているんですよ」と伝えることに大きな意味があると思っていたので、お礼を受け取った側の方々も「まさかお礼を言ってもらえると思ってなかった」「自分の仕事がこういうふうに届いていたとは知らなかった」とすごく喜んでくださったのはちょっと意外でした。

――そういった予期せぬお礼は嬉しいでしょうし、仕事の励みにもなりそうですね。

そうですね。あとは、お礼を伝えたい側の熱意の高さも印象的でした。

「京王線で丁寧なアナウンスをしている車掌さんにお礼が言いたい」という投稿があったので、ご本人に詳しい話をXのDMでうかがってみたところ、想いをすごい長文で返してくださったんですよ! 世の中には「お礼を言われて嬉しい」という気持ちと、「お礼が言えて嬉しい」という気持ち、その両方があるんだというのは思わぬ発見でした。

――お礼を届けた車掌さんのリアクションはいかがでしたか?

喜んでくれていましたし、実際に仕事への想いもすごく素敵な方でしたね。

その車掌さんは、平日の通勤時間帯は落ち着いたトーンで話して、休日の日中はトーンを上げて抑揚をつけて話すようにするなど、声を使い分けているんだそうです。
なぜそうしているかというと、「車掌の仕事はお客様の安全を守ること。そのためにも『車掌のアナウンスは聞いておいたほうがいい』と信頼してもらう必要がある。日頃からアナウンスにこだわることで、何かトラブルが起こった時に、この人(車掌)なら安心だと信頼を置いてくれて、お客様の安全を守ることにつながるから」という理由だったんです。

――素晴らしいプロ意識ですね……!

「すごい仕事をしている人=表彰をされるような規模の大きな仕事に取り組んでいる人」というイメージが持たれがちですよね。でも、そんなに派手じゃなくても、素晴らしい想いを持って仕事に取り組んでいる人はたくさんいます。私たちはそこにフォーカスすることで、人々の“はたらくWell-being”を推進していければと考えているんです。

パーソルが車掌さんに感謝の気持ちをお届けした様子はこちら

 

原宿でリアルイベント「#これ誰にお礼言ったらいいですか展」開催!

――来る勤労感謝の日にはリアルイベントを開催するとのことですが、具体的にはどんなイベントなのでしょうか?

去年の勤労感謝の日はSNS上でイベントを開催したのですが、今年は原宿のMIL GALLERY JINGUMAEで「#これ誰にお礼言ったらいいですか展」という展示会を11月22日(金)~11月24日(日)の3日間にかけて開催します。

  • 「迷子のお礼預かり所」カフェの様子

2024年は、東京都の御岳山など、都内の数か所で「迷子のお礼預かり所」というカフェを出店しました。このカフェは誰かの仕事に対する行き場のない感謝をカードに記入いただくかわりに「カフェオレイ」「いちごオレイ」「バナナオレイ」のうちお好きなドリンク1点と交換できる場所で、そこでみなさんから「#これ誰にお礼言ったらいいですか」にまつわるエピソードを募ったんですよ。おかげさまで結構な数のエピソードが集まったので、今回のイベントではその熱量を多くの皆さんに追体験していただけたらなと思っています。

――なぜ今年はリアルイベントを開催しようとお考えになったのですか?

私たちの身の回りにあるものは、すべて誰かの仕事によって存在しているわけですよね。それを、肌で感じてもらうことが大切だと思っているんです。私たちがお礼を届けていく活動のなかで感じた熱量を、ぜひ皆さんにも体感してほしいんですよね。

派手で目立つ仕事だけではなく、埋もれがちな仕事でもナイスな仕事はたくさんあります。「#これ誰にお礼言ったらいいですか展」はそこにスポットライトを当てるんだということの決意表明の場でもあります。

会場では、お礼の気持ちを届けたいというそれぞれの想いや、ナイスな仕事とは具体的にどういうものかといったことまで、具体的なかたちで示せるようにしたいと考えています。先ほどのお話に出た車掌さんのアナウンスも特別に録音させてもらったので、会場で実際のアナウンスを聞いてみてください!

――開催地に原宿を選んだ理由などはあるのでしょうか?

やっぱり若い人に届けたいという思いはありますね。学生のみなさんのなかには、もしかしたら「社会人ってみんな疲れた顔をしているな」と思っている人もいるかもしれないし、社会人として働くことをネガティブに捉えている人もいると思います。

だからこそ、今回のイベントでは働くことのポジティブな面にスポットを当てたいと思いますし、お礼を言う側、お礼を言われる側の好循環がさらに加速するキッカケになればいいなと考えています。

――改めて、「#これ誰にお礼言ったらいいですか」プロジェクトを通して中山さんが実現したいことについてお聞かせください。

“はたらくWell-being”について、もっと広く知ってほしいですし、それをみんなが当たり前に追求していく文化を作りたいです。みんなで声を上げていくことで、国や会社も変わっていくと思っています。このプロジェクトがその第一歩になれば嬉しいですし、今後も引き続き頑張っていかないといけないな、って考えています。

――最後に、読者のみなさんにメッセージをお願いします。

予定がつく方はぜひ、「#これ誰にお礼言ったらいいですか展」に来ていただけるとうれしいです。ナイスな仕事の舞台裏をわかりやすいかたちで表現して、来場者のみなさんが「この気持ちわかるな」「いい仕事だな」と前向きな気持ちになれるイベントにしたいと思っています。ポジティブな気持ちが集まる素敵な空間を作りますので、多くのみなさんのご来場をお待ちしています!

「#これ誰にお礼言ったらいいですか展」開催概要

●開催期間:2024年11月22日(金)~11月24日(日)
●開催時間:
11月22日(金)12:00~19:00
11月23日(土)10:00~19:00
11月24日(日)10:00~17:00
●入場無料
●会場:MIL GALLERY JINGUMAE(東京都渋谷区神宮前4-25-28 2F)
●アクセス:
東京メトロ 明治神宮前駅 徒歩3分
東京メトロ 表参道駅 徒歩7分
JR 原宿駅 徒歩8分

「#これ誰にお礼言ったらいいですか展」詳細はこちら
これ誰にお礼言ったらいいですか 公式Xはこちら

これ誰にお礼言ったらいいですか 公式HPはこちら

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