ダイワハウスは、比較的安い商品から高い商品まで幅広く取り扱っているのが特徴です。保証も手厚く、理想をしっかりとヒアリングしたうえで注文住宅を建ててくれます。
しかし家づくりは一生の買い物として、坪単価が気になる人も多いのではないでしょうか。他のハウスメーカーと比べたときに、ダイワハウスで家を建てるメリット・デメリットを知っておきたい人もいるでしょう。
本記事では、実際に家を建てた人へのアンケートをもとにダイワハウスの最新の坪単価を紹介します。ダイワハウスで家を建てるメリットや坪単価を抑えるコツも解説するので、ダイワハウスを候補に考えている人はぜひ参考にしてください。
- 大和ハウスの坪単価は平均84万円で、他のハウスメーカーと比較しても平均的な価格帯に位置しているでしょう。
- 注文住宅の価格としては30坪で2,520万円、35坪で2,940万円、40坪で3,360万円となり、広さによって価格が異なります。
- 大和ハウスでは標準仕様でも長期優良住宅や耐震等級3、ZEH基準の断熱性能などが備えられており、自由設計も可能。
ダイワハウスを実際に見てみる!
ハウスメーカーポジションマップ
他のハウスメーカーの坪単価が気になる人は、おすすめハウスメーカー・工務店12社の坪単価ランキングを紹介した記事でまとめて比較できます。ぜひご覧ください。
本記事では、信頼性の高い口コミをお届けするために、ダイワハウスの利用者に直接オンライン取材を実施しました。ぜひ参考にしてください。
【利用者アンケート】ダイワハウスの坪単価や評判を徹底調査
ネット上では「ダイワハウスは高い」という声を見かけますが、実際のところどうなのでしょうか。また、それらはいつの情報なのかも不明なため、最新の情報とは大幅にかけ離れている可能性も高いです。
そこで今回編集部では、実際に注文住宅を購入した人に向けてアンケートをおこないました。ダイワハウスを含む国内の主要ハウスメーカーを比較しながら、最新の坪単価や評判を紹介します。
ダイワハウスの坪単価は平均84万円
今回編集部が実施したアンケートによると、ダイワハウスの最新の坪単価は平均84万円であることがわかりました。坪単価を踏まえて、建物価格を概算してみると以下のようになります。
坪数 | 建物価格の概算 |
30坪 | 2,520万円 |
35坪 | 2,940万円 |
40坪 | 3,360万円 |
45坪 | 3,780万円 |
標準仕様で長期優良住宅や耐震等級3、ZEH基準の断熱性能などを備えた商品には、自由設計のものやインターネットで仕様を決めていくものもあります。
注文住宅に求める内容や予算によっては、ほかのハウスメーカーも候補に挙がるかもしれません。人気大手ハウスメーカーの坪単価や特徴について知りたい人は、以下の記事も参考にしてください。
坪単価に対する満足度ランキング
前回、全国主要ハウスメーカーの利用者による坪単価やコストに対する満足度を調査したところ、以下のようなランキング結果となりました。
ランキング | ハウスメーカー | 満足度(5点満点中) | 平均坪単価 |
1位 | タマホーム | 4.60点 | 44万円 |
2位 | アキュラホーム | 4.50点 | 85万円 |
2位 | アイ工務店 | 4.50点 | 61万円 |
3位 | クレバリーホーム | 4.20点 | 68万円 |
4位 | 三井ホーム | 4.13点 | 115万円 |
5位 | パナソニックホームズ | 4.00点 | 92万円 |
6位 | トヨタホーム | 3.73点 | 66万円 |
7位 | 一条工務店 | 3.56点 | 84万円 |
8位 | 積水ハウス | 3.41点 | 96万円 |
9位 | ミサワホーム | 3.38点 | 72万円 |
10位 | セキスイハイム | 3.35点 | 76万円 |
11位 | ヘーベルハウス | 3.11点 | 91万円 |
上記ランキングについて、詳しくはこちらの記事で解説しています。
今回、新たにダイワハウスの費用感を調査した結果、満足度は3.33点となり、上記ランキング内に食い込む結果となりました。
建売や中古と比べ、注文住宅を購入する人にとっては、価格だけではなくそれ以外の質(性能やデザイン性など)のバランスを重視する傾向にあります。安さだけでなく、費用対効果による満足度結果となっている点も参考にしてみてください。
ダイワハウスは高い?利用者の口コミを紹介
ダイワハウスの口コミでは、「大手なので信頼できる」「保証が充実していて、スタッフの対応も良く安心して任せられた」など、ユーザーの安心感につながる評価が多く見られました。
しかしコストに関しては「想像以上に高くついた」「費用は抑えたつもりだがオプション追加でどんどん高くなった」といった辛めのコメントが目立ちました。
次の記事では、ダイワハウスの評判についてより詳しく紹介・分析しているので、あわせて確認してみてください。
ダイワハウスの注文住宅費用を調査
ダイワハウスで実際に注文住宅を購入した人の価格帯を調査しました。
世帯人数や坪数も紹介するので、自身の建てたい家のシミュレーションに役立ててください。
住宅コンセプト | 世帯人数 (ペットは含まない) | 延床面積 | 費用 |
xevo Σ(シグマ) | 4人 | 33坪 | 2,000万〜3,000万円未満 |
xevo Σ(シグマ) | 4人 | 44坪 | 4,000万〜5,000万円未満 |
xevo Σ(シグマ) | 5人以上 | 41坪 | 2,000万〜3,000万円未満 |
ダイワハウスを実際に見てみる!
※紹介する口コミや満足度は、マイナビニュース不動産査定編集部がおこなった独自アンケート調査結果によるものです。(調査方法:クラウドワークス/調査期間:2023年7月/回答者数:40人)
【インタビュー】ダイワハウスで実際に家を建てた人の声
マイナビニュース不動産査定メディアでは、信頼性が高い利用者の声をお届けするために、実際にダイワハウスで注文住宅を建てた人にオンラインインタビューを行いました。
ダイワハウスで建てた注文住宅の外観・内観の様子
ダイワハウスを選んで良かった点 | ダイワハウスの残念・改善してほしい点 |
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Q:価格に対する満足度は5点満点で何点?
価格への満足度は5点満点で5点(★★★★★)です。大手ハウスメーカーなので価格はやはり他より高いかと思いますが、自分たちの理想通りのかっこいい家になり毎日うっとりしています。夫婦で後悔ポイントがないと話しています。
2年点検もありますし、何か不具合があればコールセンターや営業さんにすぐ連絡できます。対応も早く、太陽光や蓄電池もつけて災害に備えることもでき安心です。
大変ご満足されている様子が伝わってきます。ダイワハウスは値引き交渉にも積極的だという口コミもありますが、通常より安くなることはありましたか?
そうですね、私たちはダイワハウスで実施していた、お得に家を建てられるキャンペーンを活用して建てています。たまたま、私たちが建てた当時は新型コロナウイルス感染症が流行していて、いろいろなハウスメーカーが業績回復のためにキャンペーンを実施していました。
ダイワハウスの場合は、お得な代わりに例えばキッチンやお風呂のメーカーや設備が決まっているとか、多少の制限はありました。でも、特に問題なく使用しています。
値引きではなく、キャンペーンでの特価になったのですね。
はい。値引きは特になかったかなと思います。営業さんによるのかもしれません。
例えば我が家のスケルトン階段も、それだけで200~300万円かかっているようなのですが、営業さんが「本当はオプション費用でかなりかかりますが、できるだけ基本プランに収まるようにします」と頑張ってくれたようでした。
実際のところはどうなのかは、顧客の立場からはわからない部分もありますが……。
あとは、ほかのハウスメーカーだとコンセントも1個いくら、10個以上はいくらなど追加料金が発生するという話をよく聞きましたが、ダイワハウスは特にそういうのはなかったです。コンセントつけ放題でした。壁紙も好きなものを選べます。
やりたいことをやるとどうしてもオプション費用はかかっていきましたが、納得の出費だったかと思います。
そうなのですね。当初の予算内には収まったということでしょうか?
いえ、予算よりはかなり足が出ました。やっぱり理想を反映するとどうしても飛び出てくる部分はあります。
でも、何百万円という単位ならともかく、10万とか20万という額は、一生住むことを考えたら些細なことだという気持ちもありました。
35年ローンで毎月いくらかと考えたら、ほとんど変わりませんよね。支払いは当初の予定よりは厳しくなりましたが、やりたいことも全部やれたので納得しています。
Q:鉄骨造ならではの魅力はありますか?
やっぱり耐震性ですね。マンションは鉄骨でできていますよね。
いままでずっと、実家でも結婚してからもマンションに住んでいたので鉄骨のすごさは感じていて、もし木造に引っ越したらと考えると不安がありました。
たしかに、鉄骨造を選ばれる方は耐震性を重視される方が多いようですね。
はい。木造だとお風呂が一番頑丈だとか、耐震等級が明確になっていないハウスメーカーもあるという話を聞いていたので、いざ地震になったときにお風呂にしか逃げられない状況をとても怖く感じてしまいました。
その点、やはり鉄骨の方が地震には強いので、鉄骨を選んで良かったです。毎日、「いざというときお風呂にしか逃げられない」と思うより、「鉄骨だから大丈夫」と思えることで、気持ちが晴れるかなと思います。
あと、家のかっこよさや自由度についてもやはり鉄骨が優れていると感じています。総合的に、耐震性や自由設計など自分のニーズに合うものと考えて、鉄骨になりました。
Q:担当者の対応はいかがでしたか?
大満足で自慢の営業さんです。個人経営でローンがなかなか通らず、銀行探しに奔走していたときに最後まで熱意を持って付き合ってくれました。
建築が終わってからもずっと、あいさつやプレゼントなどをくれたり、近くに来たら家の調子を聞きに来てくれたりと今でも仲良くお付き合いさせてもらってます。
すごくアットホームで親身なお付き合いをされていらっしゃるのですね。インテリアコーディネーターや設計士の方もいらっしゃるかと思いますが、特に営業の方の印象が良いのでしょうか?
はい、そうですね。営業の方とすごく親しくさせていただいています。年齢も同じぐらいだと思うので、話しやすいのもあります。
最初に住宅展示場でお会いしたときに「私たちはこういう家を建てたいです」と話をしたら、カタログやInstagramの写真などを見せて「こんな感じの家はどうですか」と提案してくれたのも営業さんでした。
そのあと、そのアイデアを設計士の方にきちんと見ていただいて、問題ないかとか、ここはこうした方がいいですよとかもしっかりアドバイスを受けました。
提案力に優れた担当者の方だったのですね。チームで連携して打ち合わせをしたのでしょうか?
はい。設計士さんに見ていただいたあとはインテリアコーディネーターさんと打ち合わせをするのですが、常に営業さんが一緒にいてくれます。
ほかのハウスメーカーだとインテリアコーディネーターさんとだけ、あるいは設計士さんとだけお話するので、営業さんとお話していた内容が伝わっていなかったという話も聞くのですが、ダイワハウスは一切そんなことはなかったですね。
本当に常に一緒にいてくれていたので、例えば私達のやりたいことや、好きな雰囲気を説明するときに、営業さんが「こういう感じですね」とフォローしてくれました。
それを受けて、インテリアコーディネーターさんも「じゃあこれですね」とすぐ言ってくれるような。
だから、私たちのなかでは軽い気持ちで言ったアイデアを、営業さんがより具体的にしてくれて、インテリアコーディネーターさんもその場でぴったりと合う提案をしてくれます。連携をすごく感じられて、良かったです。
あと、設計士さんに会うまでに、私たちのやりたいことがどんどんかたちになっていくのも面白かったですね。
★編集部コメント
ダイワハウスは坪単価101万円とハウスメーカーのなかでも高額です。しかし、インタビューを受けてくださったKさんは価格に見合った住宅が建てられたと満足されているご様子でした。
キャンペーンを適用できたとのことなので、キャンペーンを確認したうえで検討するのも良いかもしれません。
こだわりを細かく反映させた注文住宅や、鉄骨造ならではの堅牢な住宅を希望するならおすすめのハウスメーカーといえそうです。
他の点にこだわる人や、安い費用で建てられるハウスメーカーを探している人は他のメーカーと比較して判断してみましょう。
ダイワハウスを実際に見てみる!
坪単価の基礎知識
坪単価とは、住宅の1坪(約3.3平方メートル)を建てる工事にかかった費用を計算したものです。計算方法とおさえておきたい基礎知識、全国平均を解説します。
坪単価の計算方法
坪単価を計算するには、次の式を使用することが多いです。
本体工事費÷坪数(延べ床面積)=坪単価
また延べ床面積だけがわかっており、坪数が不明な場合は次の式で算出します。
延べ床面積(平方メートル)×0.3025=坪数
延べ床面積は住宅内の床面積を合計したものです。家が建つ土地の広さではなく、住宅の1階や2階の広さを示すための面積といえます。
ただし延べ床面積そのものの定義がないため、ハウスメーカーや工務店によって延べ床面積に含まれる箇所が変わる点に注意が必要です。
また本体工事費に含まれる費用も、ハウスメーカーによって異なる点に留意しましょう。追加工事が必要な外構やエアコンを、建築費には含めないハウスメーカーもあれば含める場合もあります。
なお、総工事費に含まれる本体工事費の価格は約70%ほどで、付帯工事といわれる解体工事や基礎補強工事などは全体の約20%です。税金や手続きにかかる費用は諸費用と呼ばれ、総工事費に対し10%程度です。
本体以外の諸費用にも注目
諸費用に含まれる代表的な費用は次の内容です。
- 登記費用
- 住宅ローンの手続き費用
- ハウスメーカーとの契約金
- 火災・地震保険料
- つなぎ融資費用
- 仮住まい・引っ越し費用
- 新居で使うインテリアの購入費
- 祭事費用
住宅本体の工事に関連する費用は住宅ローンでまかなえます。ただしインテリア関連や契約時の費用は現金で支払いが求められることが多いため、事前に支払いに利用できる現金の額を把握しておくと安心です。
坪単価の全国平均
住宅金融支援機構の「フラット35利用者調査」の2022年度集計表から計算すると、坪単価の全国平均は土地付き注文住宅と注文住宅では、次のように異なります。
土地の有無 | 平均建設費 | 平均住宅面積 | 平均坪単価 |
注文住宅 | 3,715万2,000円 | 約37.15坪 | 約100万円 |
土地付き注文住宅 | 3,194万6,000円 | 約33.73坪 | 約95万円 |
“参考:住宅金融支援機構「フラット35利用者調査」”
土地付き注文住宅の場合は、土地の購入にも費用を割く必要があります。そのぶん、建築費用と土地購入費を計画的に支払えるように準備することが大切です。例えば、土地の代金は購入時と引き渡し時に発生し、手付金は現金で支払われることが一般的になっています。
また、土地をすでに所有している場合でも、そこに建物があれば解体工事が必要です。解体工事にかかる費用や処理費用も含めて検討しましょう。
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ダイワハウスの基本情報
基本情報 | |
会社名 | 大和ハウス工業株式会社 |
所在地 | 大阪市北区梅田3丁目3番5号 |
設立年月日 | 1947年3月4日 |
資本金 | 1,618億4,518万4,151円 |
事業内容 | 建築、都市開発、海外、その他 |
工法 | ・重量鉄骨ラーメン構造、持続型耐震構造(鉄骨造) ・グランウッド構法(木造) |
施工エリア | 全国 |
坪単価 | 67万~93万円 |
URL | https://www.daiwahouse.co.jp |
ダイワハウスは日本のみならず、世界各地に拠点を持つ大手ハウスメーカーです。正確には大和ハウス工業株式会社といいますが、注文住宅を指す際にダイワハウスとカナ表記されることも多いため、本記事ではダイワハウスと記載しています。
ダイワハウスは1959年に日本で初めて、プレハブ住宅の原点といわれるミゼットハウスを販売しました。それ以降、鉄骨造・木造の戸建て住宅どちらも展開。アフターサービスも手厚く、対応力のあるハウスメーカーとして人気を集めています。
複数の選択肢から選ぶ規格住宅のほか、最大で5階建ての住宅まで対応している住宅も販売しており、幅広い選択肢があります。
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ダイワハウスを選ぶメリット・デメリット
ハウスメーカーを比較して選ぶ際に、メリットとデメリットを把握しておくと選びやすくなります。ここではダイワハウスで家を建てた場合のメリットとデメリットを紹介します。
ダイワハウスのメリット
ダイワハウスで住宅を建てるメリットは次の3つです。
- ランニングコストを下げられる
- 転勤の予定がある人も安心
- 保証期間は最大60年まで延長
ランニングコストを下げられる
ダイワハウスでは、家づくりの当初にかけられる予算だけでなく、将来かかるランニングコストも見越した家づくりができます。
将来かかる費用とは、メンテナンス費用やリフォーム費用など、その建物が建てられてから解体されるまでにかかる費用です。費用が下げられる理由には次のものがあります。
- 断熱性が高い
- 耐震性が高い
- 経年劣化に耐えられる品質のよさ
住宅性能の面では外張り断熱の採用により、熱の伝わりやすい鉄骨でも高い断熱性能を実現しています。断熱性が高ければ室内の温度を快適に保てるため光熱費を抑えられます。
また耐震性能も高く、構造体への損傷を抑えられるのが特徴です。地震のダメージを抑えるダイワハウス独自の仕組みで、地震による損害にかかる費用を減らせます。
スタンダードモデルのexvo(ジーヴォ)は、標準仕様でも長期優良住宅に適合できる性能になっています。長期優良住宅とは、長く快適に安心して暮らせる基準をクリアした家に対し、個別の認定がおこなわれる制度です。家そのものの性能はもちろん、税制面でも優遇が受けられます。
転勤の予定がある人も安心
ダイワハウスで家を建てると、次の制度も活用できるので転勤の予定がある人も安心です。
- JTIマイホーム借上げ制度
- スムストック
JTI(一般社団法人移住・住み替え支援機構)のマイホーム借上げ制度は、JTIを経由して第三者へ家を貸し出すというものです。家のオーナーになることで、定期的に家賃収入が得られます。もし自宅を建てたあとで転勤の予定ができてしまっても、家を手放さずに済み、再び住みたい場合は3年で解約も可能です。
そもそもマイホーム借上げ制度は家のオーナーが50歳以上であることや耐震性など条件が多いことが一般的ですが、ダイワハウスでは適合住宅として年齢制限や工事、建物診断といった手続きの簡略化が可能です。また、賃料保証も受けられます。
ほかに、転勤の期間が長く、住宅を手放したくなった場合はスムストックの選択肢もあります。ダイワハウスで建てる家は、優良ストック住宅推進協議会の基準を満たすスムストックと呼ばれる住宅です。
売却する場合は安心して住み継いでいける家として、手放すまでのリフォームやメンテナンスの情報も反映させた、適正な査定が期待できます。
保証期間は最大60年まで延長
ダイワハウスの保証は初期保証に加え、延長後の保証期間が長いです。なお、保証内容は以下のとおりです。
- 初期保証30年(最大45年保証)
- 住宅設備保証10年
- メンテナンスプログラム最大60年
ダイワハウスの保証・点検プログラムは、初期保証が30年と長期間ですが、30年後に有料メンテナンスを実施するとさらに15年分保証期間が延長されます。
万が一、途中で保証が切れた場合も保証延長工事をおこなうことで、再保証が受けることが可能です。構造上主要な部分や雨水の侵入、シロアリ被害予防なども含まれます。
また、住宅設備の保証も2020年より追加されました。システムキッチンやシステムバスなど7品目に対し、10年間無料で出張修理や部品の交換を受けられます。
メンテナンスプログラムでは、年数ごとのチェックシートを用いて、最長60年まで住宅の状態を確認してもらえます。早めに対処することで、メンテナンスコストを下げる効果が期待できるでしょう。
ダイワハウスのデメリット
ダイワハウスのデメリットとして次の2つが挙げられます。
- コストがかかりやすい
- ZEH普及率が他メーカーより遅れている
コストがかかりやすい
ダイワハウスの主力商品は、鉄骨造の住宅がメインです。間取りの自由度も高く耐震性能にも優れる反面、建物が重いため地盤改良が求められる可能性があります。
地盤改良の工事は土地にもよりますが、数十万円から100万円かかるため、コストがかかるだけでなく土地探しの条件が狭まってしまうかもしれません。
また、木造の住宅に比べると建築コストが高くなりやすいです。理由として材料費がかかるほか、工期が長くなりやすく人件費がかかることが挙げられます。
ZEH普及率が他メーカーより遅れている
ZEH(ゼロ・エネルギー・ハウス)住宅とは、断熱性の高さや省エネ性能により、住宅で使う一次エネルギーの年間消費量を、マイナスあるいはゼロにする住宅のことです。光熱費を抑えつつ非常電力を蓄えられるなどのメリットがあります。
ZEH住宅を建てる際に、ハウスメーカー同士を比較するときに確認したいのがZEH普及率です。全受注物件に対し実際にZEHを建てた割合を示す数値のため、チェックすることでZEH住宅を建ててきた実績がわかります。
ダイワハウスのZEH普及率は2022年の時点で北海道53%、他都道府県で86%です。ZEH普及率で見た場合、一条工務店が2022年度に北海道100%、他都道府県で99%を達成とさらに高い実績を持っています。
総合的な判断も重要ですが、ZEH普及率を重視する場合はほかのハウスメーカーも候補となるでしょう。
“参考:大和ハウス工業株式会社「ZEH普及目標」”
ダイワハウスで坪単価を抑えるポイント
ダイワハウスは鉄骨造の住宅を得意としており保証も充実していますが、坪単価と予算のバランスが取りにくくなることもあります。坪単価を抑えるポイントを見ていきましょう。
無理なく支払える予算を計画する
適切なプランを提案してもらうためにも、事前に無理なく支払える予算計画を立てることが大切です。
次のステップで無理のない計画を立てていきましょう。
- 支払いに使える自己資金を決定
- 返済できる額から住宅ローン借入額を考える
- 自己資金と住宅ローンの借入額から予算を計算
購入に当てられる自己資金が多ければ、住宅ローンの借入額は小さくなります。返済の負担を減らせる反面、将来の入居にかかる費用や生活費まで削ってしまうと万が一の事態に備えられません。
一方で、住宅ローンの返済額が高くなると日々の生活を圧迫する懸念もあるため、毎月返せる額と自己資金のバランスを取ることが大切です。
なお、坪単価を抑えるために値引き交渉を考える人もいるかもしれません。しかし予算を削ろうとするあまり設備や間取りに後悔が残る可能性もあるため、値引きだけにフォーカスし過ぎないように注意しましょう。
他社と相見積もりをとる
もしダイワハウスを前向きに検討していても、他社と相見積もりをとるようにしましょう。
ダイワハウスは大手のハウスメーカーですが、安心してすぐ購入に踏み切ると価格が高くても気がつかないこともあります。加えて実現したい仕様・性能・間取りによっては、他社のほうが実現しやすいことがないとはいえません。価格も他社のほうが予算的に理想の見積もりをもらえることもあります。
そのため、他社と相見積もりして比較することは重要な工程です。また、他社と比較していることを伝えると値引きしてもらえる可能性もあります。
相見積もりを取る際は、ダイワハウスと条件を揃えやすい同じ鉄骨造の住宅を得意とし、耐震性能にも特色を持つハウスメーカーと比較してみましょう。候補となるハウスメーカーは、本記事の後半でも紹介しますので参考にしてください。
ダイワハウスを実際に見てみる!
ダイワハウスの施工実例
実際にダイワハウスで注文住宅を建てた場合、どのような家ができるのか建築実例を紹介します。
明るく広い吹き抜けの渡り廊下つきの家
※画像引用元:ダイワハウス公式サイト「吹き抜けの渡り廊下でLDKがつながる家」
玄関ホールから2階へつながる吹き抜けに、ターコイズブルーのアクセント壁を設置した2階建て住宅です。1階部分に寝室や水回りを設置し、2階にキッチンやリビング、ダイニングを設けています。吹き抜けには渡り廊下がついており、開放的で明るい雰囲気です。
遊び心のあるデザインとともに室内の快適性や生活導線もしっかりと確保されており、寝室に玄関から直接向かえるウォークインクローゼットが配置されています。
愛犬と快適に過ごせる平屋
※画像引用元:ダイワハウス公式サイト「森に抱かれて四季の自然を楽しむ平屋の別荘」
木々に囲まれた、薪ストーブを備えた平屋の別荘住宅です。ウッドデッキからは庭を見渡すことができ、木目調の天井と落ち着いた色味のインテリアがおかれたLDKは、モダンな印象にまとめられています。
また愛犬が暮らしやすいように、タイルフロアを採用したりウッドデッキを広く用意したりと、ペットも人も快適に暮らせる工夫が満載です。
建てられている場所は、全国14か所でダイワハウスが安全・快適に暮らせるよう維持管理をおこなう森林住宅地です。管理費や施設使用料を支払うことで、保守点検や草刈り、除雪などにも対応してくれます。
都心で10坪強の面積を生かした3階建ての家
※画像引用元:ダイワハウス公式サイト「夢と工夫を詰め込んだ3階建て住宅」
10坪強という狭小地に建てられている空間を生かした3階建ての物件です。1階にガレージと水回り、2階にキッチンと洋室、3階に寝室とバルコニーという間取りにすることで、快適性と利便性を両立させています。
狭い敷地でも、ダイワハウスでは空間を生かした家づくりをサポートしてもらえます。耐震性能も高いため、3階建てのように高さがある住宅を建てたいときも安心です。
お互いのこだわりを大切にした完全分離型の二世帯住宅
※画像引用元:ダイワハウス公式サイト「広いデッキで2棟がつながる隣居の二世帯住宅」
広いデッキで2棟がつながった完全分離型の二世帯住宅です。完全分離型にすることで、親世帯では2m72cmの天井高を活かした広く優雅な内装、子供世帯ではキッチンを中心に建具や床との調和を求めたナチュラルな内装を実現しています。
お互いのこだわりを大切にしつつ、1階部分に世帯同士で交流する広いウッドデッキがあるのも特徴です。共用の外部収納を設けることで、アウトドアを楽しむ道具をしまうことができ、子供たちの安全な遊び場としても活用されています。
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ダイワハウスで注文住宅を建てる流れ
家づくりのプロセスは、およそ1年ほどが目安です。ダイワハウスの公式サイトをもとに、家づくりの流れを解説します。
1. 住まいのイメージを固めて資金計画をたてる
資金計画をたてるには、まずどのような家に住みたいのかイメージを固めましょう。
家に対するイメージが出てくると、集めたい情報や資金計画の方向性も定まるためです。
ダイワハウスでは、家づくりに役立つLiveStyle PARTNERというコンテンツを提供しているので活用してみてください。家に求めることを表示される選択肢から選ぶことで、理想の家づくりのタイプチェックが受けられます。コンテンツのピン留め機能もあるため、役立ちそうな情報をまとめるのにおすすめです。
家に対するイメージが定まってきたら、いよいよ資金計画を立てます。
なお、予算オーバーにならないようにするポイントは、予算をかけてもよい部分とあまりかけなくても問題ない部分を明確にすることです。例えば「家族が集まるリビングはしっかりお金をかけよう」といった優先順位もあれば「ベランダを追加したいから水回りを標準仕様にしよう」という予算のかけ方もあるでしょう。
家ごとに、何を重要視しているかじっくり検討することが大切です。
2. 土地決めとプランニングを実施
資金や住宅に求めるイメージが定まってきたら、ハウスメーカー選びと並行して土地探しを進めます。
すでに住みたい土地が決まっている場合は、必要に応じて敷地や地盤調査をおこないましょう。
気になるハウスメーカーや工務店があれば、土地探しの状況も踏まえて簡単な間取り図や見積もり、資金計画書の作成を依頼します。依頼先は3社ほどが比較しやすく、やり取りも管理しやすいです。
ダイワハウスでは、土地探しもできます。希望する土地に対し、理想のプランが組めるのかや予算で対応できるのかを検討してもらえるため、土地の契約にかかる費用を抑えられるのもメリットです。
3. 契約して完成後に入居
ダイワハウスに依頼すると決めた場合は、仮契約を結びます。
詳細な見積もりや間取り設計をもらうための契約です。仮契約の段階で、納得するまでプランを突き詰めましょう。仮契約の段階であれば、費用は発生するものの、ハウスメーカーの変更も可能です。
また、詳細な見積もりにも納得できたら、本契約といわれる建築工事請負契約を結びます。住宅ローンの審査も同じ時期です。着工前に地鎮祭などをおこなう地域もあるため、ダイワハウスの担当者と相談して決定しましょう。
着工後は工事が進み、最終的に立ち会って不具合の有無や仕様・設備は見積もり時の通りかを確認したら、引き渡しがおこなわれます。
ダイワハウスを実際に見てみる!
ダイワハウスの坪単価についてよくある質問
ダイワハウスの坪単価に関連して、よくある質問を紹介します。
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まとめ
ダイワハウスは豊富な商品ラインナップがあり、編集部調べによると坪単価は平均84万円ほどでした。ランニングコストを下げられる仕組みがあるほか、転勤の予定がある人も安心なマイホーム借上げ制度が使えるのもメリットです。
さらに保証期間は最大60年まで延長可能など、長く暮らすことを念頭に置いた家づくりができるハウスメーカーといえるでしょう。
注文住宅づくりにおいてハウスメーカーの選択は重要です。長く住む家だからこそ、安心や快適さに重きを置きたい人は、ダイワハウスに家づくりを相談してみましょう。
その他の住宅メーカー、工務店の坪単価に関する記事
※「マイナビニュース不動産査定」は以下に記載されたリンク先からの情報をもとに、制作・編集しております。
・https://www.land.mlit.go.jp/webland/
・https://www.rosenka.nta.go.jp/
・https://www.retpc.jp/chosa/reins/
・https://www.land.mlit.go.jp/webland/servlet/MainServlet
・https://www.zentaku.or.jp/cms/wp-content/uploads/2022/02/2021-fudousan-anke-to.pdf
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