【2024年最新】大手ハウスメーカー・工務店12社の坪単価ランキング|価格を徹底比較

注文住宅を購入するうえでよく見かけるのが坪単価ですが、明確な定義がなくハウスメーカーや工務店によって算出方法が異なります。

メーカーに提示された坪単価にどのような費用が含まれているのかしっかり確認せずに契約してしまうと、想定以上に費用がかかってしまう恐れもあります。

マイナビ編集部では、国内の主要ハウスメーカーで注文住宅を購入した人を対象にアンケートを実施しました。本記事では、アンケート結果から分かった最新の坪単価価格に対する満足度順に、各社をランキングで紹介します。

坪単価に関する基本知識メーカー比較時のポイントなども解説するので、ハウスメーカー選びで悩んでいる人はぜひ参考にしてください。

すぐわかる!この記事3つのポイント!
  • 日本全国の主要ハウスメーカーと工務店の坪単価を比較し、各社の特徴や満足度に基づいたランキングを提供。
  • 構造別に坪単価が異なり、木造が50万円前後、鉄筋コンクリートや鉄骨造ではそれぞれ55万円から190万円の範囲で変動するようです。
  • ハウスメーカー選びでは、建築費のみならず設備費や付帯工事費も考慮に入れることが重要で、細かい比較が求められます。
目次

人気大手ハウスメーカー・工務店12社の坪単価ランキング

ここからは、全国的に利用者の多い大手ハウスメーカー及び工務店の坪単価を、費用に対する満足度順にランキング形式で紹介します。

表示している坪単価は、実際に注文住宅を購入した人に向けたアンケート調査から算出したもので、最新の価格帯です。順位は価格の安さだけでなく費用対効果が反映した満足度によるものである点にも注目してみてください。

スクロールできます
順位1位2位3位4位5位6位7位8位9位10位11位
企業名タマホームアキュラホームアイ工務店クレバリーホーム三井ホームパナソニックホームズトヨタホーム一条工務店積水ハウスミサワホームセキスイハイムヘーベルハウス
設立1998年1986年2010年2016年1974年1963年2003年1978年1960年2003年1947年1972年
資本金43億1,014万円 9,314万円1億円1億100万円139億70万円調査中129億円3億460万円2,028億5,449万9,372円118億9,275万5,813円1,000億200万円32.5億円
施工地域全国東京都、神奈川県、千葉県、
埼玉県、茨城県、栃木県、
群馬県、静岡県、愛知県、岐阜県、
大阪府、兵庫県、三重県、奈良県、
京都府、岡山県、広島県
全国全国全国全国
(一部エリアを除く)
東北、北関東、関東、中部、
近畿、中国、四国、九州
全国
(沖縄県、高知県を除く)
全国
(沖縄県を除く)
全国
(沖縄県を除く)
全国
(沖縄県を除く)
関東、東海、関西、西日本
工法木造軸組工法メタルウッド工法金物併用工法プレミアム・ハイブリッド構法プレミアム・モノコック構法・制震鉄骨軸組構造(HS構法)
・重量鉄骨ラーメン構造(NS構法)
・大型パネル構造(F構法)
鉄骨ラーメン構造ツインモノコック構造木造軸組構法センチュリーモノコック構法ユニット工法・重鉄制震・デュアルテックラーメン構造
・ハイパワード制震ALC構造
・重鉄・システムラーメン構造
平均坪単価44万円85万円61万円68万円115万円92万円66万円84万円96万円72万円76万円91万円
特徴自社施工で大幅なコストカット職人品質が光る完全自由設計敵質価格で叶える1ミリ単位設計高級外壁タイルが標準仕様選べるオーダーメイド設計部材は高品質なパナソニック製品家と車をつなぐエネトリオ+地盤調査から徹底した耐震技術人と環境に配慮した長期優良住宅大収納空間を実現した蔵のある家最長60年の長期保証耐久性に優れ耐用年数が長い
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※2023年8月調べ

【1位】タマホーム

タマホーム
※画像引用元:タマホーム公式サイト

坪単価満足度:

基本情報
会社名タマホーム株式会社
本社所在地東京都港区高輪3丁目22番9号 タマホーム本社ビル
設立年月1998年6月3日
資本金43億1,014万円(2022年5月31日時点)
事業内容建築、設計、不動産業、保険代理業
工法木造軸組工法
施工エリア全国
平均坪単価44万円
URLhttps://www.tamahome.jp/

タマホームは全国ネットのテレビCMを展開する大手ハウスメーカーで、国産の良質な木材を使用した木造住宅の施工を基本としています。

中間業者を挟まない直接施工管理や、資材の生産者と直接つながる独自ネットワーク「タマストラクチャー」の活用、設備の大量発注などにより、品質を保ちながらも低価格で家づくりをおこなっているのが特徴です。

「20代の家」として知られるように、タマホームの注文住宅は年収の少ない若年層でも手の届きやすい価格帯です。高いコストパフォーマンスを評価され、満足度ランキング1位という結果になりました。

タマホームはこんな人におすすめ

  • マイホームの建築予算を2,000万円前後で考えている人
  • 環境に配慮して建築された家が欲しい人

タマホームの口コミ評判や坪単価について、詳しくは以下の記事で紹介しているので、あわせて参考にしてください。

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【2位】アキュラホーム

アキュラホーム
※画像引用元:アキュラホーム公式サイト

坪単価満足度:

基本情報
会社名株式会社AQ Group
本社所在地東京都新宿区西新宿2-6-1 新宿住友ビルディング34F
設立年月1986年5月
資本金9,314万円
事業内容・住宅事業(各種木造注文住宅の建設・販売など)
・工務店支援事業(工務店・ビルダーのノウハウ提供)
・研究開発事業(住宅及び関連品とシステムの研究開発など)
工法メタルウッド工法
施工エリア東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、茨城県、栃木県、群馬県、静岡県、愛知県、岐阜県
大阪府、兵庫県、三重県、奈良県、京都府、岡山県、広島県
平均坪単価85万円
URLhttps://www.aqura.co.jp/

アンケート調査によるとアキュラホームの坪単価は平均85万円でしたが、なかには50万円代だったケースもあり、大手メーカーのなかでは比較的リーズナブルなメーカーに分類されます。

国内最大級の工務店ネットワーク「ジャーブネット」を主宰しており、共同一括仕入れや生産業者との直接取引きをおこなうことで、不要なコストカットに努めています。また過去の膨大なデータベースを利用してコストバランスを精査。さまざまな工夫をおこなったうえで適正価格での住宅提供を可能にしています。

元大工の社長が、創業時代からこだわってきたアキュラホームの家づくりはまさに職人品質。完全自由設計・高性能・省エネ・充実のアフターサポートなどのサービスが揃ってこの価格帯という点は、アキュラホームならではの強みでしょう。

アキュラホームはこんな人におすすめ

  • コストは抑えたいが完全自由設計を叶えたい人
  • 職人技術を駆使した精度の高い家に住みたい人

アキュラホームの口コミ評判や坪単価について、詳しくは以下の記事で紹介しているので、あわせて参考にしてください。

【3位】アイ工務店

アイ工務店
※画像引用元:アイ工務店公式サイト

坪単価満足度:

基本情報
会社名株式会社アイ工務店
本社所在地大阪府大阪市中央区心斎橋筋1-9-17 エトワール心斎橋9F
設立年月2010年7月13日
資本金1億円
工法金物併用工法
施工エリア全国
平均坪単価61万円
URLhttps://www.ai-koumuten.co.jp/

同列2位のアイ工務店は、「適質価格」をコンセプトに品質と低価格を両立したローコストメーカーです。2010年に創業した新参企業でありながら、2022年には国内ハウスメーカーの売上成長率No.1*となるほど急成長を遂げています。

住宅性能においては、耐震等級(倒壊等防止)をはじめ耐風等級、劣化対策等級など計8項目で最高等級に相当。建築費の補助金を受けることができる長期優良住宅への対応や、光熱費を軽減できるZEH住宅の普及にも積極的です。

また自由度の高い設計で1ミリ単位での形状変動を可能にします。流通経路の見直しや宣伝費のカットなどで適質価格を実現しているため、他社に引けを取らない上質なサービスが期待できるでしょう。

*)東京商工リサーチ2022年10月調べ(2010年度~2021年度)(ハウスメーカー売上高100億円以上)

アイ工務店はこんな人におすすめ

  • 評判が良く信頼できるメーカーに依頼したい人
  • 家の維持費の節約も考慮した家づくりがしたい人

アイ工務店の口コミ評判や坪単価について、詳しくは以下の記事で紹介しているので、あわせて参考にしてください。

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【4位】クレバリーホーム

坪単価満足度:

会社情報
会社名株式会社クレバリーホーム
本社所在地千葉県君津市東坂田4丁目3番3号 4階
設立年月2016年11月1日
資本金1億100万円(2019年3月1日時点)
事業内容フランチャイズ事業、住宅事業
工法プレミアム・ハイブリッド構法
施工エリア全国
平均坪単価68万円
URLhttps://www.cleverlyhome.com/

クレバリーホームは、木造の注文住宅を中心に全国展開する大手ハウスメーカーです。本拠地は千葉県ですが、フランチャイズで広エリアにモデルハウスを置き、各地域に密着した家づくりの提案をおこなっています。

SPG構造とモノコック構造をかけあわせたプレミアム・ハイブリッド構法を採用し、耐震性を強化。また自由設計により、ライフプランに合わせた間取りを可能にします。通常なら高額なオプションとなる外壁タイルが標準仕様となっており、耐久性や外観の美しさも追求できるのが魅力です。

モデルハウスでは体験宿泊サービスも実施しているので、気になる人は参加してみるとよいでしょう。

クレバリーホームはこんな人におすすめ

  • 耐久性の高い外壁タイルを選びたい人
  • モデルハウスでじっくり下見したい人

クレバリーホームの口コミ評判や坪単価について、詳しくは以下の記事で紹介しているので、あわせて参考にしてください。

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【5位】三井ホーム

三井ホーム
※画像引用元:三井ホーム公式サイト

坪単価満足度:

基本情報
会社名三井ホーム株式会社
本社所在地東京都新宿区西新宿二丁目1番1号 新宿三井ビル53階
設立年月1974年10月11日
資本金139億70万円
事業内容建築資材・住宅設備機器・家具・室内外装飾品の輸出入・製造加工ならびに販売
建築物の設計・工事監理・工事請負
土地ならびに建物の購入・仲介
建設工事に関する技術の開発ならびに指導
不動産の売買・賃貸借ならびに管理
金銭の貸付ならびに債務の保証
木材加工機械設備ならびに土木・建築工事用機械・  装置の製造・売買・賃貸借
建築工事に関する保守業務
土木工事・造園工事・内装仕上工事の設計・施工監理・施工請負
損害保険ならびに生命保険の代理業務
総合リース業およびその代行業務
土地の開発・造成ならびにそれらの請負
地域開発・都市開発・環境整備の企画・設計・監理ならびに請負
厨房機器・給排水機器・空調機器など店舗・事務所等の商業施設にかかわる設備機器の輸出入・製造ならびに販売
貨物利用運送事業
前各号に付帯関連する一切の業務
工法プレミアム・モノコック構法
施工エリア全国
平均坪単価115万円
URLhttps://www.mitsuihome.co.jp/

三井ホームは三井不動産グループの傘下にあるハウスメーカーで、約50年の歴史を持つ業界最大手です。

木造建築が基本ですが、独自の構法により耐震性・耐火性に優れた強靭な家づくりができる強みがあります。全館空調のスマートブリーズも自社開発しており、快適性に加えて省エネにも配慮した高性能なシステムを導入できます。

商品展開は20種類以上と幅広く、間取りやデザインはフルオーダーメイドも可能です。オーダーメイドシステムは自由度の異なる3つのフリープランがあるため、予算が限られている場合でもオーダーメイドを楽しむことができるでしょう。

坪単価は約100万円以上と高めですが、コストパフォーマンスの高さから4位という結果になっています。

三井ホームはこんな人におすすめ

  • 企業の実績やブランド重視の人
  • オーダーメイドの家づくりがしたい人

三井ホームの口コミ評判や坪単価について、詳しくは以下の記事で紹介しているので、あわせて参考にしてください。

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【6位】パナソニックホームズ

パナソニックホームズ
※画像引用元:パナソニック  ホームズ株式会社

坪単価満足度:

基本情報
会社名パナソニック ホームズ株式会社(Panasonic Homes Co., Ltd.)
本社所在地大阪府豊中市新千里西町1丁目1番4号
設立年月1963年7月1日
事業内容建築請負部門:戸建住宅・賃貸集合住宅などの建築工事、 リフォーム工事の請負および施工
不動産事業部門:譲用土地・建物およびマンションの販売、 不動産の仲介・賃貸管理
住宅システム部材販売部門:工業化住宅のシステム部材の製造および販売
工法・制震鉄骨軸組構造(HS構法)
・重量鉄骨ラーメン構造(NS構法)
・大型パネル構造(F構法)
施工エリア全国(一部エリアを除く)
平均坪単価92万円
URLhttps://homes.panasonic.com/

パナソニックホームズは、電化製品企業として100年以上も人々の暮らしに関わってきた歴史を持つパナソニックグループのハウスメーカーです。パナソニック製品を利用した高性能で快適な住空間を提供しているのが最大の特徴です。

3つの工法を採用し、超高層ビルレベルの高い制震性を可能にしています。また軽量鉄骨造を採用することで、木造よりも少ない柱で耐震性を保てるため間取りの自由度も広がります。パナソニックホームズの注文住宅では、15センチ単位で設計操作が可能です。

外壁には、焼き物の風合いや深みのある陰影を演出できるオリジナル光触媒タイル外壁、キラテックを採用。空気を浄化する機能も備え、人体や環境に配慮できる良質なタイルです。

パナソニックホームズはこんな人におすすめ

  • 部材を高性能なパナソニック製品で揃えたい人
  • 人や環境にやさしい家づくりがしたい人

パナソニックホームズの口コミ評判や坪単価について、詳しくは以下の記事で紹介しているので、あわせて参考にしてください。

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【7位】トヨタホーム

坪単価満足度:

基本情報
会社名トヨタホーム株式会社
本社所在地愛知県名古屋市東区泉1丁目23番22号
設立年月2003年4月1日
資本金129億円
事業内容戸建住宅事業/賃貸住宅事業/マンション事業/街づくり事業/ストック事業/
住宅の技術開発、生産、販売、建設、アフターサービス
工法鉄骨ラーメン構造
施工エリア東北、北関東、関東、中部、近畿、中国、四国、九州
平均坪単価66万円
URLhttps://www.toyotahome.co.jp/

TOYOTAのグループ会社であるトヨタホームは、愛知県を拠点に全国で住宅事業を展開するハウスメーカーです。家と車をつなぐ「エネトリオ+」や「360度防犯住宅」など、安心・安全に暮らせるアイデア・技術は、まさにトヨタグループならではの強みでしょう。

施工手順は、住宅の約85%を工場で建築して現地で組み立てる流れです。天候や環境に影響されずに工事を進められるため、常に安定した品質の住宅提供を可能にし、部品の劣化や工期が延びるといった心配もありません。

また最長60年の長期保証や、35年目まで定期無料点検があるのも他社にはない特徴です。

トヨタホームはこんな人におすすめ

  • エネルギーを自給自足して災害時にも困らない家づくりがしたい人
  • 家の防犯対策を徹底したい人

トヨタホームの口コミ評判や坪単価について、詳しくは以下の記事で紹介しているので、あわせて参考にしてください。

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【8位】一条工務店

一条工務店
※画像引用元:一条工務店公式サイト

坪単価満足度:

基本情報
会社名株式会社一条工務店
本社所在地本社:東京都江東区木場5-10-10
浜松本社:静岡県浜松市西区大久保町1227-6
設立年月1978年9月
資本金3億460万円
事業内容住宅設計・施工・販売・メンテナンスなど
工法ツインモノコック構造
施工エリア沖縄県・高知県を除く全国約500拠点、17工場
平均坪単価84万円
URLhttps://www.ichijo.co.jp/

1978年、東海地震の震源地近くの静岡県浜松市で生まれた一条工務店は、事業開始から「家は、性能。」の信念に基づき、耐震性にとことんこだわった家づくりに努めています。

数々の研究機関と連携して実大実験をおこない、巨大地震にも耐えうる強靭な住宅施工を可能にし、さらに防水・耐火対策や地盤調査にも余念がありません。

また断熱材やオリジナル設備などを自社グループ工場で開発・生産することで、品質のばらつきを防ぎながら無駄なコストをかけない仕組みがあります。

アンケート調査による坪単価は約84万円となりましたが、商品のグレードやオプションによっては安く抑えられるケースも多々あります。モデルハウスでは標準仕様の住宅を見学できるので、実際の住み心地を体験しながら検討してみてください。

一条工務店はこんな人におすすめ

  • 耐震技術の高いメーカーに依頼したい人
  • 設備費用をできるだけ抑えたい人

一条工務店の口コミ評判や坪単価について、詳しくは以下の記事で紹介しているので、あわせて参考にしてください。

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【9位】積水ハウス

積水ハウス
※画像引用元:積水ハウス公式サイト

坪単価満足度:

会社情報
会社名積水ハウス株式会社
本社所在地大阪府大阪市北区大淀中一丁目1番88号 梅田スカイビル タワーイースト
設立年月1960年8月1日
資本金2,028億5,449万9,372円
事業内容・建築工事の請負及び施工
・建築物の設計及び工事監理
・造園工事及び外構工事の設計、請負、施工及び監理並びに樹木の育成及び売買
・土木工事、大工工事、左官工事、とび・土工・コンクリート工事、石工事、屋根工事、
電気工事、管工事、・タイル・れんが・ブロック工事、鋼構造物工事、鉄筋工事、ほ装工事、
板金工事、ガラス工事、塗装工事、防水工事、内装仕上工事、機械器具設置工事、熱絶縁工事、
電気通信工事、建具工事、水道施設工事、消防施設工事及び解体工事の請負及び施工
・不動産の売買、交換及び貸借並びにこれらの仲介及び代理
・不動産の管理及び鑑定並びに不動産コンサルティングその他
工法木造軸組構法
施工エリア全国(沖縄県を除く)
平均坪単価96万円
URLhttps://www.sekisuihouse.co.jp/

積水ハウスは、積水ハウス不動産グループとして国内でトップクラスの知名度を誇る大手ハウスメーカーで、創業以来240万戸以上の施工実績を持ちます。邸別自由設計を基本とし、デザイン性に富んだ幅広い商品をラインナップしています。

業界最大級の総合住宅研究所を拠点に、徹底した生産・直接施工体制を実現。環境と共生する住まいづくりに尽力し、太陽光発電や燃料電池でおこなう「創エネ」や、鳥や蝶の生態系に配慮した「5本の樹」計画、独自の木材調達ガイドラインなど、さまざまな取り組みもおこなっています。

アフターサポートも充実しており、初期30年の保証後は有償にて永年保証が可能なユートラスシステムがあります。住む人の安心・安全にどこまでも寄り添うのが積水ハウスのこだわりです。

積水ハウスはこんな人におすすめ

  • 自然環境にやさしい住まいが欲しい人
  • 生涯受けられる手厚いアフターサポートを重視する人

積水ハウスの口コミ評判や坪単価について、詳しくは以下の記事で紹介しているので、あわせて参考にしてください。

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【10位】ミサワホーム

ミサワホーム
※画像引用元:ミサワホーム公式サイト

坪単価満足度:

基本情報
会社名ミサワホーム株式会社
本社所在地東京都新宿区西新宿二丁目4番1号 新宿NSビル
設立年月2003年年8月1日
資本金118億9,275万5,813円
事業内容建物及び構築物の部材の製造及び販売
建築、土木、外構、造園その他工事の設計、請負、施工及び監理
不動産の売買、交換、賃貸、仲介、管理及び鑑定
建設資材、建設設備機器、建設機械装置、家具及び室内装飾品の設計、製造、施工、販売、賃貸及び輸出入
高齢者向集合住宅施設の経営並びに当該施設の利用権の販売及び仲介
介護保険による居宅介護業務他、介護業務関
上記事業に関する調査、研究、技術開発、教育及びコンサルタント業務  他
工法センチュリーモノコック構法
施工エリア全国(沖縄県を除く)
平均坪単価72万円
URLhttps://www.misawa.co.jp/

ミサワホームが採用するセンチュリーモノコック構法は、大空間設計でも高い耐震性を発揮できる木質パネル接着工法で、創立以来、地震による倒壊はありません。*

また断熱・気密性への意識も高く、工場生産でムラなく断熱材を充填し、壁だけでなく1階床の足元から冷えを防ぎます。太陽光パネルの裏側にこもった太陽熱を利用して、床暖房に活用するカスケードソーラーを導入できるのも特徴です。

1956年より始まった国際地球観測プロジェクトにて、マイナス60度を超える南極で観測隊が越冬するための建物提供にも成功しています。

伝統的な設計手法である微気候デザインの取り入れや、収納を増やすことで逆に大空間を作り出す蔵のある家など、斬新なアイデアは33年連続グッドデザイン賞受賞という評価にもつながっています。

* 地震に起因する被害、地震に伴う津波や火災による被害は除く。

ミサワホームはこんな人におすすめ

  • 耐震・断熱性に優れた家づくりがしたい人
  • 快適で利便性に富んだ住まいを実現したい人

ミサワホームの口コミ評判や坪単価について、詳しくは以下の記事で紹介しているので、あわせて参考にしてください。

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【11位】セキスイハイム

「セキスイハイム」公式トップ画像
※画像引用元:セキスイハイム公式サイト

坪単価満足度:

基本情報
会社名積水化学工業株式会社
本社所在地・東京本社:東京都港区虎ノ門2丁目10番4号
・大阪本社:大阪府大阪市北区西天満2丁目4番4号
設立年月1947年3月3日
資本金1,000億200万円
事業内容住宅事業・不動産事業・海外事業・リフォーム事業・住生活サービス事業
工法ユニット工法
施工エリア全国(沖縄県を除く)
平均坪単価76万円
URLhttps://www.sekisuiheim.com/

セキスイハイムは、積水化学工業株式会社の住宅事業を担うハウスメーカーで、戸建てを中心に木造・鉄骨造と幅広い商品を展開しています。部屋全体を温める床暖房「あったかハイム」は、セキスイハイムの代表的なシステムの一つとして知る人も多いでしょう。

建築の8割を工場でおこない、現地で組み立てるユニット工法を用いているため、環境に左右されない安定した施工が期待でき、工期も比較的短く済みます。

特に注目したいのはアフターサポートの手厚さで、他社では保証年数が30年程のケースが多いなか、セキスイハイムは最長60年の長期保証が可能です。また屋根や外壁はメンテナンスフリーであるなど、将来のランニングコストも軽減できるのも嬉しいポイントでしょう。

セキスイハイムはこんな人におすすめ

  • 高断熱でエコな暮らしを求める人
  • アフターサポートの内容も重視する人

セキスイハイムの口コミ評判や坪単価について、詳しくは以下の記事で紹介しているので、あわせて参考にしてください。

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【12位】ヘーベルハウス

坪単価満足度:

基本情報
会社名旭化成ホームズ株式会社
本社所在地東京都千代田区神田神保町1-105 神保町三井ビルディング
設立年月1972年11月
資本金32.5億円(2023年3月期連結)
事業内容・戸建住宅事業
・集合住宅事業
・シニア事業
・中高層事業
・海外事業
・リフォーム事業
・都市開発事業
・賃貸事業
・売買・仲介事業など
工法・重鉄制震・デュアルテックラーメン構造
・ハイパワード制震ALC構造
・重鉄・システムラーメン構造
施工エリア関東、東海、関西、西日本
平均坪単価91万円
URLhttps://www.asahi-kasei.co.jp/hebel/index.html/

ヘーベルハウスは旭化成ホームズが運営する住宅事業で、そのブランド力や実績で多くの評価を集めています。

耐震性・耐火性に優れた重量鉄骨造を基本とし、壁素材には厚みがあり遮音性・耐久性の高い「ALCコンクリート」を採用。木造などに比べて耐用年数が長く、長期にわたって減価償却が可能なため、固定資産税の負担を軽減できることもメリットです。

またデザインも充実しており、プロが厳選した「誰もが住みやすい家」をパッケージした230種類もの間取りから選べるmy DESSINや、好きを形にするLife Design Ideasなど、住む人のライフプランに極限まで寄り添った多彩なデザインを提案しています。

ヘーベルハウスはこんな人におすすめ

  • 安全面だけでなく防音機能も重視したい人
  • 家族の想いや個性を住まいのデザインに取り入れたい人

ヘーベルハウスの口コミ評判や坪単価について、詳しくは以下の記事で紹介しているので、あわせて参考にしてください。

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「坪単価」とは

「坪単価」というワードを聞いて、具体的にどのようなものを指すのかイメージできない人も多いのではないでしょうか。

坪単価とは、1坪(約3.3平方メートル)あたりの建築費を指します。坪単価を求めるには、大きく分けて次の2つの計算方法があります。

A:建物の本体価格÷坪数=坪単価

B:平米単価÷0.3025*=坪単価

* 1平米=0.3025坪

たとえばAで計算する場合、本体価格が4,000万円で60坪の建物の坪単価は約67万円になります。

ただし坪単価は建物の建築にかかる費用を指しており、オプションや屋外設備の設置、土地購入費用などは含まれません。

また、坪単価に定価の概念がなく、以下の要因で価格は大きく変動するのが特徴です。

ハウスメーカー・工務店によって変動する

坪単価に明確な定義はなく、ハウスメーカーや工務店によって算出方法が異なります。

例えばAの計算式で坪単価を割り出す際、「延床面積」「施工面積」のどちらを坪数として割り出すかはメーカーにより異なります。

詳しくは後述しますが、延床面積と施工面積ではまったく坪数が変わってくるため、坪単価を見るときはどちらで計算されているかを確認しておきましょう。

また建物本体価格についても同様に、どの部分の工事費まで本体価格に含めるかはメーカー次第です。いくら坪単価が安くても、最終的に設備費や付帯工事費などを加算していくと高額になるといったケースもあるので注意が必要です。

家の仕様によって変動する

自身が建てたい家の形状や間取りによっても坪単価は変動します。

難しい工事を伴う設備や仕切りを増やしたり、基礎が多くなる平屋にしたりといった場合は建築費が膨らみます。

施工面積は同じ建物でも、2階建てなのか平屋なのか、2階建てならば各フロアにトイレを設置するのかなどで坪単価が変動することを覚えておきましょう。

家の構造によって変動する

坪単価は木造、鉄筋コンクリート、軽量鉄骨、重量鉄骨などといった構造によっても差が出ます。構造ごとの坪単価の相場を表にまとめました。

構造特徴坪単価の相場
木造ほかの構造より素材が軽く、基礎工事の負担が少ない。50~65万円前後
鉄筋コンクリート(RC)造ほかの構造に比べて坪単価は高いが、法定耐用年数が長い55~190万円前後
鉄骨造サビに対する加工や耐火処理を要する。軽量と重量によっても異なる。85~120万円前後

上記の表で比べてみると、坪単価の相場は木造のほうが安価ですが、鉄筋コンクリートや鉄骨は家の劣化が少なく、持ちが良いという傾向があります。

できるだけ長く住みたい家ならば、メンテナンスの費用を考えたうえで検討する必要があるでしょう。

全国主要ハウスメーカー・工務店を坪単価別に紹介

ここからは、全国の主要ハウスメーカーや工務店を坪単価別に分類して紹介します。

坪単価が60万円未満のローコストメーカーから100万円以上のハイグレードクラスまで細分化し、それぞれの傾向を見ていきましょう。

坪単価30万〜60万円未満60万〜80万円未満80万〜100万円未満100万円以上
メーカー名
  • タマホーム
  • パパまるハウス
  • 飯田産業
  • イシンホーム
  • エースホーム
  • レオハウス
  • ロイヤルハウス
  • アキュラホーム
  • アイ工務店
  • アイダ設計
  • アイフルホーム
  • アエラホーム
  • アルネットホーム
  • イザットハウス
  • クレバリーホーム
  • トヨタホーム
  • 土屋ホーム
  • ユニバーサルホーム
  • 日本ハウスホールディングス
  • 住友不動産
  • 住友林業
  • GLホーム
  • セキスイハイム
  • 住宅情報館
  • 桧家住宅
  • 富士住建
  • セルコホーム
  • 東急Re・デザイン
  • ミサワホーム
  • ヤマト住建
  • ヤマダホームズ
  • パナソニックホームズ
  • 一条工務店
  • 積水ハウス
  • オーガニックハウス
  • 木下工務店
  • サンヨーホームズ
  • 大成建設ハウジング
  • ダイワハウス
  • ヘーベルハウス
  • 三井ホーム
  • 三菱地所ホーム
  • スウェーデンハウス

30万〜60万円未満

30万〜60万円未満
30万〜60万円未満

※画像引用元:タマホーム公式サイト

坪単価60万円未満のメーカーは、「ローコストメーカー」といわれる部類です。

企画型製品や仕様を多く取扱うことで工期を短くし、大量生産・受注により無駄なマージンをカットするなどの工夫で、住宅品質を維持しながら低価格のプランニングを可能にしています。

その特徴から、構造の変更が難しいなどで間取りやデザイン性の自由度が低い傾向があります。

60万〜80万円未満

60万〜80万円未満
60万〜80万円未満

※画像引用元:アキュラホーム公式サイト

60万〜80万円未満のメーカーには、特定地域に特化した中規模企業が多くあります。平均70万円台の坪単価で、低コストながら比較的自由度のある設計や、専属デザイナーによるおしゃれな内装の提案が可能となる場合があります。

ただし全国規模の大手企業に比べると知名度は低くネットワークも限られるため、対応地域が限られたり、希望のサービスやサポートがオプションだったりといった傾向もあります。

80万〜100万円未満

80万〜100万円未満
80万〜100万円未満

※画像引用元:トヨタホーム公式サイト

全国展開の大手メーカーが主となります。独自研究により一つひとつ性能にこだわった製品を提供していることや、ショールームの運営・広告にコストがかかるため全体的な建築費用は高額になりがちです。商品のグレードアップにより費用が膨らむケースも少なくありません。

しかしそのぶんサービスの間口は広く、完全自由設計やアフターサポートの充実度に期待できます。太陽光発電システムの導入や、ZEH住宅の普及にも積極的で、ランニングコストまで配慮した注文住宅が可能になるでしょう。

100万円以上

100万円以上
100万円以上

※画像引用元:三井ホーム公式サイト

坪単価100万円以上は、大手メーカーのなかでも特にハイグレードな部類に入ります。重要鉄骨造や独自工法で耐震性に優れた強靭な住宅を提案しているメーカーが多いのが特徴です。

高級感やダイナミックさを感じるデザインが得意で、品格やステータスを重視する人にも好まれるブランドです。

会社の規模や実績も高く、将来的に長く付き合うこととなるメーカーとして十分な信頼性を担保できるでしょう。

全国・都道府県別の坪単価平均

坪単価の全国平均や、各都道府県の平均値を見てみましょう。

全国の坪単価平均は88万〜94万円

注文住宅を購入する際はほとんどの場合、住宅ローンを利用することになります。ここでは、フラット35利用者調査による2020年度の全国の坪単価平均を、注文住宅のみ土地付き注文住宅のケースに分けて紹介します。

項目建築費用住宅面積*坪単価
注文住宅3,532万円37.6坪93.9万円
土地付き注文住宅4,397万円
(うち建物建築費用2,961万円)
33.6坪88.1万円

※参考:住宅金融支援機構2020年度 フラット35利用者調査

* 坪数は住宅面積(㎡)×0.3025で算出

注文住宅における全国の坪単価平均は、約88万〜94万円が相場であることがわかりました。坪単価40万円台のローコストメーカーが人気を得ているなか、全国的には比較的高めの金額設定で家づくりを進める人が多いようです。

都道府県別の坪単価平均は概ね60万円台

国土交通省が令和5年4月に発表した建築着工統計調査報告から、各都道府県の建築費用と面積で坪単価の平均を割り出しました。なお、建築費用は工事費予定額となります。

都道府県工事費予定額住宅面積*坪単価
北海道3,120万円47.5坪65.7万円
青森県2,055万円33.4坪61.5万円
岩手県2,120万円33.4坪63.5万円
宮城県2,896万円44.6坪65.0万円
秋田県2,158万円34.5坪62.6万円
山形県1,890万円31.4坪60.2万円
福島県2,183万円35.3坪61.8万円
茨城県2,447万円39.2坪62.4万円
栃木県2,339万円37.7坪62.0万円
群馬県2,196万円36.0坪61.0万円
埼玉県2,496万円39.6坪63.1万円
千葉県2,818万円43.7坪64.5万円
東京都4,960万円58.5坪84.8万円
神奈川県3,077万円43.8坪70.3万円
新潟県1,827万円29.7坪61.5万円
富山県1,485万円26.0坪57.1万円
石川県2,637万円39.7坪66.4万円
福井県2,540万円39.4坪64.5万円
山梨県2,448万円37.1坪65.9万円
長野県2,447万円36.6坪66.9万円
岐阜県2,353万円37.5坪62.8万円
静岡県2,504万円37.8坪66.3万円
愛知県3,050万円44.9坪68.0万円
三重県2,643万円39.4坪67.1万円
滋賀県2,838万円43.9坪64.6万円
京都府3,271万円45.5坪72.0万円
大阪府3,975万円57.8坪68.7万円
兵庫県3,078万円46.6坪66.1万円
奈良県2,494万円40.7坪61.3万円
和歌山県2,436万円39.0坪62.5万円
鳥取県2,067万円33.6坪61.5万円
島根県2,509万円38.6坪65.1万円
岡山県2,761万円41.3坪66.9万円
広島県3,121万円46.5坪67.1万円
山口県2,414万円37.2坪64.9万円
徳島県2,389万円36.4坪65.7万円
香川県2,634万円39.7坪66.4万円
愛媛県2,407万円38.2坪62.9万円
高知県2,379万円36.1坪65.8万円
福岡県3,286万円51.7坪63.6万円
佐賀県2,324万円39.7坪58.6万円
長崎県2,810万円43.4坪64.7万円
熊本県2,673万円41.9坪63.7万円
大分県2,967万円45.9坪64.6万円
宮崎県2,397万円39.2坪61.2万円
鹿児島県2,481万円38.9坪63.8万円
沖縄県4,083万円53.7坪76.1万円

※参考:国土交通省建築着工統計調査報告(令和5年4月分)表番号7-1

* 坪数は住宅面積(平米)×0.3025で算出

東京都や神奈川などの都市部を除き、概ね60万円台の坪単価が多いことがわかりました。

上記は「居住専用住宅」のデータを参照しているため、新築だけでなく中古物件のリフォームなども含まれた金額となります。建築費用の相場として参考にしてください。

ハウスメーカーの坪単価を比較するポイント

ハウスメーカーが提示する坪単価を比較する際に、確認すべきポイントを紹介します。

延床面積と施工面積どちらで算出しているか

坪単価は明確な定義がないため、ハウスメーカーによって「延床面積」と「施工面積」のどちらで算出しているかは異なります

延床面積は「延べ面積」とも呼ばれ、建物の各フロアの床面積を合計したものです。一方、施工面積とは工事にあたった部分のすべての面積を指しており、玄関ポーチやバルコニーなども含まれます。

通常は施工面積>延床面積となり、施工面積で計算したほうが坪単価が安くなるため、施工面積を用いて算出するハウスメーカーは多いです。

どちらの面積を用いて算出したかにより坪単価は大きく変わってくるため、単純に坪単価だけで比較判断しないようにしましょう。

本体工事費に何が含まれるか

坪単価は、あくまでも建物本体の工事費用と面積から割り出した価格のため、その他の付帯工事費や諸経費などは本体工事費には含まれないのが一般的です。

しかしどの部分までを本体工事と見なすかの判断は、ハウスメーカーによって異なります。また電気やガスなどの配管費用や照明設備も本体価格とするケースもあるため、坪単価を比較する際は本体工事費用に何が含まれているのか必ず確認しましょう。

家の大きさや構造

「坪数が小さければ、坪単価が安くなるのでは?」と考えがちですが、実際には大きな家よりも小さな家のほうが坪単価が高くなる傾向があります。

家の広さの違いにかかわらず、トイレやキッチン、浴室など必ず必要となる住宅設備の設置数はほぼ変わりません。それらは本体価格の2〜3割を占めており全体の工事費用に影響するため、小さな家のほうが坪単価が割高になるからです。

また「木造住宅」「鉄骨造住宅」「鉄筋コンクリート(RC)造住宅」などの構造によっても坪単価は変動します。

設備の仕様やグレード

設備の仕様やグレードによっても坪単価は変動します。

たとえば、凹凸の多い複雑な間取や基礎が多く必要になる平屋を希望する場合は、工事費がより高くなりがちです。またデザイン性や機能性にこだわり、グレードの高い設備や内装、外壁などにすれば、それだけ本体価格に影響して坪単価を押し上げることになります。

坪単価を下げたい場合は、シンプルな間取りにするか設備のグレードダウンを検討しましょう。

坪単価を抑えるコツ

続いて、坪単価を抑えるポイントを3つ紹介します。

間取りをシンプルにする

間取りをシンプルにすることで坪単価を抑えることができます。

価格が上がりやすい間取りの一例を以下で紹介します。

  • 凹凸が多く複雑な間取り
  • 部屋数が多い
  • 中二階やスキップフロアを多用する

部屋数を多くすると仕切りが増えるため、使用資材が増えて必然的に工事費用も上がります。

スキップフロアとは、同じフロアに段差を付けて各スペースを独立させる演出のことです。平屋など広いフロアを有する住宅に人気の仕様ですが、工事の手間もかかるためコストもアップします。

仕切りや凹凸の少ないシンプルでオープンな間取りのほうが工事労力も減るため、坪単価は安くなるでしょう。

予算に合わせて設備を選ぶ

住宅設備のグレードや仕様にこだわれば工事費用も上がるため、必然的に坪単価も上がります。

しかしハウスメーカーに良い設備を提案されれば、どんどんこだわりたくなり、予算オーバーしてしまう可能性もあります。

理想のマイホームと現実的な金額のバランスを取るためには、あらかじめ予算を想定しておくことです。

決めた予算内で設備を考えていくことになるため、希望のグレードが予算内でカバーできるかを冷静に判断できます。また予算調整しやすい設備を列挙しておくことで、万一予算オーバーした際にも慌てずに再考することができるでしょう。

複数のハウスメーカーに見積もりを依頼

はじめから1社に絞るのではなく、複数のハウスメーカーに見積もりを依頼することもポイントです。坪単価には定価の概念がなく、ハウスメーカーや条件によって差が出るため、1社だけの見積もりではその金額が妥当かどうかの判断ができないからです。

気になる複数のハウスメーカーで相見積もりをおこない、坪単価にはどのような費用が含まれているか、延床面積・施工面積のどちらで算出しているのかなどを総合的にチェックして判断しましょう。

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ハウスメーカーの坪単価に関する注意点

ハウスメーカーの坪単価について、そのまま鵜呑みにして予算を組むのは危険です。ここからは、坪単価に関して知っておくべき注意点を紹介します。

坪単価はあくまでも目安

まず大前提として、各媒体で取り上げられている坪単価はメーカーが公式に提示している金額ではないという点に注意しましょう。坪単価は仕様や構造などさまざまな条件により変動するため、一律金額を公表することが難しいからです。

本記事で紹介する坪単価も、各メーカーで実際に家を建てた人の事例から平均金額を割り出したもののため、建てたい家によっては必ずその金額になるとは限りません。

各媒体で紹介されている坪単価はあくまでも「目安」としてとらえ、正確な坪単価は各メーカーに見積もりを依頼して確認しましょう。

坪単価の安さで決めない

適正価格やコストパフォーマンスを重視しているハウスメーカーは多いですが、安さにはさまざまな理由があります。

例えば、ZEH標準住宅を強みとしているローコストメーカーがありますが、断熱等級5のZEH基準よりももっと高性能な断熱等級6に標準対応しているメーカーも多数あります。自社での研究や実験を繰り返し、性能や安全性にこだわっているメーカーはそれだけ費用もかかります。

金額だけで検討してしまうと、このような性能面を見落としてしまいがちです。寒冷地区や地震の多いエリアなど、地域の環境を配慮した家づくりができるかどうかもしっかり考慮しておきましょう。

坪単価についてよくある疑問

最後に、坪単価に関する疑問点をまとめました。それぞれの質問に対する回答を紹介します。

坪単価は高騰しているの?

国土交通省の調べによると、2013年以降の建築工事費用は年々上昇しており、2023年現在においてはコロナ禍の影響を受けてさらに木材の価格が高騰するウッドショックの状況です。

また、ロシアのウクライナ侵攻や円安などの複雑な社会情勢のもと、物価の値上がりも顕著になってきています。

このような状況のもとマイホーム購入を躊躇してしまう人もいるでしょう。しかし、今後も価格が下落する見通しはついておらず、高騰の一途をたどる可能性は大いに考えられます。家を建てたいと思った時期に、予算内で理想の家づくりができるハウスメーカーと出会ったときこそ、マイホーム購入にベストなタイミングといえるのかもしれません。

金額は税抜き・税込みどっち?

ハウスメーカーにより契約書の仕様はそれぞれ違うため、消費税抜き・込みを明記していない場合があります。また、坪単価の計算に消費税を含めないメーカーもあるので注意が必要です。

不動産購入では動く価格が大きいため、消費税を見逃すだけでも数百万円の誤差となる恐れもあります。消費税について契約書などに明記されていない場合は、必ず事前に問い合わせるようにしましょう。

ハウスメーカーや工務店の坪単価の違いは?

坪単価の算出方法には明確な定義がないため、ハウスメーカーや工務店によって異なり、同じ広さの家でも構造や間取りによって坪単価に差が生じます。

メーカーに最初に提示された坪単価が安かったとしても、屋外設備や付帯工事費用、諸経費など含めると、結果的に予算オーバーになってしまうケースも往々にしてあります。坪単価はあくまでも目安の一つとして考えておきましょう。

坪単価の値引きは可能?

坪単価の値引きは不可能ではありません。坪単価には定価がなく、メーカーの提示額には資材コストや人件費のほかにサービス料も含まれていることがあるため、値引き交渉の余地はあるでしょう。

しかし、メーカーの立場としてはあくまでも契約確保を目的に値引きに応じるため、住宅購入を前向きに検討していない場合は交渉は難しいでしょう。

「自分の理想と近いけれど、価格が高いから悩んでいる」といった場合は、交渉に踏み切ることをおすすめします。

まとめ

今回はハウスメーカーの坪単価を選ぶポイントとともに、大手ハウスメーカーや工務店をランキング形式で解説しました。

坪単価は決まった指標はなく、ハウスメーカーや工務店独自の定義で算出しています。そのため、どのような費用が含まれているかをチェックしたうえで比較することが重要です。

そしてもっとも大切なのは、自分がどのような家に住みたいのか、予算内で希望は可能なのかという点です。ハウスメーカー選びでは、坪単価はあくまでも目安の一つととらえ、複数のメーカーに相見積もりを依頼して比較しましょう。

※「マイナビニュース不動産査定」は以下に記載されたリンク先からの情報をもとに、制作・編集しております。
https://www.land.mlit.go.jp/webland/
https://www.rosenka.nta.go.jp/
https://www.retpc.jp/chosa/reins/
https://www.land.mlit.go.jp/webland/servlet/MainServlet
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この記事を書いた人

マイナビニュース不動産査定編集部は、家の売却、家づくり、リフォームなど不動産に関わる様々な情報をわかりやすくお届けします。

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