ハウスメーカーを選んでいて「ミサワホームの注文住宅が自分に向いているか?」「希望に合った家がつくれるか?」など悩んでいませんか。
ミサワホームは高品質な注文住宅を提供しており、長期保証などアフターサポートが充実しているのが魅力の大手ハウスメーカーです。
しかし、「価格が高い」といった口コミも見られます。一方で「大手メーカーのなかでは安い」など、価格の安さを評価する声もあるため真偽は定かではありません。
本記事では、ミサワホームの注文住宅にかかる坪単価を紹介し、最新の価格に迫ります。また、ミサワホームの口コミ・評判、施工事例や向いている人の特徴についても解説するので、参考にしてください。
ハウスメーカーポジションマップ
他のハウスメーカーの坪単価が気になる人は、おすすめハウスメーカー・工務店12社の坪単価ランキングを紹介した記事でまとめて比較できます。ぜひご覧ください。
本記事では、信頼性の高い口コミをお届けするために、ミサワホームの利用者に直接オンライン取材を実施しました。ぜひ参考にしてください。
【利用者アンケート】ミサワホームの坪単価の評判を徹底調査
今回編集部では、国内の主要ハウスメーカーで実際に注文住宅を建てた人にアンケートを実施し、最新の坪単価や評判を調査しました。
ネット上では「ミサワホームは高い」という声もあがっています。他社と比較するとどうなのかも併せて見てみましょう。
【2023年】ミサワホームの坪単価は平均72万円
編集部で実施したアンケート調査の結果、ミサワホームの注文住宅の坪単価は平均72万円でした。一般的な大手ハウスメーカーの坪単価平均が75万円程度となっているので、平均的な価格帯といえるでしょう。
またミサワホームではさまざまな商品やプランを展開しています。比較的安価で建築できるものから、建材やデザインにこだわった高級モデルまで多様なため、希望条件によっては坪単価が大きく変動する場合があるので留意しておきましょう。
ミサワホームの注文住宅にかかる費用の総額|30〜45坪
ミサワホームで実際に注文住宅を建てると、どのくらいの費用がかかるのでしょうか。ここでは30〜45坪の家を建てるときにかかる建築費用を、平均坪単価を使って算出します。
ミサワホームの坪単価は、大手ハウスメーカーの中では平均的な価格です。しかし、商品ラインナップが多数あるため、注文する住宅によっては高い坪単価がかかります。
特に、災害に強い耐震住宅などを建てる際には坪単価が高くなりがちです。住宅に高い性能を求める人は予算シミュレーションをしっかりおこないましょう。
ミサワホームと他メーカーの坪単価比較
ミサワホームの坪単価は他のハウスメーカーと比べるとどうでしょうか。
編集部では、他のメーカーを利用して家を建てた人にも同様にアンケートを実施し、回答から平均坪単価を算出しました。結果は次のとおりです。
ハウスメーカー | 平均坪単価 |
ミサワホーム | 72万円 |
積水ハウス | 96万円 |
ヘーベルハウス | 91万円 |
タマホーム | 44万円 |
アキュラホーム | 85万円 |
アイ工務店 | 61万円 |
クレバリーホーム | 68万円 |
三井ホーム | 115万円 |
パナソニックホームズ | 92万円 |
トヨタホーム | 66万円 |
一条工務店 | 84万円 |
セキスイハイム | 76万円 |
低価格で人気のタマホームやアイ工務店と比べると高い印象です。しかし、主要メーカーのなかでは平均もしくは、やや安い傾向が見られます。
それでは、なぜ「ミサワホームは高い」という声があるのでしょうか。次にその理由を説明します。
「ミサワホームの注文住宅は高い」といわれる理由
ミサワホームの注文住宅では、商品やオプションによって価格に差があります。そのため、結果的に価格を抑えられるケースと高くなってしまうケースが発生します。また、モデルハウスやショールームなど、営業に関する自社経費が多いことも要因です。
ただし価格が高くなる大きな理由としては、建てられる家の品質の高さや建てたあとのサポート力の強みにあります。
ミサワホームは、独自の木質パネル接着工法による耐震・制震技術など商品自体の品質の高さが魅力です。安心して長く住める注文住宅をつくることが可能なハウスメーカーといえるでしょう。さらに長期保証や定期巡回、緊急対応などアフターサポートも充実しています。
他社と比較した際に住宅性能や保証にメリットを感じるのであれば、ミサワホームに相談する価値は十分にあるでしょう。
ミサワホームの坪単価に関する口コミ
ここでは、ミサワホームの坪単価に関する良い口コミ・悪い口コミをまとめました。ミサワホームの坪単価がやばいという噂は本当なのか、確認したい方はぜひご覧ください
良い口コミ
- ライフスタイルに合った環境で、予算内で購入できたのでよかった。
- 設計段階から丁寧にヒアリングしてくれて、可能な範囲で希望を叶えられた。
悪い口コミ
- デザインや快適性は申し分ないが、大手ということもあり値段が高いところが少し残念。
口コミから見えたミサワホームの坪単価とは
ミサワホームの良い口コミでは、希望予算に応じて最適なプランを提案してくれたというコメントが多く見られました。
一方、幅広いニーズに対応できる提案力や高い品質が定評の大手ハウスメーカーという性質上、費用面でややネガティブに感じる人もいるようです。
ミサワホーム注文住宅の人気商品と価格を調査
ミサワホームで注文住宅を購入した人の多くが選んだ人気モデルと、かかった費用を調査しました。
世帯人数や坪数も紹介するので、自身の建てたい家のシミュレーションに役立ててください。
住宅モデル | 建築地域 | 世帯人数 (ペットは含まない) |
延床面積(坪数) | 費用 |
GENIUS | 鹿児島県 | 4人 | 36 | 2,000万〜3,000万円未満 |
GENIUS | 愛知県 | 3人 | 38 | 4,000万〜5,000万円未満 |
CENTURY | 東京都 | 2人 | 22 | 1,000万〜2,000万円未満 |
CENTURY | 愛知県 | 3人 | 40 | 3,000万〜4,000万円未満 |
Concept Model | 東京都 | 3人 | 33 | 3,000万〜4,000万円未満 |
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【インタビュー】ミサワホームで実際に家を建てた人の声
マイナビニュース不動産査定メディアでは、信頼性が高い利用者の声をお届けするために、実際にミサワホームで注文住宅を建てた人にオンラインインタビューを行いました。
ミサワホームで建てた注文住宅の外観・内観の様子
ミサワホームを選んで良かった点 | ミサワホームの残念・改善してほしい点 |
|
|
Q:価格に対する満足度は5点満点で何点?
価格への満足度は5点満点で5点(★★★★★)です。理想やこだわりをできる限り追求しましたが、予算もほとんどオーバーせずに済みました。
坪単価が約95万円ででこの性能なら十分に満足、ということですね。LDKの広さや天井の高さなど、広さについて工夫をされたとのことですが、実際に満足行く住み心地になりましたか?
はい。LDKを広くできたので、子供がのびのびとリビングで遊べる空間になりました。天井を広くして圧迫感をなくしたのも良かったと思っています。
逆に、なにか後悔したポイントや、費用をかけてでもこうしておけば良かった、と思うポイントはありますか?
収納とコンセントの数は増やした方が良かったなと思います。図面を見ただけだとどのくらいの収納力があるのかイメージがわきにくかったです。でも、建てる前だと設計した人に深掘りして聞くくらいしか対策がないですよね。
ミサワホームは「蔵のある家」が売りだと思うので、荷物が多い人なら蔵のある家を選択する手もあると思います。
Q:オプション追加や値引きはありましたか??
予算オーバーせずに済んだとのことですが、値引きはされましたか?
契約時に少しだけ値引きしてもらったくらいです。値引きはほとんどありませんでしたが、ミサワホームは標準仕様でもクオリティが高いので、十分でした。オプション費用をかけずに理想の家を作れたのは大きかったと思っています。
標準仕様で済むのはたしかに大きいですね!内装や設備の選択肢は十分でしたか?
はい。標準仕様でもおしゃれなものが多かったです。オプション品も選択肢が多くて、選ぶのに悩んだ覚えがあります。でも、悩んだらインテリア担当の方がアドバイスしてくれるので良かったです。
例えば、私たちがトイレの壁紙や照明のデザインに迷っていたとき、家の雰囲気から合ったものを提案いただきました。提案力のある方で、とても素敵なインテリアになったので非常に満足です。ほかにソファやダイニングテーブルも気に入っています。
Q:アフターサービスはいかがでしたか?
ミサワホームでは11ヵ月目、23ヵ月目に「定期巡回サービス」を実施しているようですが、実際いかがでしたでしょうか?
1年目は覚えていないのですが、2年目は壁紙が浮きやすいところがあるとのことで、すぐに直してもらいました。悪いところがないか、どこも丁寧に見てくれたのが印象的でした。
アフターサービスにも満足されているのですね。逆に、なにか不満のある点はありますか?
和室のスライド式扉のレールパーツがよく故障するため、別のもので対応してほしいと連絡したのですが、メーカーから対応できないという回答がありました。結局、まったく同じパーツに交換するくらいしかできないとのことでした。
強めに扉を閉めるとぱりっと割れてしまい、危ないので困っています。メーカーと話をするのも難しいとは思いますが、対応してほしかったですね。
そうなのですね。もしかすると、担当者の質があまり良くなかった可能性はありますか?
いいえ。むしろ担当者の質はすごく良かったと思っています。家を建てる打ち合わせの段階では、いろいろあって営業担当者だけでも3人変わりましたが、どの方も話しやすくて丁寧に対応していただきました。お客様第一の印象が強く、無茶ぶりにも対応していただき、満足しています。
ミサワホームは坪単価95万円とハウスメーカーのなかでも高額です。しかし、インタビューを受けてくださったNさんは住宅や対応など、全体的に満足されており、高い評価が伺えました。
特に標準仕様で高性能な住宅が建てられるのは、坪単価が気になる人にとっては嬉しいポイントです。
他の点にこだわる人や、もっと安い費用で建てられるハウスメーカーを探している人は他のメーカーと比較して判断してみましょう。
坪単価とは
ミサワホームの坪単価について解説してきましたが、そもそも坪単価とはどのようなものなのか、改めて確認しておきましょう。
坪単価は1坪あたりの施工費用
坪単価とは、家の面積1坪(約3.3平方メートル)に対する建物本体の施工費用のことです。マイホームの購入にかかる費用は、諸経費や土地の取得費などさまざまな費用が含まれるため、純粋な建物本体価格を比較するための指標として坪単価が使用されます。
坪単価の計算方法は次の通りです。
延床面積は、建築基準法に基づき建物の各階における床面積を合計したもので、施工面積は工事をおこなうすべての面積を指します。施工面積には、延床面積に含まないバルコニーや玄関ポーチ、ロフトなども含まれるため、どちらを用いて計算するかによって坪単価は大きく変わってきます。
坪単価を抑える方法
諸経費などは一律かかるものが多いため、注文住宅の費用をできるだけ安くするなら坪単価を抑えるのが賢明です。
予算オーバーとなった場合は次の点を検討してみましょう。
- 凸凹の少ないシンプルな間取りにする
- 各階の床面積を同じにする
- 屋根の形状は「切り妻」よりも「片流れ」を選ぶ
- 壁紙や設備を安価なものにする
独創的で複雑な間取りにすればするほど、工事の手間や時間がかかるため建築費用は高くなります。四角形に近いシンプルな間取りにすることで坪単価を下げられる場合があります。
また外壁や外構、屋根などは面積が広いため費用に影響しやすい箇所といえます。切り妻屋根は雨漏りのリスクが少なく将来的なメンテナンス費用を抑えられる可能性はありますが、片流れよりも高額になります。
初期費用を抑えたいならば、クロスやトイレなど取り替えがきく設備を安価に済ませておき、将来のリフォーム時などに希望のものを取り入れていくというのも一手です。
坪単価を見るときの注意点
坪単価が安いからといって安易にハウスメーカーを決めてはいけません。坪単価には明確な定義がなく、ハウスメーカーによって算出方法が異なるからです。
一般的に坪単価の計算には延床面積を用いることが多いですが、坪単価を安く見せるため延床よりも面積の広い施工面積を用いて計算しているメーカーもあります。また照明器具や設備設置などの付帯工事費を本体価格に含めるかどうかもメーカーにより判断が異なります。
さらに同じ面積の建物でも、構造の違いや家の広さ、平屋か2階建て以上なのかによっても坪単価は大きく変動します。ハウスメーカーから提示された坪単価はあくまでも参考程度にとどめ、坪単価以外の点も含めて比較をおこなうことが重要です。
ミサワホームの注文住宅の特徴
※画像出典:ミサワホーム公式サイト
会社情報 | |
会社名 | ミサワホーム株式会社 |
所在地 | 東京都新宿区西新宿二丁目4番1号 新宿NSビル |
設立 | 2003年8月1日 |
資本金 | 1,189億2,755万813円 |
保証期間 | 構造体35年、防水設備30年、シロアリ10年、基本設備5年~10年、仕上げ付属部品2年 30年まで無償定期点検、他有償で延長や耐久性診断あり |
対応エリア | 全国 |
業務内容 | 建物や建築物部材の製造・販売、建築・土木・外構・造園など工事の設計・請負・施工管理、 不動産売買・交換・賃貸・仲介・管理や鑑定、 建設資材・設備機器・機械装置・家具や装飾品の設計・製造・施工・販売、賃貸や輸出入、 高齢者向け集合住宅の経営・販売・仲介、 介護保険による居宅介護業務・介護業務関係、 業務に関する調査・研究・技術開発・教育・コンサルタントなど |
URL | https://www.misawa.co.jp/kodate/ |
ここからは、ミサワホームの注文住宅サービスについて詳しく取り上げます。
ミサワホームは、大手注文住宅メーカーのなかでは比較的新しく、2003年に設立された企業です。ミサワホームでつくる家は、時代を先駆する新しいデザインや提案が特徴的です。
ミサワホームでは住む人やその暮らし・取り巻く環境、さらには日本という国をも育むものとして家づくりをおこなっています。この考えは、高品質で将来を見据えた資産価値の高い家づくりにつながっています。
さまざまな商品が用意されているため、住む人の多様なライフスタイルに合わせた選択が可能です。暮らしやすさやデザイン、機能性など、こだわりのポイントで商品を選ぶこともできます。
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ミサワホームで注文住宅を建てるメリット
ミサワホームの注文住宅は、他のハウスメーカーと比べてどのような点が優れているのでしょうか?主なメリットを3つ解説します。
構造が強い
ミサワホームでは、丈夫な木質系パネル住宅と木造軸組住宅の2種類から選んで注文住宅を建てることができます。どちらも地震などの外力に負けない強い構造が魅力です。
木質系パネル住宅は、地震などの力を分散して受け止めるモノコック構造を導入しています。ミサワホーム独自の制震装置MGEOは、幾度もの実験に耐える確かな性能をもっています。巨大地震に耐えられるだけでなく、その後の余震にも強い家づくりが可能です。
木造軸組構法の家MJ Woodは、日本の伝統的な住宅工法に最新のテクノロジーを加え、より丈夫で暮らしやすい家づくりを実現しています。
このように、構造が強く安心して長く住むことができる注文住宅が建てられる点は大きなメリットです。
ZEH住宅が建てられる
ミサワホームでは、環境に優しい全棟ゼロ・エネルギーのZEH注文住宅も建てられます。
ZEH住宅とは、家庭で使うエネルギーを太陽光発電などでつくるエネルギーでまかなえる家のことです。具体的には、年間で消費できるエネルギー量が実質ゼロ以下になることを目指します。現在、ZEH住宅を建てると条件によっては、国から補助金が受けられる場合もあるので見逃せません。
ミサワホームでは“我慢しない省エネ”を合言葉に、気密性や断熱性を高く保ちながら、風通しや日当たりのよい家を提供しています。ミサワホームオリジナルのリサイクル木素材M-Woodを活用し、環境にも優しい家づくりが可能です。
アフターサービスが充実
ミサワホームは注文住宅を建てられるだけでなく、住みはじめてからの生活にも役立つサービスが整っています。主な保証制度・アフターサービスを次の表にまとめました。
サポート・サービス | 内容 |
保証制度・点検制度 | ・新築住宅保証制度 ・維持管理保証制度 ・既存住宅保証制度 |
アフターメンテナンス | ・定期巡回サービス ・定期点検サービス ・365日・24時間受付体制のコールセンター |
その他サービス | ・ミサワオーナーズクラブ ・住まいるりんぐシステム |
このように、実際に住みはじめてからもさまざまな支援が受けられます。特に保証制度は充実しており、無償で最大35年間、有償の場合は無期限で保証の継続が可能です。
※画像出典:ミサワホーム公式サイト「保証制度・点検制度」
このように充実した保証やサービスがあり、安心して長く住むことができる点は大きなメリットです。
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ミサワホームで注文住宅を建てるデメリット
ミサワホームは、耐震性が強く環境に優しい家が建てられるなどのメリットがある一方で、デメリットもあります。デメリットは主にミサワホームの体系や家の構造が原因です。詳しく見てみましょう。
ディーラー制のため施工や対応の質がまちまち
ミサワホームはディーラー制度を導入しています。関東圏・東海地方はメーカー直販ですが、それ以外は地域のディーラーが施工を担当するため、ディーラーによって施工や対応の質が異なる点はデメリットです。
ハウスメーカーで設計・製造・施工したものを直販するシステムが一般的なのに対し、ミサワホームは本社メーカーが生産したものを、各地域のディーラーが設計・施工するシステムを採用しています。設計や施工などは各地域のディーラーに委ねられるので、人によっては対応が合わないと感じることもあるかもしれません。
一方で、地域の気候や暮らし方に適した提案をしてもらえたり、遠隔地での建築もスムーズに依頼できたりすることなど、ディーラー制度特有のメリットもあります。また直販ではない地域でも、ディーラーに問題があればメーカーに相談することも可能です。
設計の自由度が少ない
強度が魅力的な木質系パネル住宅ですが、設計の自由度が少ないデメリットもあります。
木質系パネルは、屋根や壁などさまざまな場所に使用できます。ミサワホームの家は、使用場所に応じた5種類のパネルを使い分ける壁式構造の家です。パネルには芯材や断熱材が隙間なく詰められており、丈夫で気密性が高い一方、アーチ状に変形するデザインや壁のない大空間のある間取りには向いていません。
「丸い窓をつくりたい」「2階は壁や仕切りのない団らんスペースにしたい」など、デザインや間取りにこだわりがある場合は、実現できるかどうか事前に相談しておくと安心です。
リフォームや増築に難航する可能性がある
ミサワホームの木質系パネルを使った壁式構造の家は、柱ではなく壁(面)で家を支える仕組みを取っています。そのため、壁を移動したりなくしたりするなど、リフォームや増築に苦労するケースもあります。
ミサワホームの壁式構造の家の施工を、得意としないリフォーム会社も多いです。そのため増改築もミサワホームに依頼することになり、料金の比較などが難しいので費用がかさむ可能性もあります。
「将来は子ども部屋の壁を払って一続きの部屋にしたい」など、増改築の予定がある場合は事前に確認が必要です。
ミサワホームで注文住宅を建てるのに向いている人
メリット・デメリットを踏まえると、ミサワホームは次のような人におすすめです。
- 住みはじめてから手放すときまで手厚くサポートしてほしい人
- 地震に強く環境に優しい家をつくりたい人
- 地域に適した住み心地の良い家を建てたい人
まず、ミサワホームは住んでいる間はもちろん、将来手放すときまでトータルでサポートする「住まいるりんぐシステム」が整備されています。住んでいる間のメンテナンスからリフォーム、資産活用、賃貸、売却まで一貫して支援してくれるので安心です。
また、木質系パネルや制震システムのMGEOなどを採用した強い構造も魅力的です。木質系パネルは気密性が高く、太陽光発電システムなどを導入することでZEH住宅の建築もできます。
さらに、ミサワホームはディーラー制度で地方や遠方の建築にも対応可能です。直販メーカーよりも、その地域の暮らしにより最適な住宅の提案が受けられるかもしれません。
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ミサワホームの注文住宅商品ラインナップ
では、ミサワホームで建てられる商品事例を紹介します。どのような家が建てられるのかイメージしてみてください。
センチュリー
※画像出典:ミサワホーム公式サイト
センチュリーは日本の伝統を取り入れながら、現代の人々の暮らしにフィットした新しい家づくりができるブランドです。
和の佇まいを思わせるTHE CENTURY、数寄屋を意識したCENTURY SUKIYA、四季を快適に過ごす伝統工法と最新の技術・意匠を組み合わせたCENTURY VikiCourtなど、さまざまな商品があります。
次の写真は、CENTURYのなかでZEH基準を満たした商品CENTURY 蔵のある家 ZEH ADVANCEです。
※画像出典:ミサワホーム公式サイト「CENTURY 蔵のある家 ZEH ADVANCE」
ダイニングの隣に、フレックスコモンズと呼ばれるパブリックスペースを設けています。これは、暮らし方やその時々の使い方に合わせてマルチに活用できるスペースです。リモートワークや子どもの遊び場、ホームパーティーなど、さまざまな目的で利用できます。
※画像出典:ミサワホーム公式サイト「CENTURY 蔵のある家 ZEH ADVANCE」
そして、この大収納空間の蔵も特徴的です。事例では、2階の床下にオフシーズンのものなどを保管できる蔵を設置しています。
蔵はスペースや入口を2つに分け、パントリーのようにすぐに出し入れができる部分と、あまり使わないものをしっかりしまっておく部分とに分けることも可能です。このように、伝統的な蔵の要素を取り入れつつ、今の暮らしにより適した方法で利用できます。
インテグリティ
※画像出典:ミサワホーム公式サイト
インテグリティは、ミサワホームが誇る意匠のノウハウを凝縮したデザイナーズ住宅です。SQUARE in SQUAREをコンセプトに、住む人が安心感を持って暮らせる空間を確保しつつ、地域社会とのつながりも両立させる工夫がなされています。
作法・素材・造りの3点にデザインコードを定め、外観も内装も調和のとれた落ち着きのあるデザインが特徴的です。
※画像出典:ミサワホーム公式サイト「MISAWA DESIGNERS’ CODE INTEGRITY」
この実例では中庭が設置されていて、開口部から各部屋に光が入る仕組みです。壁で囲まれているので安心感が高いですが、光や風を取り込むことで閉塞的にならないように工夫されています。
ジニアス
※画像出典:ミサワホーム公式サイト
ジニアスは、住む人の暮らしに合う住環境をすぐれたコストパフォーマンスで実現するブランドです。都市部向け3階建て住宅のGENIUSまちの空や、多世帯が過ごしやすいGENIUS UD 二世帯・三世代など、明確なコンセプトをもつ商品がラインナップされています。
ジニアスのなかでも子育て世帯におすすめなのが、GENIUS Link-Age・with kidsです。
※画像出典:ミサワホーム公式サイト「GENIUS Link-Age・with Kids」
この商品は子どもと過ごしやすい空間や、子どもの知性・感性をはぐくむ家づくりを意識しています。家事や子どもの様子が見やすいダイニングキッチンは、子どもも大人も気持ちよく過ごせるでしょう。
ほかにも、吹き抜けやユニバーサルデザインなど、子どもの感性や知性を刺激する設計が充実しています。生活しやすい家で子どもの成長を見守りたい人におすすめです。
スマートスタイル
※画像出典:ミサワホーム公式サイト
スマートスタイルは、間仕切り・エクステリアなどを活用することで、住む人が自分好みにカスタマイズできることを強みとしたブランドです。
コンセプトが異なる商品がいくつもあり、イメージや予算、好みに合わせて商品を選ぶことができます。なかでも新しいモデルSMART STYLE Roomieを紹介します。
※画像出典:ミサワホーム公式サイト「SMART STYLE Roomie」
SMART STYLE Roomieは、在宅ワークやリモート授業など、現在の生活に新しく組み込まれた要素にも対応しています。ワークスペースとして区切らず、あえて生活に溶け込ませる形で、将来不要になれば別の用途で利用も可能です。
※画像出典:ミサワホーム公式サイト「SMART STYLE Roomie」
また、パーテーションの活用もスマートスタイルシリーズの特徴です。子どもの成長や家族構成の変化に合わせて間取りを変更できます。
MJ Wood
※画像出典:ミサワホーム公式サイト
MJ Woodは、伝統的な工法と最新の技術を融合した木造軸組工法のブランドです。木質系パネルの工法と異なり、大きな開口部が設けられるため大空間も実現できます。接合部分に独自のメタルジョイントを採用することで、高い耐震性も兼ね備えています。
子育て世帯向けの平屋住宅HIRAYAKIDSや、ニューノーマルライフの充実をコンセプトにかかげるSeason mなど、住む人によって選べる商品も多様です。
なかでもMJ FRAME VLは、大きな開口部と大空間で開放感のあるつくりが印象的です。
※画像出典:ミサワホーム公式サイト「MJ FRAME VL」
写真のように大きな吹き抜けを設けることで、家全体が明るく外の空気が感じられる開放感を実現しています。
コンセプトモデル
※画像出典:ミサワホーム公式サイト
コンセプトモデルは、次の4つの商品で構成されています。
商品名 | 特徴 |
Granlink HIRAYA | ・平屋の子育て世帯向け住宅 ・内外がつながりコミュニケーションが取りやすい設計 |
Familink ZERO | ・子育て世帯向けZEH住宅 ・暮らしにも子供にも優しい家づくり |
ECO Flagship Model | ・建築段階からCO2削減を意識するエコ住宅 ・屋内家庭菜園、グリーンルームなど独自のスペースやシステムを導入 |
URBAN CENTURY | ・都市向け重量鉄骨の中層住宅 ・貸すことを考えた建物づくりも可能 |
このように、特徴的なコンセプトの商品がラインナップされています。
ミサワホームでつくれる重量鉄骨住宅の事例として、URBAN CENTURYをみてみましょう。
※画像出典:ミサワホーム公式サイト「URBAN CENTURY」
3~5階建てまで自由設計で建てることができますが、1フロアの延べ床面積に関しては200平方メートル以下と制限があります。また販売エリアは関東圏限定です。
店舗や賃貸住宅、オーナーの住宅、二世帯・三世代住宅など、さまざまな目的で建てられます。
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ハウスメーカー選びのポイント
ミサワホームの他にも、ハウスメーカーや工務店は数多くあります。「希望に合う家が建てられなかった」とならないよう、ハウスメーカーを選ぶ際は次のポイントを意識しましょう。
複数社から見積もりを取る
ハウスメーカーを選ぶ際は、まず複数社で見積もりを取って比較する材料を集めることが大切です。
見積書は比較サイトから一斉に依頼することもできます。ただしメーカーによっては、打ち合わせだけでは坪単価などの金額を明示しない場合もあるので、プランや間取り、パンフレットなど、集められる資料を使って比較しましょう。
また、住宅展示場などで実際のイメージをつかむことも有効です。しかし、モデルハウスは実際に建てられる家よりも大きく作られていることが多く、建ててからギャップを感じることも珍しくありません。モデルハウスはあくまで参考として捉え、できれば完成現場の見学をおこないましょう。
予算と希望のどちらもかなう会社を選ぶ
自分に合ったハウスメーカーとは、予算と希望条件の双方を満たす会社のことです。
例えば、こだわりのデザインの家が建てられるハウスメーカーでも、予算を大きく超えてしまってはその後の生活にも影響します。反対に予算内に収めることができても、気に入らない商品しかラインナップされていないハウスメーカーでは、後悔が残るかもしれません。
複数社の見積もりやパンフレットなどが揃ったら、予算と希望のどちらの条件も満たす会社を選ぶとミスマッチを防げます。
建築後の費用やアフターサービス・保証を確認する
ハウスメーカーは建てる家のことばかりでなく、住みはじめてからのことも視野に入れて選びましょう。特に次の点に着目してください。
- 着工後の変更にかかる費用
- 建築後にかかる費用
- アフターサービス
- 保証期間や内容・適用条件
家づくりだけにとらわれてしまうと、いざ住みはじめてからギリギリの生活になってしまったり、困りごとが発生してもサポートが受けられなかったりする可能性があります。
価格や希望条件でハウスメーカーを絞ったら、建築後の追加費用や居住後のフォローについても確認してみてください。
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ミサワホームの坪単価に関するQ&A
ここではミサワホームの坪単価に関する、よくある質問に回答します。
平屋のほうが坪単価は高くなる?
二階建てより平屋の方が場単価が高く設定されている理由は、必要な屋根や基礎などのコストにあります。
平屋を建てるためには、1フロアにつき屋根・基礎を1つ作らなくてはなりません。一方の2階建て以上建築は、1つの基礎・屋根で2つのフロアを作れます。よって、平屋のほうが2階建て以上の建築よりも、コストが2倍かかるといえるでしょう。
平屋は耐震性に優れ生活動線が短く、老後も安心というメリットがあります。天井を高くできるため、間取りがおしゃれにしやすいのも利点でしょう。しかし、平屋を建てるためには、2階建てよりもコストがかかります。ご自身の予算と相談し、平屋と2階建て以上のどちらの注文住宅を建てるか決めましょう。
ハウスメーカー選びで後悔しない方法
「どんな家が欲しいのか?」が明確になっていないうちに、何社かに絞って比較していませんか?
ハウスメーカー選びの失敗で多いのが、最初から絞りすぎて、後から「こんなハウスメーカーもあったのか…」と後悔するパターンです。
後悔しないためには、まずはカタログやWEBサイトで情報収集することから始めるのがおすすめです。
各社のカタログを見ていると自分が住みたい家のイメージも付きやすいので、自分たちに合ったハウスメーカーが効率的に探せます。
最初から住宅展示場に行く人も多いのですが、見学できるのは1日2〜3件程度です。
カタログであれば展示会に行かずとも家でゆっくり比較できるため、自分たちのペースで家づくりが進められます。
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まとめ
ミサワホームは、丈夫な木質系パネル工法が特徴的なハウスメーカーです。また伝統的な技法を採用した木造軸組工法の家や、重量鉄骨の中層住宅も建てられます。どの商品も住む人の生活を快適にする提案がされ、デザインも魅力的です。
ミサワホームの坪単価は72万円で、選ぶブランドや商品によって価格に開きがあります。独自の制震システムや気密性の高いパネルなどを採用しているため、坪単価も高くなりやすいです。また、アフターサポートの充実も坪単価の上昇につながります。
坪単価はハウスメーカー選びの参考として活用できます。本記事で紹介した坪単価を目安に、ミサワホームで予算や希望条件に合った家づくりを実現させましょう。
その他の住宅メーカー、工務店の坪単価に関する記事
※「マイナビニュース不動産査定」は以下に記載されたリンク先からの情報をもとに、制作・編集しております。
・https://www.land.mlit.go.jp/webland/
・https://www.rosenka.nta.go.jp/
・https://www.retpc.jp/chosa/reins/
・https://www.land.mlit.go.jp/webland/servlet/MainServlet
・https://www.zentaku.or.jp/cms/wp-content/uploads/2022/02/2021-fudousan-anke-to.pdf
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