新型コロナウイルスの影響で、急速に浸透したテレワーク・在宅勤務。普段オフィスで働いている人にとって、家での仕事は慣れないことも多く、戸惑いを感じている人も多いのでは。テレワークには環境設備を整えることが重要だが、皆さんは普段どんな環境で仕事をしているだろうか。今回は、マイナビニュース会員506名のうち、在宅勤務中の282名を対象に「在宅勤務の環境」に関する調査を行った。
Q. コロナ禍で出社型から在宅勤務になりましたか?
はい 55.7%
いいえ 44.3%
Q. (「はい」と答えた方にお聞きします)在宅勤務の日は家のどこで仕事をすることが多いですか?
1位 リビング(居間) 48.9%
2位 書斎 27.3%
3位 寝室 13.5%
4位 ダイニング(食事室) 8.2%
5位 その他 2.1%
Q. どのような環境で在宅勤務をしていますか? どのようなイスや机などかなどを具体的に教えてください。(自由回答)
リビング
・「こたつの上にパソコンを置いて、座椅子に座って仕事をする」(48歳男性/静岡県/医療・福祉・介護サービス/その他技術職)
・「専用のデスクや椅子ではなく、リラックスして仕事ができるよう、テーブルとソファで仕事しています」(53歳女性/東京都/その他電気・電子関連/事務・企画・経営関連)
・「ソファの上で膝にパソコンをおいて勤務する」(32歳男性/千葉県/クレジット・信販/IT関連技術職)
・「リビングで在宅するために用意した机と椅子に座って仕事をしています。かなり快適な環境です」(57歳男性/千葉県/海運・鉄道・空輸・陸運/IT関連技術職)
・「組み立て式の簡易机を出して使い、仕事が終わると畳みます」(45歳男性/東京都/サービス/専門サービス関連)
書斎
・「自室のデスク。テレワーク用に購入したゲーミングチェア。デスクはエレクターで組み立てたもの」(52歳男性/東京都/通信関連/営業関連)
・「自分の書斎でカリモクの椅子と机で」(41歳男性/埼玉県/通信関連/営業関連)
・「無印良品の机、椅子を使っている。大きさは一人用の机、ノートパソコンを置くのが精いっぱいの大きさです」(43歳男性/愛知県/設計/メカトロ関連技術職)
・「パソコンなどが置ける机で、長時間座っても痛くならない椅子にしている」(35歳男性/愛媛県/建設・土木/技能工・運輸・設備関連)
寝室
・「ベッドの上で仕事している」(40歳男性/東京都/不動産/事務・企画・経営関連)
・「あぐらをかいてやっている」(66歳男性/愛知県/その他/専門職関連)
・「椅子は使っていません。机はいわゆるローデスクと呼ばれる高さの低い机を使っており、布団の上に座って仕事をしている形になります」(30歳男性/石川県/コンピューター機器/IT関連技術職)
・「床にそのまま座りテーブルで仕事」(59歳男性/埼玉県/リース・レンタル/営業関連)
ダイニング
・「ダイニングの机でノートパソコンを持ってきて使っている」(47歳女性/兵庫県/物流・倉庫/事務・企画・経営関連)
・「食事するときに使うテーブルと椅子」(53歳男性/愛知県/輸送用機器(自動車含む)/メカトロ関連技術職)
・「折りたたみ机を出して座椅子スタイル」(49歳男性/東京都/専門商社/営業関連)
・「タイニングのテーブルと椅子を使用」(51歳男性/茨城県/重電・産業用電気機器/メカトロ関連技術職)
その他
・「ワンルームです。パソコン用の机を買ったので、床に座っても快適に仕事をしています」(44歳女性/東京都/電力・ガス・エネルギー/事務・企画・経営関連)
・「使用していなかった机と椅子を物置に設置して使っていた」(44歳男性/愛知県/ソフトウェア・情報処理/IT関連技術職)
・「自分の部屋で、勉強机にノートパソコンを置いて仕事をする」(42歳男性/愛知県/輸送用機器(自動車含む)/メカトロ関連技術職)
総評
「在宅勤務の日は家のどこで仕事をすることが多いですか?」という質問では、「リビング(居間)」と答えた人が48.9%とダントツで多かった。次に多かったのは「書斎」(27.3%)で、3位は「寝室」(13.5%)、4位「ダイニング(食事室)」(8.2%)と続いた。
具体的な環境としては、「リビングのソファで」「こたつで座椅子」など、リラックス空間で仕事をしている人が目立った。なかには、ベッドや布団の上で仕事をしているという人も。オフィスではなかなかできない、くつろいだスタイルだ。
反面、在宅勤務には「つい、だらけてしまう」「集中できない」という問題点も。それを解消するために、「本棚で仕切る」「自分以外は部屋に入れないようにする」「個室でかつ騒音がなく、集中できる環境を整える努力をしている」といった工夫をしている人も。集中するために「周りには何も置かず、椅子にも座らない」といった人もいた。
在宅勤務にはWeb会議がつきものだが、カメラ映りを意識した環境づくりも大切なようだ。寄せられた回答によると、「ノートパソコンの周りはすっきりさせ、映らない場所に私物を置く」「デスクセットがあり、映り込んでも恥ずかしくないようにしている」とのことだった。筆者もリモートワーカーだが、Web会議でのカメラ映りを意識して、家具の配置を大きく変えたことがある。
他にも「日当たりの良い場所を選ぶ」「長時間座っても疲れにくい椅子で仕事をしている」など、在宅勤務ならではの工夫が見られた。コロナ禍、在宅勤務がいつまで続くかは分からないが、少しでもストレスを溜めず過ごせるように働きやすい環境を整えていくことは、今後も大切かもれない。
調査時期: 2021年3月6日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 506名
調査方法: インターネットログイン式アンケート
※写真と本文は関係ありません