テクノロジーが進化し、AIの導入などが現実のものとなった今、「働き方」が様変わりしてきています。終身雇用も崩れ始め、ライフプランに不安を感じている方も多いのではないでしょうか。

本連載では、法務・税務・起業コンサルタントのプロをはじめとする面々が、副業・複業、転職、起業、海外進出などをテーマに、「新時代の働き方」に関する情報をリレー形式で発信していきます。

今回は、書評ブロガー・ビジネスプロデューサーの徳本昌大氏が、成功するために必要な「変化し続けることの重要性」についてお話します。

  • 変化し続けることの重要性とは


書評家・ビジネスプロデューサーの徳本昌大です。今回は過去を捨てる勇気について、考えてみたいと思います。参考にしたのは、経営コンサルタントとして活躍する横田尚哉氏の「ビジネススキル・イノベーション 『時間×思考×直感」67のパワフルな技術 」です。

「過去思考」から「未来思考」へ

イノベーションを起こすためには、時間、思考、感性のスキルの常識を破ることが欠かせません。特に時間においては、過去思考を捨てるようにすべきです。横田氏は過去に囚われるのをやめ、未来思考を取り入れるべきだと言います。

思考については、過去思考から未来思考への転換が求められます。過去思考は、現在を結果ととらえて、過去にさかのぼって原因を追究していく思考のことです

過去思考は前例主義に陥りがちで、既存の枠組みから抜け出せなくなります。新しいものを生み出すには、未来に成し遂げたい目的を明確にして、現在を目的実現の手段としてとらえる未来思考が必要です。

自分の未来を考え、今何をすべきか考えなければ、現状を変えることができません。自分にイノベーションを起こしたければ、変化を選択する必要があります。

自己投資をし続けよう

人生100年時代になり、テクノロジーの進化で、日々変化が激しくなる中、私は自分の働き方を変えています。

10年前には一生サラリーマンで定年を迎えると考えていましたが、出版を機に考え方が変わり、5年前に広告会社をやめ独立を決めました。当初はマーケティングが自分の仕事だと信じていましたが、今はその考え方を捨て、クライアントの課題を発見し、自分の価値を提供することをビジネスの基本としています。

そのため、やることは多岐にわたり、様々なことを学ばなければクライアントに満足してもらえません。インプットとアウトプットをやめないのも、時代の変化に自分を適応させるためです。

雑誌の取材でベンチャーやスタートアップの経営者に会うことも多く、若い世代から多くのことを学んでいます。彼らのアイデアやビジネスのやり方に接することで刺激を受けています。

今年で57歳になりましたが、会社に残っていたら、定年を前に人生を悲観していたかもしれません。しかし、会社をやめ、過去を捨てることで、自分の可能性にチャレンジすることができました。いくつかの会社の社外取締役になり、IPOやM&Aにも関わることで、仕事と人脈の幅を広げることができました。

自分の人生を決めるのは自分なのですが、サラリーマンをしている時には、会社や同僚の視点が気になり、その場の空気に流されてしまいます。世の中が変化する中で、一つの仕事だけで生きていくのは無理がありますし、知識はすぐに古くなります。過去の知識を疑い、新たな知識をインプットすることが自分の価値を高めてくれるのです。

学校に行ったり、オンライン動画を活用したりと、自分への投資をやめないようにしましょう。経験を重ねることで、他者との差別化をはかれます。多くの人は失敗を恐れず、新しいことにチャレンジしませんが、人生が長くなっているのですから、いつでもその失敗を取り戻せます。

コロナ禍の今こそ行動を!

コロナ禍が続く中で、行動を起こすのにはより勇気が必要です。しかし、変化を恐れ、待っているだけでは何も変わりません。逆に何もしないことが、未来を暗くします。

私たち一人一人が行動を起こしてこそ、きっかけが生まれて、事態が好転するのです。そういった意味で、イノベーションを起こす最適なタイミングはいまです。嵐のときには、嵐でしかできないこと、嵐だからできることがあります。日本中が閉塞感に覆われ、多くの人が足踏みを続けているいまだからこそイノベーションを起こすのです

コロナで世の中が激変する中、多くの課題が見えています。自分が気づいた課題を解決するために、自分の頭で考えることから始めてみましょう。社会を変えるためには、まず、自分の中でイノベーションを起こす必要があります。自分が変わるという決断をすることから、人生を面白くできるのです。

人生100年時代、変化するのに年齢は関係なくなりました。変化に適応するために、まず自分自身を変えると決めましょう。

執筆者プロフィール : 徳本昌大

書評ブロガー・ビジネスプロデューサー
複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在は、ベンチャー企業の取締役や顧問として活躍中。インバウンド・海外進出支援サービスなどを提供するEwil Japan取締役COO、IoT・システム開発のビズライト・テクノロジー 取締役、みらいチャレンジ ファウンダー、他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数。書評家としても活動中。