陸上自衛隊を舞台に青年たちの青春群像劇を描くフジテレビ系ドラマ『テッパチ!』(毎週水曜22:00~)。6日に初回が放送されると、SNSでは「愛らしいキャラクターばかりのワクワクできる物語」「これからの彼らの成長が楽しみです」といった反響があった。

主演の町田啓太演じる宙と最悪の出会いを迎え、13日放送の第2話で「訓練で勝負」することになる荒井竜次を演じるのは、町田と同じ劇団EXILEのメンバーである佐藤寛太。撮影現場の雰囲気などを聞いた――。

  • 『テッパチ!』に出演する佐藤寛太 (C)フジテレビ

    『テッパチ!』に出演する佐藤寛太 (C)フジテレビ

■感動と責任を感じました

――今回の出演オファーを受けての心境はいかがでしたか?

学生だけが青春ではなく、大人になっても、もがいて足掻(あが)いて、助け合いながら成長していれば、青春になりうると思います。個性を持て余して社会から浮き出た登場人物たちによる群像劇を、陸上自衛隊という場で演じられることに、感動と責任を感じました。

――脚本を読んでのご感想はいかがでしたか?

中の様子をうかがうことができない国の機関のお話なので、フィクションとはいえ今作の雰囲気が自衛隊のひとつの見え方として捉えられることもあるかと思います。ですので、豪快なストーリーの裏側にしっかりと規則を守っている模様を描かなければいけないと思って臨んでいます。

――候補生キャストの皆さんは体作りを行っていると伺っております。

「シックスパックを作ってください」と衣装合わせでオーダーを受けたり、ビジュアル面以外でも、実際にシーンとして行う訓練に耐えうる身体をつくるため、撮影前からトレーニングはしておりました。

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■男だらけの撮影現場「みんなタメ口に近い口調で」

――実際の駐屯地や演習場という異例の現場での撮影のご感想はいかがですか? また、本職の自衛官の方の前で演じることの緊張感などはありますか?

毎日、驚きと発見の連続です。ひとつひとつの行動に規則があり、統一することに意味がある。初めてのことばかりで、本職の方々から見ると至らぬところがあるのではないかと、所作の面でも緊張感を持って撮影に臨んでおります。

――今回の役を演じられて、自衛隊・自衛官への印象は変わりましたか?

そうですね、いろんな部分を見させていただき、感じることがあります。

――男だらけの撮影現場の雰囲気や、エピソードなどを教えてください。

仲良く楽しく撮影に参加させていただいてます。劇中もそうなのですが、実年齢はバラバラであっても、わりとみんなタメ口に近い口調でコミュニケーション取っているので、他ではなかなかない、今回ならではの雰囲気だと思います。

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■自身にとってのライバルとは…

――北村一輝さん演じる八女に見出される形で候補生となる役柄ですが、ご自身において見出してくれた方、運命の出会いに当たる方はどなたになりますか?

いろんな人と出会うなかで、刺激を受け自分が変わっていくので、誰か特定の個人というより、その時々でつながったご縁を大事に思っています。

――町田啓太さん演じる国生とライバルに関係となる役柄ですが、実際のご自身にとってのライバルはどなたになりますでしょうか?

自分自身、なのかなあ……。

――では最後に、ご自身の役の見どころを教えてください。

意地っ張りで不器用でチャーミングなキャラクターだと思って、どのシーンも共感しながら演じさせていただいてます。回を重ねるごと、登場人物たちと絡み合うことで、より人間味が浮き彫りになっていくと思いますので、ストーリーと共に、僕ら人物像のいろんな面も楽しんでいただけたらうれしいです。

  • 町田啓太(左)と佐藤寛太 (C)フジテレビ

●佐藤寛太
1996年生まれ、福岡県出身。15年に劇団EXILEへ加入し、『HiGH&LOW』シリーズ、『イタズラなKiss THE MOVIE』シリーズ、『いのちスケッチ』、『軍艦少年』などの映画、『シェフは名探偵』、『TOKYO MER~走る緊急救命室~』、『あせとせっけん』などのドラマに出演する。