本堂裏の岩窟は、開祖である役小角が般若経を納めたことから般若窟(はんにゃくつ)と呼ばれている

穴場スポット

奈良県生駒市の「宝山寺(ほうざんじ)」

基本情報

生駒山(いこまさん)は太古より神や仙人が住む山と周辺から仰ぎあがめられ、山へこもって厳しい修行を行う修験道場とされていた。空海(弘法大師)も修行したと伝えられている。延宝6年(1678)、湛海律師(たんかいりっし)が再興し、生駒山に宝山寺を開山したという。

真言律宗大本山の寺院である宝山寺は、生駒聖天(いこましょうてん)とも呼ばれている。江戸時代には商売の神として大阪庶民の信仰を集め、京都の皇室や江戸の徳川将軍家、郡山藩主柳沢家からの祈願もあったと伝えられている。現在も、商売繁盛を願う参拝者でにぎわっている。本堂の裏には、山肌から突き出た怪異な岩山の般若窟(はんにゃくつ)がそびている。近畿日本鉄道生駒鋼索線「宝山寺駅」より徒歩約10分。

地図

投稿者のコメント

巨大な岸壁の側にあってすごく神秘的です。岸壁には般若窟という穴があって経典があるそうです。(夏草さん・大阪府・21歳男性)