ストレスの多い日々が続くと、つい笑う回数が減ってしまうもの。
しかし近年の研究では、「日頃どれだけ笑うか」が健康に思いのほか大きな影響を及ぼす可能性が指摘されています。日本の大規模データでも、“笑いの頻度”と長期的な健康リスクの関連が注目されており、その差は決して小さくありません。
では、笑う習慣は私たちの体にどんな変化をもたらすのでしょうか。堀田秀吾さんの大ヒット中の著書『ハーバード、スタンフォード、オックスフォード… 科学的に証明された すごい習慣大百科 人生が変わるテクニック112個集めました』(SBクリエイティブ)より紹介します。
よく笑う人と笑わない人とでは死亡率が約2倍違う
ほとんど笑わない人はよく笑う人より死亡率が2倍
「笑う頻度と死亡や病気のリスク」を分析した山形大学医学部の櫻田の研究があります。
約2万人の検診データを収集し、7年間にわたって調査・分析したところ、ほとんど笑わない人は、よく笑う人に比べて死亡率が約2倍高いことがわかるだけでなく、脳卒中など心血管疾患の発症率も高いという“笑えない”結果が出ています。
大声を出して笑う頻度に対して、「ほぼ毎日」と答えた人は全体の36パーセント、対して「ほどんどない」は3パーセントほどでした。
病気になりやすい年齢や喫煙といった因子を加味しても、ほとんど笑わない人と、よく笑う人はじつに約2倍の死亡率の違いがあったといいます。
笑うことで集中力が向上しストレスが緩和される
実際、「笑い」は大きな効力をもちます。
キリンホールディングス、吉本興業、静岡県浜松市、近畿大学の共同研究では、「笑い」が脳の健康にいい影響を与えることが確認されています。
この研究は、40歳から65歳の浜松市在住の男女25名を対象に実施され、お笑い動画を鑑賞すると、脳にどのような影響を与えるかを調べています。
その結果、お笑い動画鑑賞時は、前頭葉の脳血流量(脳へ酸素や糖を送る重要な指標)が約2.7倍増加し、集中力が向上。
お笑い動画鑑賞後は、唾液中のストレスマーカーの増加が約5分の1に減少し、主観的なストレス状態も改善することが示されたといいます。
また、鑑賞している間は、副交感神経活動が上昇し、リラックスした状態であることもわかりました。笑うことは、集中力向上とストレス改善効果をもたらすのです。
心身の健康に努めるなら、自分が笑えるコンテンツを積極的に見るようにしましょう。
みんなが面白いと思うものではなく、自分が面白いと感じるものでかまいません。自分に笑いをもたらすものを生活のなかにとり入れてください。
『ハーバード、スタンフォード、オックスフォード… 科学的に証明された すごい習慣大百科 人生が変わるテクニック112個集めました』(SBクリエイティブ)

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