忙しい日の仕事中、どうしても集中が続かない――。
そんな“疲れた脳”をリセットする方法について、近年の研究で興味深い知見が相次いでいます。ポイントは、身近な飲み物であるコーヒーの「香り」と「ある習慣」。日常のひと息が、思わぬ形でパフォーマンスに影響する可能性が示されているのです。
科学が注目する“コーヒーの使い方”とは何か。堀田秀吾さんの大ヒット中の著書『ハーバード、スタンフォード、オックスフォード… 科学的に証明された すごい習慣大百科 人生が変わるテクニック112個集めました』(SBクリエイティブ)より紹介します。
コーヒーを飲んだあと30分寝ると頭が冴える
コーヒー豆の香りをかぐとストレスが軽減する
仕事でひと息つきたいときは、きちんと香りのするコーヒーをかぐと効果てき面です。
「コーヒー豆の香りには、睡眠不足や疲労の原因とされる活性酸素によって破壊された脳細胞を修復する効果がある」というソウル大学のソらの研究があります。
実験では、“正常なネズミ”と“24時間寝ていない寝不足状態のネズミ”を用意し、それぞれにコーヒー豆のにおいをかがせました。すると、寝不足状態のネズミから脳を守る分子の量が、部分的に回復したというのです。コーヒー豆のようないい香りをかぐだけで、ストレスを軽減できたそうです。
コーヒー豆の香りをかぐと親切心が芽生え幸福度が上がる
また、レンセラー工科大学のバロンが行った研究では、大きなショッピングモールのなかで、煎いったコーヒー豆やクッキーといったいいにおいが店内から漂っていると、落ちたペンを拾ってくれたり、お札の両替などを頼まれても快諾してくれるようになったりする――といった、人への親切心が働く「向社会的行動」を促進させ、幸福度が上がるという研究結果も明らかになっています。
コーヒーを飲んだあと30分昼寝をすると頭が冴える
コーヒーの効能は、これだけではありません。「コーヒーナップ(コーヒーの昼寝)」と言って、コーヒー(カフェイン200ミリグラム)を飲んだあと、30分ほど寝ると頭が冴えることがラフバラ大学のレイナーとホーンの研究で実証されています。
もっとも脳にいい影響をもたらすカフェイン効果は飲んでから30分後と言われているため、昼寝の相乗効果とともに覚醒度が上昇すると言われています。
カフェインは5〜7時間体内に残るため夜の摂取には注意
いいこと尽くめのコーヒーですが、一点だけ留意してほしいことがあります。それは、夜はなるべく摂取しないほうがいいということ。
コーヒーに含まれるカフェインは、摂取後、体内に残りつづけます。摂取した半分の量が、平均して5~7時間ほど体内に残っているため、夕食後にコーヒーを1杯飲むと、深夜までその半分のカフェインが残りつづけることになります。
翌朝起きたとき、「よく眠れなかった」と感じるのは、じつは昨夜に摂取したカフェインが原因――ということが珍しくないのです。夜に摂取する際は、就寝時間から逆算して睡眠にカフェインの影響が出ないようにしてください。
コーヒーが苦手という方にはおすすめできませんが、コーヒーを飲むことが嫌いではないという方は、仕事の最中にコーヒーをとり入れると効果的です。
仕事でひと息つきたいときコーヒーの香りをかぐ。コーヒーを飲んで30分寝ると頭がより冴える。ただし夜の摂取は要注意
『ハーバード、スタンフォード、オックスフォード… 科学的に証明された すごい習慣大百科 人生が変わるテクニック112個集めました』(SBクリエイティブ)

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