中国地方に位置し、日本海に面して細長くのびる島根県。縁結びの神様がまつられ、旧暦10月に全国の神様が集まるという「出雲大社」や、しじみの名産地の「宍道湖」、現存天守で国宝の「松江城」など、全国的に有名な観光スポットを擁しています。松葉がにを代表とする豊かな海の幸が楽しめるのも大きな魅力。
-
島根県のライバルといえば
この島根県にライバルがいるとすればどの都道府県なのでしょうか。本記事ではマイナビニュース会員にアンケート調査を行い、結果をランキングにまとめました。寄せられた「ライバルだと思う理由」や「島根県を訪れるのにおすすめの季節」などもご紹介しますので、ご自身のイメージと照らし合わせてみてください。
島根県にライバルの都道府県はあると思う?
島根県にライバルの都道府県があると思うかを聞いたところ、回答は以下のようになりました。
ある…59.8%
ない…40.2%
島根県のライバル県ランキング
島根県のライバルだと思う都道府県を、上の質問で「ある」と回答した方に挙げてもらいました。得票率の多い順にランキングにまとめると、以下のような結果に。
1位 鳥取県(72.8%)
2位 北海道(3.3%)
3位 山口県(2.8%)
4位 青森県(2.2%)
4位 広島県(2.2%)
6位 石川県(1.1%)
6位 富山県(1.1%)
6位 神奈川県(1.1%)
6位 大阪府(1.1%)
6位 三重県(1.1%)
6位 高知県(1.1%)
6位 佐賀県(1.1%)
6位 徳島県(1.1%)
6位 沖縄県(1.1%)
ここからは4位までにランクインした都道府県の概要と、アンケートに寄せられた「ライバルだと思う理由」、「島根県を訪れるのにおすすめの季節」などをご紹介します。
1位 鳥取県(72.8%)
島根県のライバル県ランキング、1位は「鳥取県」でした。7割以上の票を集め、圧倒的な結果になりました。
島根県の東側、日本海に面して並んで位置する鳥取県。隣同士でかつ漢字が似ていますが、面積を比べてみると島根県は大きい順で全国19位、鳥取県が41位と島根県のほうが大きめ。令和6年の人口統計では、島根県が46位、鳥取県が47位と最下位から2つの順位を占める形になっています。
どちらの県も漁業が盛んですが、鳥取県には日本有数の漁港である境港があります。かに、まぐろ、えび、いかなど、多種多様な魚が揚がり、その漁獲量は日本トップクラス。過去には連続して日本一だったこともある名漁港です。
自然豊かな鳥取県には中国地方最高峰の「大山」があり、冷涼な気候を利用した生乳の生産も盛んです。バラの花が描かれたパッケージが印象的な「白バラ牛乳」は、県内でおなじみの存在。観光地としては天然記念物の「鳥取砂丘」が有名で、美しい砂の波形がどこまでも続く様子を見ることができます。
ライバルだと思う理由
「隣だし、漢字も似ていて間違われやすそう」(49歳女性)
「同じ中国地方なので、旅行先として競合するのでは」(48歳女性)
「鳥取県に宿泊し、そこから島根県の出雲大社に行くことが多いので」(54歳女性)
2位 北海道(3.3%)
2位は「北海道」でした。東京都の約40倍という広大な土地に、札幌、函館、富良野、知床など、魅力的な観光地がいくつも点在する北海道。島根県のみならず、日本全国のライバル県ランキングの常連となっています。
鮭、ほたて、かに、いくら、うになどの新鮮な魚介類のほか、大自然のなかで楽しむ温泉やスキー、ドライブなど魅力はたっぷり。ジンギスカンやラーメン、スープカレーといった美味しいグルメにも事欠きません。観光地の定番には「旭山動物園」や「五稜郭公園」、「函館山」などがあります。
ライバルだと思う理由
「とにかく食べ物が美味しくて、観光地もたくさんあるから」(55歳男性)
「地方都市にとって最大のライバルだと思うので」(34歳女性)
3位 山口県(2.8%)
3位は「山口県」でした。島根県の西側にあり、三方を海が囲む山口県もまた、自然豊かな場所。県中央部には日本最大規模とされるカルスト台地が広がり、その地下には「秋芳洞」などの鍾乳洞があります。彫刻のような起伏に富んだ内部や、サンゴ、海藻などの化石が見られる光景はまさに別世界。
山口県にはこのほか、幕末に多くの名士を送り出した「松下村塾」、白い砂浜と青い海の美しいコントラストを眺めながらドライブができる「角島大橋」、ふぐが有名な「下関」など、見どころが多数。ニューヨーク・タイムズ誌の「2024年に行くべき52か所」の3位に選ばれて話題になりました。
ライバルだと思う理由
「場所が近く、印象が似ているので」(44歳男性)
4位 青森県(2.2%)
4位は「青森県」でした。全国に出まわるりんごの半数以上が栽培され、にんにくやごぼうの出荷量も全国1位という、東北を代表する農業県の青森県。島根県も豪雪地帯ですが、青森県青森市は「世界一雪が積もる都市」とも呼ばれています。観光名所では「三内丸山遺跡」、「白神山地」、「弘前城」などが有名。
4位 広島県(2.2%)
4位には「広島県」も入りました。島根県の南側に位置する広島県。瀬戸内海に浮かぶ無数の島々のうち、100以上が広島県の島とされています。そのうちのいくつかの島を通って愛媛県今治市までを結ぶ「しまなみ海道」は、海峡を横断できる自転車道として全国的に人気。ほかにも、世界文化遺産に登録された「原爆ドーム」や「厳島神社」は、広島県を代表する存在となっています。
島根県を訪れるのにおすすめの季節は?
ここからは、「島根県を訪れるのにおすすめの季節」について、アンケートに寄せられた声とともにご紹介します。票の多かった順に並べると以下の通りです。
1位 秋(9月~11月)…27.2%
2位 春(3月~5月)…26.1%
2位 年間通しておすすめ…26.1%
4位 夏(6月~8月)…12.8%
5位 冬(12月~2月)…7.8%
秋(9月~11月)がおすすめの理由
「秋の出雲大社がきれいだったので」(38歳男性)
「出雲大学駅伝が開催されるのが10月なので。生で見たい」(49歳男性)
「夏はとても暑く、冬や春先は雪が多くて厳しそうなので」(43歳男性)
「三瓶山の紅葉は見もの。素晴らしいです」(53歳男性)
「かにのシーズンが始まるから」(36歳女性)
春(3月~5月)がおすすめの理由
「島根県は雪がない時のほうが楽しめそう」(50歳男性)
「桜のきれいな名所があると聞いたことあるので」(43歳男性)
「松江城の桜や、『ホーランエンヤ』の祭りが好きだから」(55歳男性)
「温泉がすごく気持ちよかったので、暑い夏や雪の冬を避けてまた出かけたい」(52歳男性)
年間通しておすすめの理由
「神社やお城などは、年間を通して楽しめるので」(43歳女性)
「島根県はふらっと思い立って出かけて、ふらっと何かを見るというイメージの場所」(36歳男性)
「四季折々に違う表情があり、魅力も違うと思うから」(43歳男性)
「海は夏がきれいだと思うが、雪景色も楽しめそう」(53歳女性)
夏(6月~8月)がおすすめの理由
「車やバイクで海沿いを走るのが好きだが、特に日本海の眺めが好き。気ままに立ち寄ったりローカルフードを楽しんだりする旅が好きなので」(37歳男性)
「暑いと思うが、海水浴が気持ちいいと思うので」(54歳女性)
冬(12月~2月)がおすすめの理由
「かにの時季だし、魚も脂がのってとても美味しいから」(55歳男性)
「初詣に出雲大社へ出かけるのが好きだから」(38歳男性)
「冬の宍道湖の風景がきれいなので」(56歳男性)
島根県のライバルは、圧倒的な票数で「鳥取県」
島根県のライバル県ランキングをご紹介しました。1位「鳥取県」、2位「北海道」、3位「山口県」、4位「青森県」、「広島県」という結果になりました。ご自身のイメージと照らし合わせていかがでしょうか。
7割以上の票を集めて圧倒的1位となったのは、やはりお隣の鳥取県。県名の漢字が似ているため、比べられることが多いようです。面積では島根県のほうが大きいですが、人口は47都道府県中、島根県が46位、鳥取県が47位。最下位の2つをこの2県が占めています。
2位以下にはライバル県ランキング常連の北海道や、同じ中国地方の県がランクインしました。ライバル視するポイントは人によってさまざまなようです。
あなたも、ご自身の出身地や今住んでいる地域にライバルがいるとすればどこなのか、考えてみませんか。
調査時期: 2025年3月22日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男女合計301人(男性: 222人、女性: 79人)
調査方法: インターネットログイン式アンケート