みなさんは「ポイ活」という言葉を聞いたことがありますか? 一言でいうと「ポイントを集める活動」のことですが、貯まったポイントでお得にお買い物ができるので、節約術の一つとして人気が高まっています。

この特集では、コンビニやスーパー、ドラッグストアなど、業界ごとのポイ活情報を提供。各社のポイ活比較もしていきます。

第1回は代表的なコンビニ3社でできるポイ活について、それぞれ解説していきます。

  • ファミマ、ローソン、セブンでできるポイ活の内容を徹底比較! ※画像は編集部撮影

    画像は編集部撮影

『ローソン』"ポイ活"ならぬ"ポン活"が熱い!

ローソンではPontaカードまたはdポイントカードを提示することで、税別200円ごとに、0:00~15:59までは1ポイント、16:00~23:59までは2ポイントを貯めることができます。

また、『ローソンPontaプラス』というクレジットカードを利用すると、Pontaポイントが税別200円ごとに0:00~15:59までは2ポイント、16:00~23:59までは4ポイントと倍貯まります。年会費は無料なので、ローソンのヘビーユーザーであれば、持っておくといいかもしれません。

さらに、時期や期間ごとの"対象商品"を購入すると、通常のポイントに加えてボーナスポイントが貯まります。対象商品はローソンの公式ホームページで発表されるので、買いたいと思っているものが掲載されていれば、期間内に購入するといいでしょう。

そして、ローソンでポイントを貯めたらぜひ試してみてほしいのが、今人気となっている「ポン活」です。

「ポン活」とは、Pontaポイントやdポイントを「お試し引換券」に交換すること。ローソン店内にあるLoppiやローソンアプリからクーポンを発券すると、新商品などがモノによっては半額以上安く手に入ります。店舗に立ち寄る前にチェックしてみるのもいいかもしれません。

  • クーポンの発行が可能なローソンアプリ。サービス連携すれば、ポイントカードとクーポンのバーコードをまとめて表示することもできる

携帯電話でauを利用している人はauIDとPonta会員IDを連携することでPontaポイントが貯まります。docomoを利用している人はdポイントが貯まります。普段使っているサービスと上手に連携させて、お得にポイントを貯めるのも手です。

『ファミリーマート』"ファミペイ"×"ファミマTカード"でポイント二重取り

ファミリーマートで貯めることができる共通ポイントは、Tポイント、dポイント、楽天ポイントの3種類。専用カードまたはアプリを提示することで、税込200円ごとに1ポイントがもらえ、ポイントは1ポイント=1円として支払いに利用することが出来ます。

さらに、独自の決済サービス「FamiPay」を使うと、税込200円ごとに1ボーナス(1円分として使える)が貯まります。Tポイント、dポイント、楽天ポイントいずれかのポイントに加えて、ポイントを二重取りできるというわけです。

「FamiPay」を使う場合は、「ファミペイ」アプリをダウンロードして、FamiPay決済とポイントカードを連携しておきましょう。バーコードを読み取ってもらうだけで、決済に加え、双方のポイントが同時に貯まります。割引クーポンももらえますし、さまざまなキャンペーンも行われているので、さらにお得に利用できますよ。

  • クーポンも決済もポイントもファミペイアプリで一括管理できる

『セブン-イレブン』ポイントに加え、独自のマイルも貯められる

セブン-イレブンでは、セブン&アイ・ホールディングスが展開している電子マネー「nanaco」のnanacoポイントを貯めることができます。nanacoポイントは税別200円税抜で1ポイントが付与され、貯まったポイントは1ポイント=1円としてnanacoにチャージして買い物に利用することができます。

さらにnanaco会員限定キャンペーンで対象商品を購入すると、通常ポイントに加えてボーナスポイントが貯まる仕組みもあります。

nanacoポイントは、セブンイレブンの他に、イトーヨーカドーや西武・そごうをはじめ、多くの飲食店でも利用できますよ。

そしてセブン-イレブンにも専用アプリ「セブン-イレブンアプリ」があります。ポイントではありませんが、会員コードを提示すると税別200円につき1マイルが貯まり、貯まったマイルに応じてセブン-イレブンの商品やカタログギフトなど、さまざまな特典と交換できます(セブン-イレブンアプリ以外にも、セブン&アイグループ各社それぞれにアプリがあり、同様にマイルを貯めることができます)。

2021年1月からは、マイルの交換先として、nanacoポイントを選ぶことも可能になりました。マイルもnanacoポイントに集約すれば、ますます使いやすくなるかもしれません。

  • マイルの交換先としてnanacoポイントも選べるように。他の特典と比較して、使い道を決めると◎

どのポイントを貯めたいかを重視して利用店舗を選ぼう

いかがだったでしょうか。一律にお得さを比較できるものではありませんが、よく利用するネットショッピングや、どのポイントを集中して貯めたいかによって利用する店舗を決めるのも一つの手。さらに、ファミリーマートでdポイントを貯めて、ローソンでのポン活で使う、といったように、目的に応じて使い分けるのも賢い方法と言えるでしょう。

また、今回紹介できませんでしたが、各社によってお得に利用できるクレジットカードもありますし、それぞれの決済チャージをする際にクレジットカードを使ってさらにポイントを貯める方法もあります。

ぜひ、普段のコンビニ利用をさらにお得にするにはどうしたらいいか、この記事を参考に考えてみてくださいね。

安部智香

女性のためのお金の総合クリニック「エフピーウーマン」認定ライター ファイナンシャルプランニングオフィス代表、ファイナンシャルプランニング技能士2級、AFP(日本FP協会認定)、一種外務員資格
短大卒業後、証券会社に勤務。在職中は資産運用のアドバイスを担当。結婚退職後は、証券会社在職中に得た知識を活かし投資による資産形成を行っていたが、周りの主婦の大半は投資の方法を知らないことに気付く。そのため、「もっとお金のこと、家計のこと、資産運用のことを伝えたい」という思いで個人事務所を立ち上げる。個別相談、執筆業務、マネーセミナー講師として活動中。著書は「幸せなお金持ちになるマネーレッスン♪」(パブラボ)
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