「お世辞感を出さずにうまくほめて相手の懐にはいりたいとき」
「自分の立ち位置を守るべく、肯定も否定もせずにその場をのりきりたいとき」
職場や家族、恋人、友人などの人間関係をなるべくストレスなく過ごすために、自分の求めている返答や行動を相手から引き出したい瞬間は多くあります。そのときにひとこと言い換えるだけで、相手を自在にあやつる言葉の言い回しのコツを紹介します。
実際に心理学者たちがおこなった心理学実験や、深層心理をもとに、その言い換えをすることでもたらす心理効果を解説。人間の思考のメカニズムも学ぶことができます。
思い通りに人を動かしたい人だけでなく、人にマイナスイメージをもたれたり、自分のもつキャラクターを傷つけたりすることを恐れる繊細な人が対人回避術として使用することもできる一冊『ズルい言い換え事典』から一部抜粋してご紹介します!
■苦手な人とうまく付き合う
苦手な人と適度な関係性を維持するテク
苦手な人であっても同じ組織の仲間ならば、できるだけいい関係性を築きたいというもの。 そんなときは、間接的にほめることが有用だ。服装やファッションをほめるのは、本人をほめることではないので、苦手な人でもほめやすい。「その靴、新しいモデルですね。似合ってますね」など、自分の趣向と合致することなら言葉も選びやすい。
しかし、必ずしも自分が歩み寄るばかりがいいというわけでもない。「テット・フォー・タット作戦」といういわゆる「やられたら、やり返す」というテクニックがある。攻撃的なときには攻撃的に、良好なときは良好に返す。そうすることで、やられすぎず、攻めすぎない関係性を維持できるだろう。
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『ズルい言い換え事典』(齊藤 勇監修/日本文芸社)
職場や家族、恋人、友人などの人間関係をなるべくストレスなく過ごすために、自分の求めている返答や行動を相手から引き出したい瞬間は多くありますが、そのときにひとこと言い換えるだけで、相手を自在にあやつる言葉の言い回しのコツを紹介。思い通りに人を動かしたい人だけでなく、人にマイナスイメージをもたれたり、自分のもつキャラクターを傷つけたりすることを恐れる繊細な人が対人回避術として使用することもできる一冊です。