ある程度クレジットカードに詳しい人であれば、ネットショッピングの際はポイントモールを活用しているだろう。ポイントモールとは、ネットショッピングの際に「経由」すると、利用金額に応じたポイントが貯まるサイトのこと。今回は、無数にあるポイントモールのなかでも、大盤振る舞いのキャンペーンを続々と展開するなど、特筆すべき点の多い「LINEショッピング」を紹介したい。

  • 「LINEショッピング」のトップページ

ポイントモールは大きく分けて、カード会社が運営するものとそうでないものがあり、「LINEショッピング」は後者。カード会社が運営しているものは、その会社が発行しているカードで支払いをしなければ経由によるポイントは貯まらないが、「LINEショッピング」は原則として支払い方法を問わず経由によるポイントを貯めることができる。

1Pから使えるLINEポイントが貯まる

「LINEショッピング」を経由して買い物をすると、判定を経て後日LINEポイントが貯まる。判定期間(商品購入からポイント付与までの日数)は利用するショップによって異なり、多くは30〜60日程度だが、最長で190日かかる場合もある。判定の状況はマイページの注文履歴で随時確認できる。

  • (左)ポイントを獲得した注文履歴。(中)判定承認前の注文履歴。(右)「Details」をタップすると注文内容の詳細が確認できる

貯まるポイント数は利用するショップと金額によって異なる。例えば、楽天市場は還元率1%となっているため、1,000円(税抜)の買い物をした場合はLINEポイントが10ポイント貯まる。逆に言うと、100円(税抜)未満の買い物は1%還元では1ポイントに満たないため、ポイントは貯まらない。

これとは別に、例えば支払いにクレジットカードを使っていれば、そのカードのポイントも貯まる。また、楽天市場のようにショップ独自のポイント制度がある場合は、ショップのポイントも貯まる。つまり、支払い方法と購入先によっては、ポイントの三重取りが可能となる。

LINEポイントは1ポイント=1円としてLINE Payの残高にチャージできるほか、スタンプ購入をはじめとするLINEのさまざまなサービスで利用可能。Pontaポイント、nanacoポイント、メトロポイント、JALのマイル、Amazonギフト券などにも交換できるが、それぞれ交換レートや必要ポイント数は異なる。LINEポイントの有効期限は最終獲得日から180日(期間限定ポイントを除く)。約半年に一度でもポイントを獲得していれば、失効する心配はない。

スマホでもPCでも利用可能

「LINEショッピング」自体はPCでも使えるが、LINEポイントを貯めるためには、スマホでLINEの規約同意を行い、「LINEショッピング」を友だちに追加する必要がある。ブロックするとキャンペーンの際にポイントが貯まらなくなることもあるので注意しよう。なお、スマホで「LINEショッピング」を利用する場合、ブラウザで購入しても、ショッピングサイトのアプリで購入しても、ポイント付与の対象となる。

万が一、経由の判定が認められなかった場合は、トップページにバナーが貼られている「ポイントバック保証」のページから問い合わせをしよう。運営側の調査によって経由と購入が認められれば、後日ポイントは付与される。証拠となる購入明細などは保存しておくことが望ましい。

  • (左)「LINEショッピング」のLINEトーク画面。最新情報が随時配信される。(中)「ポイントバック保証」はトップページ上部のバナー欄を右にスクロールしていくと出てくる。(右)「ポイントバック保証」のページ

Amazon.co.jpの利用でもポイントが貯まる

「LINEショッピング」では現在、楽天市場やYahoo! ショッピングなど、約250のサイトでポイントを貯めることができる。特筆しておきたいのはAmazon.co.jp(アマゾン)も対象になっていること。先に述べた非カード会社系ポイントモールでアマゾンが対象となっているのは、現在は「LINEショッピング」とJALのマイルが貯まる「JALマイレージモール」のみしか存在しない(Tポイントが貯まる「Tモール」はファッション商品のみ対象)。

アマゾンは還元率0.5%となっているが、Amazonフレッシュやデジタルミュージック、ビデオ商品、Amazonギフト券など、一部ポイント対象外となる商品・サービスもある。対象商品は事前に確認しておこう。なお、アマゾンに限らず、消費税や送料は原則としてポイント付与の対象外となる。これは「LINEショッピング」だけでなく、他のポイントモールも同様だ。

各ショップのポイント付与に関するルールは、ショップページの「企業情報」のタブに記載されている。トップページからは見られないため、下部メニューの「ショップ」や「カテゴリ」から目当てのショップを見つけて、注意事項を確認しよう。

  • Amazon.co.jpのショップページ。「企業情報」のタブを選ぶと、詳細なポイント付与のルールが表示される

狙い目は月初の金曜日。キャンペーンが盛りだくさん

「LINEショッピング」の最大の特長とも言えるのが、豊富なキャンペーン。現在は以下の3つが毎月行われているほか、不定期のキャンペーンも随時開催されている。エントリーが必要となるキャンペーンもあるので、開催時は必ず適用条件に目を通しておこう。

・ポチポチフライデー
毎週金曜日に開催。合計3,000円(税抜)以上の購入で、通常分の還元に加えて300ポイントをプレゼント。楽天市場での購入分は計算対象外。

・123(ひふみ)キャンペーン
毎月1日、2日、3日に開催。期間中は対象ショップの還元率が10〜20%還元にアップ。

・LINEポイントパーティー
毎月1回開催。期間中の利用金額に応じて、最大10%のポイントを還元。楽天市場や楽天ブックスなど一部ショップでの購入分は計算対象外。

  • (左)毎週金曜日開催の「ポチポチフライデー」。(中)毎月1〜3日に開催の「123(ひふみ)キャンペーン」。(右)毎月1回開催の「LINEポイントパーティー」

毎月1〜3日と金曜日が重なっているのであれば、3,000円(税抜)の買い物に対して、最大で900ポイントを得ることも可能だ(キャンペーンの時期によって異なる場合あり)。少しでも多くのポイントを獲得したければ、キャンペーンを狙ってまとめ買いすることをおすすめする。

「LINEショッピング」では、約250のショップから商品を一斉に検索できたり、画像から類似商品を検索できる「ショッピングレンズ」が使えたり、商品に「いいね」をつけてブックマークできる機能もある。時間のあるときに商品を探して「いいね」をつけておけば、キャンペーン時に慌てず買い物ができるだろう。

リアルの買い物でもポイントが貯まる「SHOPPING GO」

そして、もうひとつ紹介しておきたいのが、姉妹サービス的に提供されている「SHOPPING GO」。こちらは実店舗での買い物に対してポイント還元を受けられ、商品購入時にスマホでバーコードを提示すると、ビックカメラ、コジマ、ソフマップでは税込購入金額の0.5%、earth music&ecologyでは税抜購入金額2%のポイントが貯まる(一部対象外商品あり)。また、これとは別にショップ独自のポイントも貯められる。現在は上記の4ショップしか対応していないが、利用可能店は今後増加予定だ。

  • (左)「SHOPPING GO」のトップページ。(中)購入時にバーコードを提示するとポイントが貯まる。(右)ビックカメラの場合、右下の「+」ボタンを押すと、ビックカメラ公式アプリやLINE Payの支払い画面にスムーズに移動できる

なお、「LINEショッピング」はショッピングに特化しているが、このほかにも旅行予約であれば「LINEトラベルjp」、出前であれば「LINEデリマ」を使えば、それぞれ利用金額に応じてLINEポイントを貯められる。また、「LINEポイント」のページでは、クレジットカードの発行や各種サービスの申し込み、CM動画の閲覧などでもポイントを貯めることができる。

LINEは様々なサービスを展開しており、把握するだけでも一苦労だが、使いこなせば便利なだけでなく、ポイントが貯まる機会も多い。サービスごとに公式アカウントも用意されているので、おトクな情報を見逃さないように友だちに追加しておこう。

(※クレジットカードの用語などは以下を参照)

『シーンで選ぶクレジットカード活用術 (1) 最低限知っておいてほしい基礎知識』

※本記事で紹介したサービス内容は、消費税率8%を前提とした更新日時点の情報です。ポイント価値は編集部にて算出。利用方法によって上下する場合があります。また、各サービスには一部対象外となるケースがあります。ご利用の際は公式サイトなどで最新の情報をご確認ください。

■ 筆者プロフィール: タナカヒロシ(ライター・編集者)

普段は音楽やエンタメ関係の仕事が多いが、過去に勤めていた会社の都合でクレジットカード本を作ったことをきっかけに、クレジットカード、電子マネー、ポイントなどに詳しくなる。以降、定期的にクレジットカードのムック本を編集・執筆。3月8日発売の『最強クレジットカードガイド2017 本当にトクするカードの選び方・使い方=写真=』(角川SSCムック)では、編集統括および記事の大部分を執筆している。