最近はキャンペーンを連発するQR/バーコード決済が存在感を増しているが、タッチするだけで支払える電子マネーも負けてはいない。スマートフォンの普及以降、iDやQUICPayはApple PayやGoogle Payを介して利用することが増えており、こうしたモバイル決済の利用者に向けて多くのキャンペーンが行われている。今回はそのなかから、簡単な条件をクリアするだけで還元を受けられる3社のキャンペーンを紹介する。

  • もれなくキャッシュバック! モバイル決済のキャンペーン

1.セゾン・UCはApple Pay・Google Payともに10%還元

クレディセゾンでは2021年2月28日まで、同社が発行するセゾンカード・UCカードを初めてApple Payに設定し、QUICPayで支払いをすると、もれなく10%をキャッシュバック。1人につき500円がキャッシュバック上限で、法人カードなどは対象外になる。

Google Payに関しても、2021年2月28日まで、セゾンカード・UCカードを設定してQUICPayで支払いをすると、もれなく10%をキャッシュバック。こちらはカード1枚につき500円がキャッシュバック上限で、法人カードなどは対象外になる。

いずれもキャッシュバックとは別に、通常利用に対するポイントも付与される。たとえば「セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード」では、通常は永久不滅ポイントが1,000円利用につき1ポイント貯まるが、QUICPay利用分に対してはポイント6倍。永久不滅ポイントはAmazonギフト券などに交換した場合、1ポイント=5円相当になるため3%還元になる。

  • (左)「セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード」(中)スマートフォンのアプリ上にデジタルカードを発行する「セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カードDigital」(右)「Digital」ではナンバーレスのプラスチックカードが発行され、実店舗でも利用できる

さらにスマホアプリ「セゾンPortal」を利用して、利用実績に応じて優待を受けられる「セゾンクラッセ」のクラスが最上位★6になれば、別途1,000円利用につき1ポイントも獲得可能。QUICPay払いでは、1,000円につき最大7ポイントが貯まり、前述の10%キャッシュバックと合わせれば最高13.5%還元になる。

  • 「セゾンクラッセ」で最上位の★6クラスになると永久不滅ポイントが2倍になるほか、誕生月に100ポイントのプレゼントもある

「セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード」は初年度年会費無料。2年目以降は1,100円だが、前年に一度でも利用すると年会費無料になる。最短5分で利用開始できる「セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カードDigital」も発行されている。

2.セディナはApple Pay3,000円利用で1,000円還元

SMBCファイナンスサービス(旧セディナ)が発行するクレジットカードは、2021年3月31日までに初めてApple Payに設定し、エントリーのうえ3,000円以上利用すると、もれなく1,000円をキャッシュバック。3,000円の利用はApple PayのiD払いだけでなく、モバイルSuicaやモバイルPASMOへのチャージ、コンタクトレス決済(MastercardとJCBのみ利用可)、オンライン決済も対象。同社発行カードを複数枚保有している場合は、それぞれのカードがキャンペーン対象になる。

また、同じく2021年3月31日までは、Apple Payを月間3,000円以上利用すると、ポイントが3倍(月10万円利用分までが上限)になる「Apple Payポイント3倍キャンペーン」も実施されている。

たとえば年会費無料の「セディナカード」を新規入会して利用する場合、通常はわくわくポイントが200円利用につき1ポイント貯まるが、入会から3カ月間はポイント3倍になるため、「Apple Payポイント3倍キャンペーン」と合わせると、200円につき5ポイントが貯まる。わくわくポイントはnanacoポイント、dポイント、Pontaポイントなどに交換した場合、1ポイント=1円相当になるため2.5%還元になる。

  • 「セディナカード」はVisa、Mastercard、JCBから国際ブランドを選べる

そのほかにも2021年3月31日までは、ファミリーマートとローソンでも、事前にエントリーするとポイントが6倍(+2.5%還元)になるキャンペーンがあり、いずれもApple Payを使った支払いでも対象になる。なお、「セディナカード」はETC利用分や海外利用分もポイント1.5倍。年間利用額(請求額)に応じて、次年度ポイント付与率が最高1.3倍になる制度もある。

3.はまPayは3,000円チャージで500円還元

「はまPay」は横浜銀行が提供するモバイル決済で、QR/バーコード決済として全国の銀行Pay加盟店およびSmart Code加盟店で利用できるほか、Apple Payまたはおサイフケータイに設定するとiD加盟店でもタッチ決済で支払いが可能。さらにアプリ内で発行されるVisaプリペイドカードを使ってインターネット上での支払いもでき、アプリに対応する企業や団体が発行した払込票を読み取って支払いをすることもできる。

iD加盟店およびVisa加盟店での利用には、事前に横浜銀行口座からのチャージが必要(コード決済および払込票決済は銀行口座からの支払い)となり、2021年3月31日までに3,000円以上チャージすると、もれなく500円分が残高としてキャッシュバックされる。なお、「はまPay」をiD加盟店またはVisa加盟店で利用した場合は、利用金額の0.25%が残高としてキャッシュバックされる。

  • 左から「はまPay」アプリのホーム画面、Apple Payの画面、Visaプリペイドカード情報の画面

また、神奈川県内を中心とした飲食店や商業施設でVisaプリペイドカード情報を提示すると、割引などの優待が受けられる「ハマトク」を利用することも可能。さらに条件を満たせばATM手数料の優遇なども受けられるようになる。

以上、3社のキャンペーンを紹介したが、いずれも締切までには余裕があるので、いまから新規にカードの申し込みや口座開設をしても間に合うはず。モバイル決済は一度使ったら便利すぎて手放せなくなるという声も多いので、この機会にぜひ始めてみてほしい。

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