ネットで使える資金管理ツールをご紹介する連載コラム「上手に活用して"快適"マネーライフ! 『お金の管理』便利ツール」。第7回では、無料クラウド家計簿『Oink Note』を取り上げます。
ゲーム感覚で家計簿を楽しみながら入力
家計簿をつけ始めても、長続きしない人は多いですよね。今回紹介する「Oink Note」は、ゲーム感覚で家計簿を楽しく使えるようにすることで、「続けられない」という最大の課題のクリアを目指す家計簿サービスです。
では、早速使い方を見ていきましょう。「Oink Note」を利用する場合は、会員登録を行う方法と、Open IDを使用して利用する方法の2種類があります。TwitterやFacebookなどとも連携しており、Open ID利用者やTwitterユーザーなどは、新たにIDやパスワードを作成する必要がないため、入会の手間を省くことができます。
家計簿の初期設定画面では、「ニックネーム」「費目設定」「家計簿設定」「口座設定」を行いましょう。「費目設定」では、テンプレートのほか、新たな費目を追加することもでき、自分のライフスタイルに合った家計簿として利用することが可能です。「家計簿設定」では、年度・月の開始日などを、「口座設定」では、現金の初期設定や銀行口座の登録を行います。
家計簿をつけて「リブくん」シールをゲット!
初期登録が終わると、このような可愛いコブタのキャラクター「リブくん」のシールがもらえます。この後も「記帳10回達成」など条件をクリアするごとに、シールを獲得できるようになっています。つまり、ゲーム感覚でシールをコレクションすることが、家計簿を続けるモチベーションになるという訳です。なかなか面白い工夫だと思いますし、実際に楽しく家計簿をつけることができますよ。
支出入力は「通常記帳」と「レシート記帳」が可能
毎日の支出は、「記帳」画面から入力します。入力方法は、買った物を1点ずつ記帳する「通常記帳」と、レシートをそのまま記帳する「レシート記帳」の2種類から選べます。「通常記帳」では、日付、費目、内容、金額、利用口座を選択し、追加情報として「memo」の入力が可能です。「レシート記帳」では、まず日付、内容、口座を入力し、その後「明細」から費目など詳細を入力します。
家賃などの固定費を記帳する場合は、「固定費定期記帳」機能を利用するといいでしょう。この機能では、月次単位で収支を自動的に記帳されるようになるため、毎月入力する手間が無くなります。
お金の流れもしっかり管理
収入については、銀行口座のほかにクレジットカードや電子マネーなど、複数の資産の管理が可能となっています。また、お金の引出しや預け入れ、口座振替、チャージといったお金の流れに関しては、「お金の移動」画面から入力することができます。
節約に励みたい人は、「予算設定」機能を使って、あらかじめ費目別の予算を設定しておくことをお勧めします。収支実績と予算とをチェックすることで、無駄遣いや支出の傾向を把握できるようになりますよ。
収支・資産状況を表やグラフで確認
「集計」機能を利用すると、現在の収支や資産の状況を、表あるいはグラフで確認することが可能です。収支に関しては「収支集計表」「収支比率グラフ」「収支推移グラフ」「収支比較グラフ」を、資産に関しては「資産集計表」「資産推移グラフ」「資産比較グラフ」をそれぞれ表示し、その中でも円グラフの「収支比率グラフ」は、各費目の収支状況が一目で分かるので大変便利です。なお、集計単位は、週間、月間、年間で切り替えられるようになっています。
これまでパソコン用ソフトなどで家計簿をつけていたのなら、「データインポート」機能を使ってCSVファイルからデータを取り込むことができます。取り込むデータの種類は、費目、口座、記帳となっています。
Twitter連携機能や、スマホアプリも
また、「Twitter連携機能」を利用すると、記帳した内容をTwitterでツイートすることも可能になります。フォロワーに「こんな買い物をしたよ」と知らせたい場合に使ったりすると、話のネタになって面白いのではないでしょうか。
さらに、スマートフォンアプリを使えば、外出先での支払いをその場で入力が行えます。iPhone版とAndroid版の2種類が無料で提供されており、いつでもどこでも簡単に家計簿をつけられるようになりますよ。
プレミアムプラン加入でさらに便利に
ここまで紹介してきた機能は無料版で提供されているもので、誰でも利用することができますが、プレミアムプラン(月額315円)に加入すると、さまざまな機能が拡張され、より便利になります。記帳登録件数は月300件が3,000件に、費目登録件数は最大80件が200件に、口座登録件数は5件(口座種別ごと)が10件に拡張されるほか、家計簿を複数人で入力できる「共同編集機能」も利用できます。また、スマートフォン版アプリについては、オフライン動作が可能となり、電波状態が悪い場所でも記帳が行えるようになります。
充実した家計簿機能に加えて、ゲーム要素を取り入れた「Oink Note」。これなら、三日坊主の人も楽しみながら家計簿を続けることができるはずです!
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