春は、子どもたちが新しい一歩を踏み出す季節。でもその足元には、思わぬ交通の危険が……!?

未就学児~小学生に起こりやすい交通事故のヒヤリハットを、漫画家・イラストレーターの菅原県さんが漫画でわかりやすく紹介。

保護者やドライバーの皆さんも、一緒に交通安全を考えてみませんか?

【漫画】1年生が黄色い帽子をかぶっているのはなぜ?

1年生のシンボル「黄色い帽子」の理由

黄色い帽子に大きなランドセルを背負った1年生が通学する姿は春の風物詩。日本全国多くの学校で、1年生は登下校時に黄色い帽子をかぶるというルールがあります。通学帽や安全帽子と呼んでいる学校もあるようです。

なぜ、1年生に黄色い帽子なのでしょうか。そのルーツは1960年頃、交通事故が多発していた時代に、歌山県警察本部の交通警察官が発案し、子どもたちに赤、青、黄の帽子を被せて検証して、一番目立つ色であった黄色い帽子を導入したのが始まりといわれています。

身長が小さい子どもは、ドライバーの死角に入ってしまい見つけてもらいにくいことも。目立つ色の帽子をかぶることで、交通事故防止へとつながります。また、黄色い帽子は雨の日や曇りの日でも目立つことや、熱中症予防の観点からも、通学時にかぶるのがルールとしている学校は多いようです。