社会に出た瞬間から、“割を食ってる”気しかしない――。人口だけは多いのに、正社員枠はほぼ皆無。報われなさすぎるあの頃と、今も続く理不尽の数々、それでもなんとか生き抜いてきた……そんな「超氷河期世代」の“リアルな声”を、今こそ可視化していこう。

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非正規は氷河期世代ばかり…

●「現在の職場で派遣社員は同世代ばかり、下の世代は正社員ばかり」(47歳男性)

同世代にはほとんど開かれていなかった正社員の座が、下の世代にはすんなり与えられている――。そんな現実を目の当たりにして、悔しさや不公平感を抱える超氷河期世代は少なくないだろう。

●「若い頃は求人自体がなく、年を取ってからは年齢のせいで落とされる。上の世代より苦労し、下の世代には追い越される、報われない世代」(47歳女性)

社会に出るタイミングで正社員になれなかった超氷河期世代で、その後も非正規雇用が続いているケースも多い。企業側の「新卒一括採用」重視の文化が続く中で、中途で正社員に登用される道は狭き門だった。

一方で、下の世代は待遇や初任給の底上げにより、スムーズに正規雇用へと進んでいく。その構図の中で、“自分たちだけがずっと足止めされている”という感覚を抱く人もいる。

キャリアの選択肢が限られる中で、世代全体が構造的に取り残されているのが現実だ。今も続くこのギャップに、社会全体で目を向けていく必要があるだろう。

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調査時期: 2025年5月12日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数:365人
調査方法: インターネットログイン式アンケート