手軽に利用できるコンビニで、飲み物を購入している人は少なくないでしょう。便利な一方で、毎日利用すると出費がかさむのが悩みの種ですよね。

そんな人たちにとって朗報となるのが、今年に入ってコンビニ各社から、次々にリリースされているドリンクのお得な回数券です。

ドリンクが安く購入できる「デジタル回数券」とは

現在、「ファミリーマート」と「ミニストップ」の2つのコンビニでドリンク回数券が利用でき、「ローソン」では実証実験が行われています。

いずれも、キャッシュレス決済アプリや、オンラインでギフトを送ることのできる専用アプリや専用サイトを通じて、購入が可能。事前に購入しておくことで、利用するときはアプリの画面を見せるだけで、手軽にゲットできるのがうれしいポイントです。

ここからは、それぞれの回数券についてみていきましょう。

ペットボトル5本分もお得!「ファミマのボトルキープ」

ファミリーマートは、2021年3月末に「ファミマのボトルキープ」という、ペットボトル飲料の回数券を発売しました。すでにファミマでは、昨年からコーヒーが1杯分お得になる回数券を販売していて、それに続くドリンクの回数券となります。

この回数券は、1本あたり100円の600ミリペットボトル飲料24本分を1,900円で購入することができるため、5本分の500円相当がお得になる計算です。

対象商品は、水とお茶の2種類があり、それぞれファミマのプライベートブランドのペットボトル飲料です。水は産地の異なる天然水2種類から、お茶は、緑茶、烏龍茶、麦茶、ジャスミン茶、さんぴん茶の5種類から、選ぶことができます(※さんぴん茶は一部地域のみ)。

どちらも有効期限は購入してから180日間なので、大体1週間に1本飲めば、期限内に使い切れる計算です。

回数券の購入や商品との引き換えには、ファミリーマートのスマートフォンアプリ「ファミペイ」を使います。支払い方法は、電子マネー「FamiPay(ファミペイ)」限定となるので、購入する前にアプリのダウンロードやユーザー登録、電子マネーへのチャージを済ませておきましょう。

この回数券は、2021年9月のファミリーマートの40周年にあわせた取り組みの一つで、ファミリーマートを「おうちの冷蔵庫感覚」で使ってもらいたいという思いが込められているのだそうです。

コーヒーが最大5杯分お得な「ミニストップ デジタル回数券」

ミニストップが今年1月から発売した「デジタル回数券」は、コーヒーやソフトクリームがお得に買える回数券です。

具体的には、「コーヒーSサイズ各種回数券」の「6杯」が500円、「12杯」が1,000円、「25杯」が2000円で購入できます。Sサイズのコーヒー各種は100円なので、もっともお得になる「25杯分」で、5杯分の500円がお得になります。コーヒー、アイスコーヒー、アメリカンコーヒーの3種類から好みのものを選ぶことができますよ。

ただし、有効期限は購入月の翌月末日と、やや短めなので、注意が必要です。また、ドリンクではありませんが、ソフトクリームバニラ6個分の回数券も1200円で販売されていて、通常より約1個分お得になるので、甘党の方におすすめです。

回数券は、株式会社ギフティが運営する販売サイト「Plus Pass」とeギフト販売サイト「giftee」で購入できます。自分自身で使うだけでなく、友人や家族へのギフトとしても手軽に利用できそうです。コロナ禍でなかなか身近な人に会えない日々が続く中、こうしたギフトを利用すれば、大事な気持ちが伝えられるかもしれません。

実証実験に期待!ローソンで使える「Pontaサブスク」

最後にご紹介するのは、現在実証実験が行われている「Pontaサブスク」です。こちらはまだサービスは始まっておらず、今年3月から6月末まで、事前にモニター募集したPonta会員約1,000名を対象に実証実験が行われています。

この実証実験では、事前に支払った月額料金に応じて、Ponta公式アプリで月額定期券が発行されます。そして、その定期券を全国のローソンで提示すると、Sサイズのコーヒーかアイスコーヒーを1日1杯まで受け取ることができます。1ヶ月間で受け取れるコーヒーの数の上限はコースによって違っていて、5、6、7、10、15、20杯から選ぶことができます。

Pontaを運営する株式会社ロイヤリティマーケティングでは、今後モニターの利用状況の分析やアンケート調査などを行い、「Pontaサブスク」の本格的な展開を目指していきたいとしています。音楽や雑誌、動画が一般的だったサブスクですが、近頃では花やファッション、食など、さまざまな分野にまで広がっています。「Pontaサブスク」にも、期待が集まりますね。

ここまで、コンビニで買えるドリンクの回数券についてみてきました。どれもアプリやオンラインで購入することができるため、ソーシャルディスタンスを守らなければならない今の社会情勢に合った商品でしたね。ぜひ、コンビニでよく飲み物を買うという方は、検討してみてはいかがでしょうか。