母国で「幽霊」と言えばどんな姿?

日本で幽霊と言えば、白い着物を着て額に三角の白い布(天冠)をつけた姿を想像する人が多いでしょう。では外国の幽霊というと、どんな姿を思い浮かべるのでしょうか。外国人20人に聞いてみました。

・目と口だけ穴が開いた白いブランケットを着たイメージです(スペイン/男性/30代前半)

・足に鎖を付けて、白いシーツを被っている姿 (フランス/男性/20代後半)

・ポチョンという幽霊で、白い死装束に身を包み、足がないのでフワフワと浮遊しながら徘徊します (インドネシア/男性/40代後半)

日本同様、白装束をまとった姿をイメージする国が多いですね。生前同様足があり歩いて来る幽霊もいれば、足がなくてフワフワ浮いている幽霊もどちらもいるようでした。

・黒いマントを羽織って、ドクロの付いた杖を持って歩く男の人(ブラジル/女性/50代前半)

こちらは逆に黒い格好で、悪魔のようですね。

・母国では、幽霊は死んだ人の魂だと思われています。なので、幽霊は生前の姿とほぼ同じです(アメリカ/男性/30代前半)

特に幽霊らしい格好というわけではなく、生前の姿で現れると思われているのですね。「ゴースト/ニューヨークの幻」「シックスセンス」などの映画でも、確かに生前同様の姿で現れています。

日本の幽霊をどう思いますか?

・白い長い服を着て髪の毛も長く、唇が真っ赤で顔が真っ白です(ラオス/女性/20代後半)

・映画「リング」の貞子(フランス/男性/20代後半)

白い着物に長い黒髪、恐ろしい形相という日本の幽霊のイメージをそのまま再現したのが映画「リング」の貞子ですが、世界中でヒットしたために日本の幽霊のイメージとして貞子を思い浮かべる外国人は多そうです。

「白くて長い服装で、髪の長い女性」(スイス/女性/40代前半)や「白いチマチョゴリを着た黒くて長い髪の姿」(韓国/30代/女性)といった回答からもわかるように、「白い服装」「髪の長い女性」というのは日本も海外も共通のキーワードとなるようですね。