季節やイベントにあわせて使いたい"生きた"英語フレーズを紹介していきます。どれも短いフレーズなので簡単に覚えることができるはず。ぜひ、お気に入りのフレーズを見つけて、使ってみてくださいね。
「暑い」と英語で伝える時にみなさんはどんな表現を使いますか? 日本の夏の暑さを考えてみると様々な表現がありますよね。梅雨のじめじめとした暑さ、日差しが強い暑さ、猛暑で汗だくになる暑さ、アスファルトの照り返しからくる暑さ。そして夏が落ち着いた後には残暑も。様々な暑さを表す表現を今回は英会話イーオンの講師がご紹介します。
■「暑い」を表す英語表現
・It's hot today.(今日は暑いね)
"hot"は基礎単語の一つですが、暑さの度合いを表すには、この単語の前に様々な副詞を置くことになります。次のように、気温や自分の感覚に合わせて使ってみましょう。
・It's so hot. (かなり暑い)
・It's really hot. (本当に暑い)
・It's very hot. (とても暑い)
・It's extremely hot. (非常に暑い)
・It's boiling hot. (ゆだるように暑い)
・It's burning hot. (燃えるように暑い)
"hot"という単語以外にも「暑さ」を表現する言い方を紹介します。
・It's sweltering outside. (外はうだるように暑い)
・It's a scorching day. (焼けるように暑い日だ)
・I'm melting. (溶けてしまうほど暑い)
■猛暑で汗だくになるような暑さはどう表現するの?
猛暑で汗をびっしょりかいたときなんかは、こんな表現がありますよ。
・I'm sweating like a pig. (汗でびっしょり)
【ワンポイント】
大汗をかくという場合、英語では「ブタのように汗をかく」と言います。ブタが本当に汗っかきかどうかはわかりませんが、こう表現されます。
■"梅雨入り"と"梅雨明け"を英語で表すと?
日本を含む、アジアではいくつかの国に「雨季」があります。次は、梅雨について英語で説明してみましょう。梅雨は英語で「雨の季節」rainy seasonという言い方になります。「梅雨入り」と言いたい場合は、次の表現を使ってみましょう。
・The rainy season is starting.
・The rainy season has started.
・The rainy season has come.
「梅雨明け」という場合は、「終わった」と表現しますので以下の表現で伝えることができます。
・The rainy season is over.
・The rainy season has ended.
■「夏バテ」の表現は英語にもあるの?
英語圏にも「夏」はありますが、日本語の「夏バテ」に相当する単語はないようです。
あえて英語にするならば「夏の疲労」と訳して、"summer fatigue"などと言えば伝わります。夏バテの症状や夏バテになりそうな暑さを伝える表現は次の通りです。
・Summer fatigue is terrible. (夏バテが酷い)
・I'm always tired because of the heat. (暑さでいつもだるい)
・Summer heat is unbearable. (暑さが耐え難い)
・This summer is killing me. (今年の夏は殺人的だ)
■熱中症を注意喚起する時
最近、夏が来るたびに増えているのが「熱中症」、筆者が子どもの頃は「日射病」とも言われていましたが、英語では何というでしょうか? 熱中症を英語では"heat stroke"と言います。熱中症を注意喚起したい場合はこんな言い方で伝えられます。
・Wear a hat and drink a lot of water. It's 40 degrees outside. You could get heat stroke.
(帽子をかぶり水分を十分摂取して下さい。外気温は40度です。熱中症になる恐れがあります)
■「残暑」を説明する時は?
残暑という言葉も日本独自の単語なので、これに相当する英語はありません。「残暑」を伝えたいときは、以下の表現で相手へ伝えましょう。
・It's still hot. (まだ暑いね)
・The summer is not over yet. (夏はまだ終わっていない)
様々な日本の暑さを表現するフレーズはいかがでしたでしょうか。これからの季節に、ぜひ活用してみて下さいね。 !