季節やイベントにあわせて使いたい"生きた"英語フレーズを紹介していきます。どれも短いフレーズなので簡単に覚えることができるはず。ぜひ、お気に入りのフレーズを見つけて、使ってみてくださいね。

新年度がスタートして1ヶ月が過ぎましたが、4月から環境が変わったという方も多いのではないでしょうか。もしかしたら、新しい生活にまだ少し慣れていない……という方もいるかもしれませんね。そんな時に、日本では「五月病」という言葉をよく耳にしますが、今回は連休明けに"ちょっと気分が上がらない"ことを表現するフレーズを、英会話イーオンの講師がご紹介します。

■日本特有の言葉!? 「五月病」を英語で表現すると?

「五月病」という言葉は日本特有ですので、あくまで海外の方へ五月病を伝える時に、このような単語が使えます。

・May blues
・May sickness
・May depression
・May fatigue

【ワンポイント】
五月病になったことを説明する時は以下の表現で伝えることができます。
・I'm having so-called May blues many students get after the new semester started.
(新学期が始まった後で、学生がなるいわゆる五月病になっています)

■なんだかやる気が起きない! そんな時は?

5月はゴールデンウィークもあり、連休明けはなんだかやる気が起きないこともありますよね。連休明けに使える表現をお伝えします!

・After a long vacation, coming back to work is so hard! (長い休暇明けは、仕事復帰がキツい)
・I don't feel like going to work today. (今日はちょっと出勤する気になれないな…)

また、相手が元気のないときはこんな風に声をかけてあげましょう。

・Cheer up. (元気をだして)
・Chin up! (あごをあげて=元気を出して)
・It's not the end of the world. (世界の終わりじゃないさ)

■新しい環境で使える表現

単に連休明けという理由だけでなく、新年度から新しい環境になったことでまだ慣れずに緊張が続く場合もありますよね。新しい環境で使える表現はこちら。

・I'm a newcomer. / I'm new here. /I'm still a novice. (新人です)
・I've just started working. (まだ始めたばかり)
・I'm learning the ropes. (仕事の要領を覚えているところ)

【ワンポイント】
I'm learning the ropes.は"仕事の要領を覚える"の熟語表現になり、「仕事のコツをつかむ」とも訳すことができます。

また、環境の変化で元気がない人を励ますときには、こんなフレーズも使えます。

・You'll get used to it in no time. (すぐに慣れるよ)
・Please call me when you need some help. (助けて欲しい時は、呼んでね)

■おまけ

連休の後は、会話の中で連休中の過ごし方を話すこともありますので、そんな時に使える表現を最後におまけでお伝えします!

●連休について相手に聞く

「楽しかった?」という意味で尋ねたい場合は、いくつかバリエーションがあります。以下のような表現で相手に聞いてみましょう。

・How was your Golden Week? (ゴールデンウィークはどうだった?)
・What did you do? Did you do anything fun? (何をしたの? 楽しかった?)
・Did you have a good time? (いい時間を過ごした?)
・Did you enjoy yourself? (楽しんだ?)

●連休中の過ごし方を相手に伝える

・I took a trip to XXXXX. ※Xに地名を入れます (XXXXXに旅行しました)
・I relaxed at home. (家でくつろいでいました)
・I took my dog to a dog park. (愛犬を連れてドッグランへ行きました)

【ワンポイント】
ドッグランは和製英語ですので、そのまま使うと伝わらないことがあります。英語では「dog park」を使いましょう。

●相手が回答した連休中の過ごし方に対して、共感する時

・That's a great way to spend a vacation. (最高な過ごし方だね)
・Who could ask for more? (最高だ!)

【ワンポイント】
Who could ask for more? を直訳すると「それ以上、求めることはできない」つまり「最高だ!」の意味になります。

・I can understand why you got May blues. (どうして5月病になったのか分かります)

【ワンポイント】
「どうして五月病になったかわかる」つまり、「5月病になるほど素敵な時間を過ごしたんだね!」という意味で相手へ伝えることも出来ます。

●相手の気持ちや意見に同調・同意する場合

・I see what you mean. (分かります)
・I know how you feel. (気持ちが分かります)

ちなみに、ネイティブが使う口語的表現もいくつか紹介します。

・I hear you. (分かります)

【ワンポイント】
「あなたを聞いています」ではなく、このフレーズで「分かるよ」という意味で使います。

・I have been there. (私も同じ経験をしました)

【ワンポイント】
「私もそこへ行ったことがある」というのが直訳ですが、このフレーズで自分も同じ体験をしたことがあるという意味になります。Been there, done that. などと短くして伝える場合もあります。

・I can relate to that. (共感できます)

【ワンポイント】
意味的には I know how you feel. とほぼ同義で、「(それには)共感できる、気持ちが分かる」の意味で使います。逆に否定文にして "I can't relate." と言えば、「(気持ちが)全く分からない」の意味になります。


いかがでしたか? ぜひフレーズを使って自分の気持ちを表現してみてください!