季節やイベントにあわせて使いたい"生きた"英語フレーズを紹介していきます。どれも短いフレーズなので簡単に覚えることができるはず。ぜひ、お気に入りのフレーズを見つけて、使ってみてくださいね。
さて、4月末からはゴールデンウィーク。久しぶりに海外旅行へ行く方も多いのではないでしょうか。もちろん起こらないに越したことはないですが、海外でトラブルにあってしまった時こそ、英語できちんと状況や気持ちを伝える必要がありますよね。
そこで今回は、海外旅行でトラブルにあってしまった時に使える表現を英会話イーオンの講師が紹介していきます。
■空港・飛行機編
海外旅行に行く際、多くの人が訪れる空港! ここで困った時に使えるフレーズを覚えていきましょう。
●パスポートやお財布を盗まれた時
・I had my passport stolen. (パスポートを盗まれました)
・Someone stole my passport and purse! (誰かに私のパスポートと財布を盗まれた!)
●自分の席に知らない人が座っている
・This is MY seat. (ここは私の席です)
・I think you're mistaken. (間違えているようですが……)
・You're sitting in my seat. (私の席に座っているようです……)
●空港でお土産をチェックされた時
・These are the souvenirs I bought for my friends. (友達に買ったお土産があります)
●フライトが遅延! 乗り継ぎ便に間に合わない
・My flight is delayed, so I can't make it for my connecting flight. Could you help me?
(フライトが遅延しているので、乗り継ぎ便に間に合いません。助けていただけますか?)
●預けた荷物が出てこない(ロストバゲージ)
・My luggage seems to be lost. I can't find it at the baggage claim.(荷物がなくなったようです。手荷物受取所で見つかりません/出てきません)
●コロナワクチンは摂取について
・Did you get vaccinated? (ワクチンを接種しましたか?)
・I have been vaccinated. (ワクチンを接種済みです)
【ワンポイント】ワクチンという言葉はラテン語で牛を意味する"vacca" から来ていますが、カタカナの発音とかなり違うので、発音に注意してください。また空港で証明書を求められたりすることがあるので覚えておいてくださいね。
■食事(レストラン)編
旅行の1つの楽しみと言えば「料理」。そんな食事の時間が台無しにならないよう、覚えておくと便利なフレーズを伝えていきます。
●食事の要望を伝えたい時
・Could you make this a little spicier? (もう少しからくしていただけますか?)
・Could you make this a little sweeter? (もう少し甘くしていただけますか?)
・Could you serve the half size of the dish? (半分の量でいただけますか?)
●量が多くて食べきれない時
・Can I have a doggy bag? (持ち帰り用の箱をいただけますか?)
【ワンポイント】食べきれない場合は、この文章を言えば「持ち帰りたい」と伝えることができます。Doggy bagは少し古い表現で、最近では "to-go box"と言うフレーズを使う場合もあります。
●オーダー内容が違う・来ない時
・I did NOT order this! (これは頼んでいません)
・This is NOT my order. (これは私の注文ではありません)
・My order has NOT come yet. (注文したものがまだ来ていません)
・I'm still waiting for my order. (注文したものを待っているのですが……)
【ワンポイント】否定文の場合は NOT を強く発音すること。否定文の発言はゆっくり発話するのがコツです。
■ホテル編
ホテルは意外にトラブルがつきもの。最低限、困った時に使えるフレーズを紹介していきます。
●部屋の空調などが壊れている、部屋を変えてほしい
・The AC (air conditioner) is NOT working in my room. (部屋の空調が動きません)
・The air conditioner is broken. (空調が壊れています)
・Could I switch my room? (部屋を変えていただけますか?)
【ワンポイント】部屋を変えるという場合は、 changeとswitch どちらを使ってもOKです。
■観光・お買い物編
観光やショッピングで困りそうなシチュエーションを想定。お金関係は特に覚えておいてくださいね。
●おつりが全然違う
・You gave me the wrong change. (おつりが違うようです)
・This is not right! (おつりが違うよ!)
【ワンポイント】change は「小銭」で、small change とも言う。「おつりはいらない」という場合は、「Please keep the change.」と言います。
●両替できるところを知りたい
・Where can I exchange foreign currency? (どこで両替ができますか?)
●街中で突然、靴を磨かれた!
・I did NOT ask for this service. I will NOT pay for this! (このサービスは頼んでいません。お支払いはできません。)
●街中で、携帯やカバンなど、何かをなくした時
・Is there a police station around here? (警察署はこの近くにありますか?)
【ワンポイント】例えば商業施設などでなくしものをした際には、警察署の部分を「a lost-and-found counter(遺失物取扱所)」に変えてもOKです! またパスポートをなくした場合は、大使館に行く必要もありますよね。その場合は、「the Japanese Embassy(日本大使館)」が使えますよ。
■病院編
慣れない土地では、体調を崩してしまうことも。その際に病院で使えるフレーズもみていきましょう。
●おなかを壊してしまった
・There's something wrong with my stomach. (なんだかおなかの調子が良くないです)
・I have a stomachache. (おなかが痛いです)
・The food didn't agree with me. (この食べ物は合わないようです)
【ワンポイント】「食中毒」「食あたり」には"food poisoning"という単語を使います。
●医療明細書などを出してほしい場面
・Could I have a medical fee bill? I need one for my travel insurance. (医療証明書を出していただけますか?旅行保険のために必要です)
いかがでしたか? トラブルの時こそ、英語が必要になるものです。備えあれば患いなし! 必要なフレーズや単語を覚えて、ぜひ海外での時間を充実したものにしてください!