季節やイベントにあわせて使いたい"生きた"英語フレーズを紹介していきます。どれも短いフレーズなので簡単に覚えることができるはず。ぜひ、お気に入りのフレーズを見つけて、使ってみてくださいね。
春が来ると国民病と言われる「花粉症(hay fever)」の季節ですね。筆者も毎年この時期は憂鬱(ゆううつ)になるほどです。
そんな花粉症はこれから話題に上がる頻度も増えますので、今回は英会話イーオンの講師が「花粉症」についての英語表現を紹介していきます。
■花粉症にまつわるフレーズ
「花粉症」と英語で言う時、最も使用頻度の高いものは、「hay fever」です。fever(熱)が出る人は少ないでしょうが、花粉症を伝えたいとき、このフレーズを言えば一発で通じます。
I have hay fever. (花粉症なんだ)
「熱がある」という場合は I have a fever. と「冠詞」が必要ですが、I have a hay fever. とは言いません。冠詞を使わないように注意してください。hay は「干し草」の意味ですが、hay fever で「花粉症」を意味します。
症状は個人差があるもの。それぞれ自分の苦しさやつらさを英語でどう表現するのかみていきましょう。
・My eyes are itchy. (目がかゆい)
・My eyes are really bloodshot. (充血がひどい)
・My nose doesn't stop running! (鼻水がドバドバだ)
・I have to blow my nose so many times, my nose is sore. (鼻をかみ過ぎてヒリヒリするよ)
・My voice sounds so nasal. (鼻声がひどい)
・I have a stuffed up nose. (鼻が詰まっている)
・I have a headache. (頭が痛い)
・I'm spaced out! (頭がぼーっとする)
・You should go to the ENT doctor. (Ear/Nose/Throatの略) (耳鼻科に行ったほうがいいね)
・Did you get your medicine? (薬をもらった?)
・I'm taking over-the-counter medicine. (市販の薬を飲んでいるよ)
・I'm really tired/sleepy because of the side-effect of my medicine. (薬の副作用でだるい/眠い)
・Do you have cough drops/throat candy? (のどあめを持っている?)
・My jacket is getting yellow because of the pollen. (花粉で服が黄色い)
■「hay fever」以外の表現は?
また、hay fever という言い方以外にも、いくつかバリエーションがあるので紹介しておきましょう。
花粉症は「pollen allergy」とも言います。そして「花粉症です」は、I suffer from pollen allergy. や I'm allergic to pollen. とも表現できますので覚えてみてください。
また「アレルギー」というカタカナに気をつけてください。Allergyの発音は英語では「アラジー」に近い音になります。カタカナのまま発音しても伝わらないことがありますので注意が必要です。
allergic は allergy の形容詞形は、花粉以外にも応用でき、食べ物や動物、ほこりなどのアレルギーに対しても使うことができますよ。
【例文】
・I'm allergic to dogs/cats. (私は犬/猫アレルギーがあります)
・I'm allergic to eggs. (私は卵アレルギーがあります)
・I'm allergic to house dust. (ハウスダストにアレルギーがあります)
■花粉症の人にかける言葉とは?
ちなみに、相手から「花粉症なんだ……」と言われた時に使えるフレーズも紹介します。
・That's too bad. (お気の毒に)
・Please take care. (お大事に)
・Same here. I know how you feel. (私も(花粉症なの)。よくわかります)
・You should go to Hokkaido or Okinawa. They say there's hardly any hay fever there.
「北海道か沖縄へ行くといいですよ。花粉症は、ほとんどないみたいです」
※「ほとんど~ない」という意味では今回の「hardly any~」の他に「hardly ever~」もあります。「hardly any~」は量の少なさを表し、「hardly ever~」は頻度の少なさを表す時に使います。
いかがでしたか? 花粉症がつらい時期ですが、そんな時に使える表現をぜひ覚えてみてください。