東北新幹線と秋田新幹線、在来線の東北本線、田沢湖線、山田線などが乗り入れるJR盛岡駅。「東北の駅百選」にも選ばれた、岩手県のターミナル駅だ。

  • 「東北の駅百選」にも選ばれたJR盛岡駅

盛岡と聞いて思い浮かぶグルメといえば、わんこそば、冷麺、じゃじゃ麺のいわゆる「盛岡三大麺」だろう。盛岡駅の立ち食いそば店では、その中のひとつ、じゃじゃ麺を味わうことができる。

2階の南改札を出た駅構内にある「そば処 はやて 盛岡駅店」は、うどん・そば類中心の立ち食いそば店だ。メニューは、盛岡名物の「じゃじゃ麺」(460円)をはじめ、店の一番人気という「野菜天そば・うどん」(410円)、東北の立ち食いそばで定番の「めかぶうどん・そば」(400円)、さらに「ラーメン」(500円)などがそろう。店舗の外にある券売機でチケットを購入し、カウンターで手渡す。

  • 盛岡駅構内にある「そば処はやて盛岡駅店

  • 立ち食いとカウンターの椅子席がある店内

  • ICカードにも対応している券売機

盛岡じゃじゃ麺は、旧満州の家庭料理「ジャージャー麺」をもとに、戦後の盛岡で広まった料理で、うどんのような独特の麺が特徴となっている。

じゃじゃ麺は太麺のため、注文してから提供されるまで少々時間がかかる。お皿に盛られて出てきたじゃじゃ麺は、肉味噌に刻んだきゅうりとねぎ、そして紅生姜が添えられている。それらを混ぜ合わせて、好みにより酢やラー油を入れて自分好みの味に仕上げていく。もちもちの麺は食感が良く、肉味噌が絡み、きゅうりとねぎがよく合う。

ちなみに、じゃじゃ麺は食べ終わると、そこに卵を入れ、茹で汁を入れて楽しむ「ちーたんスープ」という食べ方があるのだが、この店では提供していないとのこと。

  • うどんのような麺が特徴の盛岡名物「じゃじゃ麺」

  • 壁に貼ってある「じゃじゃ麺」の食べ方

気軽に駅ナカで味わえる「じゃじゃ麺」。盛岡駅にお越しの際は、ぜひお試しあれ。