“ひとり芸”ナンバーワン決定戦『R-1ぐらんぷり2019』の決勝戦が、カンテレ・フジテレビ系で、いよいよきょう3月10日(19:00~21:00)に生放送。本番までカウントダウン形式で、ファイナリスト10人へ決勝進出決定直後に行ったリレーインタビューを、当日のネタ順に紹介していく。
ラストは、2013年の優勝者である三浦マイルド。その後、2017年に優勝したアキラ100%の破壊力を見て、ネタ作りへの考え方が変わったという――。
■準決勝で「今日俺の日だ」
――決勝進出の感想はいかがですか?
手応えはあったので決勝行けるかなと思ったんですけど、賞レースはどうなるかわからないので、名前を呼ばれた瞬間はもうホッとしました。
――その手応えを感じた瞬間はいつですか?
準決勝で1個目のボケを出した瞬間に、もう「今日俺の日だ」って思いましたね(笑)
――準決勝で披露したネタを作った経緯を教えてください。 『R-1ぐらんぷり』ってインパクトもかなり重視されると思うので、僕の中で一番インパクトあるネタの種類はやっぱり広島弁かなと。実は1年半くらい前からあったんですよ。去年の『R-1』でやる予定だったんですけど、ちょっと温存してたら予選で落ちてしまいまして。なので、これはもう1年かけてもっともっと仕上げろということなんだなと。2017年に決勝に行かせてもらったときは、僕、自分の中でも「最高傑作を作ったな」と思ったんですけど、それでも優勝したのはアキラ100%さんで。そのとき、破壊力であったりインパクトでひっくり返されちゃうんだと分かって、自分のネタに立ち返ろうと思いましたね。『R-1』が僕を成長させてくれてると思います。
■チャンピオン経験者は孤独
――ネタについて誰かに相談をすることもあるのですか?
ネタは誰にも相談できないですね。優勝するまではいろんな人がアドバイスくれたり、作家さんに相談してダメ出しもらったりしてたんですけど、優勝後はなんかみんな遠慮しはるんですよ、「いやいやそんなチャンピオンに」って。優勝するというのは孤独なもんなんだなと(笑)
――これまでと今年のご自身の変化はありますか?
今までは、例えば物を落としたりしただけで「縁起が悪い」って心が乱れてたんですけど、今年はなんにも思わないです。願掛けとかも全然気にならないですね。ただ、予選から、毎日家を出る前にトイレ掃除をするようになりました。
――決勝までの作戦はありますか?
人がどうだとかではなく、自分のことだけ見つめておこうと。各々最高のパフォーマンスを持ってくるでしょうし、僕は僕のネタをやるだけですね。あとはどういう審査がおりるのか。審査員の方々、お客さん、視聴者の方、どういう反応するかは分からないです。初めて決勝に出たときとは全然違う感覚なんですが、今は僕のベストを尽くすだけです。