女性陣よ、今すぐ化粧ポーチや化粧バックを開けて、中身をマジマジとご覧あれ!、男性陣は身近にいる女性たちに同じことをするようお薦めあれ!!
中には化石と化したとまではいかないにしても、いつ買ったのかも分からない、古ぼけはてケースは欠けオリジナルの原型さえもとどめていない、正にわびしいばかりの化粧品達が乱雑に入れられているのでは??
化粧品は女性にとっては無くてはならないものにも関わらず、某化粧品会社のリサーチによると、女性の化粧品の購買や買い替えのタイミングと言えば「前の(化粧品)がなくなったから」がダントツでトップ。「まだ残っているけど新商品が出たから」とか「ちょっと違うものを使ってみたくなったから」などに大きく水をあける結果だったんだとか。数字的に言えば68%、約三分の二にあたる女性が「買い替えは前の(化粧品)がなくなったとき」と答えたんだそうです。
でも女性ならば誰しも、古い化粧品の品質を疑ったことは一度や二度はあるはず、でも「まだ使えるから」とか言いながら結局のところなくなるまで使用する、あなたもそのタイプなのでは!?
ところが化粧品も生もの。当然ながら使用期限があり、それを守らないと大変なことになるというのが今回紹介する記事です。タイトルを直訳すると「あなたの古くなったマスカラはあなたのルックスを妨げるかも」で、より怖いのがそのサブタイトルの「Out-of-date make-up can be magnet for germ」という下り。つまり使用期限切れの化粧品はバイ菌や雑菌の宝庫だと言うんです。
イギリスで行われた調査では、イギリス女性の化粧バッグの中身の使用期限は平均すると4年切れ。イギリスの女性は使う化粧品のブランドにはとてもうるさくシビアにも関わらず、ものを安易に捨てるということが苦手で結果期限切れの化粧品は当たり前。
ヨーロッパなどでは1989年にはもう既に、使用期限や有効期限を容器に示すことが義務づけられていたにも関わらず、大半の女性はそんな情報が記載されていることすらも知らず、知っていたとしても「小さい文字の所は読まないの」とあっさり無視なんだとか。
この記事によると年齢18~70才で、約1,000人の女性に化粧品の体に及ぼす害や影響に付いて尋ねたところ、ほとんどが無頓着。その上、60%以上が友達や家族間で化粧品を使い回していると答え、さらには約72%が化粧に使うスポンジやブラシはほとんど洗わないとも回答。そしてもっとも驚異的だったのが睡眠時に化粧は落とさないと答えた女性(イギリスを始め欧州の女性)がなんと81%にも上ったそうです。はたして、みなさんはどうですか?
期限切れの化粧品がもたらす代表的な障害は"irritation(炎症)"と"infection(感染)"ですが、最悪の場合は失明(lost of sight)や皮膚がん(skin cancer)の恐れだってある、かなりシビアな問題だとか。これを機にみなさんも"foundation(ファンデーション), concealer(コンシーラー), blusher(ほお紅), eyeshadow(アイシャドー), eyeliner(アイライナー), mascara(マスカラ), lipstick(口紅) and perfume(香水)"など見直してみませんか?
これらはヨーロッパの薬事法によると、開封後の使用期限が書かれてなくてはいけないものなので、どんなに文字が小さくても、これからはちゃんと見るようにしましょうね。(日本の薬事法ではケースバイケース、未だ法的義務はそれほど厳しくはないようですけど)
食べ物の賞味期限となるとピリピリするご時世にも関わらず、化粧品の使用期限がこれほど無頓着に扱われているなんて……女性諸君よ「これでいいのかー~ー~!!」と声を大にして言いたくなるのは筆者だけ? 「女性をハグしたり、キスしたりするのって、バイ菌をもらってるってこと?」なんて、まがりなりにも考えたくないですよね。
ということで女性諸君よ「そこんとこよろしく!!!!」
今回ご紹介した記事は「Your old mascara a magnet for germs - Skin and beauty- msnbc.com」です。興味がある方は是非チェックしてみてください。
英語ワンポイント:
英語で賞味期限、使用期限、有効期限を表す言い方は結構多くありますが、中でも
・use-by date
・sell-by date(イギリスが主)
・expiration date
・validity date
などがよく使われています。
ではまた次回。