岡田武史氏 [写真]=J.LEAGUE

 日本サッカー協会は28日、10月24日をもって岡田武史氏が日本サッカー協会の副会長職から辞任したことを発表した。元日本代表監督の岡田氏は2016年3月から副会長を務めていた。

 岡田氏は辞任に際して「誠に勝手ながら、このたび、副会長の職を辞させていただくこととしました。私はこれまで、スポーツは高潔であるべきだという信条のもと、その社会的価値を大切にしてきました。しかし、今回のFIFAワールドカップをめぐる一連の対応については、私自身の信条との間に大きな隔たりがあり、それを一人のスポーツマンとして受け入れることができず、このたびの決断に至りました。アジアサッカー連盟(AFC)との関係や日本サッカーへの影響を踏まえれば、AFCと歩調を合わせる方向性には現実的な理由があるものと理解しております。任期の途中で職を退くこととなり、大変申し訳なく思っておりますが、熟慮を重ねた末の決断としてご理解いただければ幸いです」とコメントを発表した。

 今月21日から23日にかけ、東京都内でアジアサッカー連盟(AFC)および各地域協会の会長・事務総長による臨時総会が行われ、来日したFIFAのジャンニ・インファンティーノ会長も登壇。インファンティーノ会長は、FIFAワールドカップを含む商業権をめぐる巨額の投資計画を十分な協議なく進めようとしたことや、アメリカのドナルド・トランプ大統領との親密な関係などを背景に、運営の透明性や政治的中立性を疑問視され、批判を集めているが、AFCのサルマン・ビン・イブラーヒーム・アール・ハリーファ会長は「より競争力のある未来を目指すうえで、私たちの団結こそが最大の強みです。私たちはFIFAのジャンニ・インファンティーノ会長を支持し、一丸となって前進する準備ができています」と支持を表明した。

 日本サッカー協会の宮本恒靖会長は「サルマン会長からインファンティーノ会長をサポートするという言葉があったので、アジアとして足並みを(揃える)という言及もありました。いろいろなことを考え、決めるということだと思います」とコメント。AFCと足並みをそろえることが「基本的な立ち位置だと思います」と述べていた。

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