「以前より水道代が高くなった気がする」「わが家は使い過ぎなのかしら」と感じることはありませんか。水道代を見直すときは、やみくもに水を使う量を減らす前に、今の使用量と設備の状態を確認することが大切です。今回は、お金をかけずに始められる、水道代の見直しの第一歩をご紹介します。※サムネイル画像:PIXTA

「以前より水道代が高くなった気がする」「わが家は使い過ぎなのかしら」と感じることはありませんか。水道代を見直すときは、やみくもに水を使う量を減らす前に、今の使用量と設備の状態を確認することが大切です。今回は、お金をかけずに始められる、水道代の見直しの第一歩をご紹介します。

◆水道は、電気のように「乗り換え」ができない

電気やガスは、契約先や料金プランを比べて、支払額を見直せます。一方、水道は地域の水道事業者が決まっていて、家庭で安い会社を選んで乗り換えることはできません。そのため、見直しの中心は、日々の水の使い方になります。

また、水道料金のしくみや水準は、地域によって違います。離れて暮らす友人から「うちはもっと安いよ」と聞いても、同じ条件とは限りません。世帯の人数や暮らし方でも使用量は変わるので、金額だけを比べて、使い過ぎかどうかを判断することはできません。

◆検針票では「請求額」と「使用量」をセットで確認しよう

水道は、多くの自治体で2カ月ごとに検針と請求が行われます。検針票を手に取ったら、まず「何日から何日までの使用分か」を見てください。2カ月分の請求額なら、2で割ると1カ月当たりの目安になります。

次に見るのが、水の使用量です。単位は「m³(立方メートル)」で、1m³は1000Lです。請求額だけでなく、使用量も前回や前年の同じ時期と比べてみましょう。

比べるときは、使用日数にも気を付けてください。検針は「2カ月ごと」とはいえ、検針日が1~2日ずれることがあります。日数が違えば、暮らしぶりが同じでも使用量は少し変わります。

そのうえで、「家族が帰省していて、家にいる人が少なかった」「家で過ごす時間が増えた」など、思い当たることがないか振り返ってみましょう。家を空けた期間があれば使用量は減り、家にいる時間が長ければ増えます。金額が増えているのに使用量がほとんど変わっていなければ、料金改定など別の理由があるのかもしれません。

なお、水道料金には基本料金があるため、使用量を1割減らしても、請求額が1割下がるとは限りません。まずは、ご家庭の使用量を知ることから始めましょう。

◆使っていないのにメーターが動くなら、水漏れの可能性も

心当たりがないのに使用量が増えているときは、水漏れを疑ってみましょう。節水を頑張っても、気付かない場所で水が漏れていては、効果が見えてきません。

確認するには、家中の蛇口を全て閉め、洗濯機や食洗機も水を使っていない状態にします。そのうえで、水道メーターの「パイロット」と呼ばれる小さな表示部分を見てください。一般的な機械式メーターでは、水が流れると回転します。

水を使っていないのにパイロットが回っているなら、どこかで水が漏れている可能性があります。地域の水道事業者に相談し、必要に応じて指定給水装置工事事業者などに点検・修理を頼みましょう。集合住宅の場合は、管理会社にも連絡してください。

蛇口からポタポタ水が落ちる、トイレの水が止まりにくいといった小さな異変も、放っておかないようにしましょう。

文:舟本 美子(ファイナンシャルプランナー)

会計事務所、保険代理店や外資系の保険会社で営業職として勤務後、FPとして独立。人と比較しない自分に合ったお金との付き合い方を発信。3匹の保護猫と暮らす。All About おひとりさまのお金・ペットのお金ガイド。

文=舟本 美子(ファイナンシャルプランナー)