東京・恵比寿のハンバーガー店「恵比寿BLACOWS」の高野帯刀シェフが、アメリカ・インディアナポリスで開催された料理コンテスト『World Food Championships 2026』のバーガー部門で優勝し、日本勢初の世界一に輝いた。
今年6月の『JAPAN BURGER CHAMPIONSHIP 2026』で日本一に輝いた高野シェフは、世界大会でも予選9位から逆転。決勝では抹茶を練り込んだバンズと和牛を組み合わせたハンバーガーで96.375点を獲得し、頂点に立った。
予選9位から敗者復活、決勝で世界一に
『World Food Championships 2026』は、15日から18日(現地時間)にかけて、アメリカ・インディアナポリスの「Indiana State Fairgrounds」で開催された料理コンテスト。
第15回となる今年は、世界12カ国から約470人のシェフ、188チームが集結。ハンバーガーやバーベキューなど全10カテゴリーで、料理の技術や味、創造性を競い合った。
日本代表としてバーガー部門に出場したのは、精肉卸「ヤザワミート」が手がける東京・恵比寿のバーガーレストラン「恵比寿BLACOWS」の高野シェフ。
予選のオープニングラウンドでは、「キャプテン アメリカ」と名付けたハンバーガーを披露した。
ブリオッシュバンズに厳選した黒毛和牛のパティを合わせ、キャラメリゼしたオニオン、ハラペーニョ、ピクルス、チーズを重ねた一品。チポトレを使った特製トマトソースで、甘み、酸味、辛みのバランスを追求した。
アメリカや韓国、ドイツなど世界9カ国から集まった21人のシェフと競い合った結果、95.375点で9位。決勝への進出をかけて、一般来場者の投票によって競う「バーガーバトル」に挑戦し、3位に入ったことでファイナルラウンドへの切符をつかんだ。
抹茶バンズ×黒毛和牛、日本らしさを詰め込んだ一品
決勝で披露したのは、「HULK(ハルク)」と名付けたハンバーガーだった。
アメリカ産プライムビーフに、ヤザワミートが厳選した黒毛和牛を加えた特製パティを使用。最大の特徴は、香り高い抹茶を練り込んだブリオッシュバンズだ。
ソースにも日本らしい工夫を凝らし、山椒とカルダモンを加えた特製マヨネーズ、柚子を効かせたハラペーニョキウイジャムを使用。さらに、和牛と玉ねぎのうまみを引き出したすき焼きソース、ホワイトチーズ、セルバチコを重ねた。
パティは鉄板の上で押し焼きにすることで、香ばしさと肉々しさを両立。アメリカンバーガーの魅力と日本ならではの食材や味付けを融合させた。
この「HULK」が決勝で96.375点を獲得。2位のアメリカ「Cledis Burgers & Beer」(94.625点)、3位の同「Smashed N' Stacked」(93.375点)を上回り、バーガー部門の世界一に輝いた。
高野シェフは「まさかの世界大会でも優勝することができました。本当に信じられなくて、夢見ごごちです」と喜びを語った。
高野シェフは今年6月、横浜赤レンガ倉庫で開催された『JAPAN BURGER CHAMPIONSHIP 2026』でも優勝。日本一から世界一へと駆け上がった。
日本の食材と調理技術を生かしたハンバーガーが、本場アメリカの世界大会で高い評価を受ける快挙となった。







