ウズベキスタンと死闘を繰り広げたU-21日本代表 [写真]=Getty Images

 第20回アジア競技大会・準決勝が30日に行われ、U-21日本代表とU-21ウズベキスタン代表が対戦した。

 U-23世代のチームが対象の今大会だが、日本は2028年のロサンゼルスオリンピックを見据えてU-21チームで参戦。来年3月からA代表の指揮を執る大岩剛監督のもと、グループリーグを3戦全勝12得点無失点の成績で首位通過すると、準々決勝では北朝鮮を下し、4大会ぶりの優勝まであと二つとしている。決勝への切符をかけ、日本と同じくグループリーグを全勝で終え、準々決勝でサウジアラビアに3-0と快勝したウズベキスタンと対戦する。

 立ち上がりから攻守の入れ替わりの激しい攻防が続く中、9分に日本はカウンターから今大会初失点を喫する。自陣右サイドのスペースを突かれると、マイナス方向へのグラウンダークロスを最後はサルドルベク・バクロモフに押し込まれた。5試合目にして初めて追いかける展開となった日本は、ウズベキスタンの積極的なプレスと随所で見せるフィジカルの強さに手を焼き、主導権を握ることができない。

 徐々にボール保持率を高め、敵陣ボックス内への侵入回数も増やしていくが、なかなか決定機を生み出せない日本。度々ウズベキスタンの速攻を浴び、1点ビハインドのまま前半を終えた。

 後半は途中出場の横山夢樹にボールを集めてチャンスをうかがう日本。60分には左サイドで小杉啓太、石渡ネルソン、石井久継が絡んだ攻撃から横山がカットインし、右足の強烈なシュートが枠を捉えたが、相手GKが好セーブ。その直後には横山のクロスに道脇豊が頭で合わせるも、ここもGKに阻まれた。さらに65分には大関友翔の巧みなリターンパスを受けた石橋瀬凪がボックス内に侵入したが、決め切ることができない。

 次々と攻撃的なカードを切り、ウズベキスタンを押し込み続ける日本は、敗色濃厚となった88分にようやく試合を振り出しに戻す。小杉が左から鋭いクロスを送ると、石橋の放ったヘディングシュートがゴール左隅に突き刺さった。追加点は奪えなかったが何とか追い付き、試合は延長戦に突入する。

 延長戦も攻め続ける日本は、96分にショートカウンターから大関のシュートが左ポスト直撃。101分には梅木怜のクロスにフリーの嶋本悠大が飛び込んだが、シュートはGKの正面へ飛んだ。逆に108分にはルジボイ・ファイズラエフに独力で突破されてピンチを迎えたが、シュートは枠に飛ばず事なきを得る。互いに得点を奪えぬまま、決着はPK戦に委ねられることとなった。

 互いに一本ずつ外して迎えた後攻ウズベキスタンの10人目が失敗。死闘を制した日本が4大会ぶりの優勝へ王手をかけた。10月3日に行われる決勝戦で大会4連覇を狙う韓国と対戦する。

【スコア】
U-21日本代表 1-1(PK:9-8) U-21ウズベキスタン代表

【得点者】
0-1 9分 サルドルベク・バクロモフ(U-21ウズベキスタン代表)
1-1 88分 石橋瀬凪(U-21日本代表)