国税庁「民間給与実態統計調査」のデータをもとに、製造業の平均年収を紹介します。「自分の収入は他業種に比べてどのぐらい?」「今後の伸びは?」と気になっている人も多いでしょう。これからのキャリア設計の参考にしてみてください。※画像出典:PIXTA

物価高による生活コストの上昇によって、「自分の今の給料は平均と比べてどうなのだろう」と収入を改めて意識する人も多いのではないでしょうか。平均年収は年代だけでなく業種ごとにも違いがあります。

そこで今回は、国税庁の「令和6年分 民間給与実態統計調査」のデータをもとに、「製造業」の平均年収を年代別に紹介します。

◆製造業の平均年収は?

国税庁の「民間給与実態統計調査」では、民間の事業所における年間の給与の実態が年代や事業所規模、企業規模別などで分かります。

なお、同調査での給与とは、1年間の給料・手当、および賞与の合計額を指し、給与所得控除前の収入金額のことです。通勤手当などの非課税分は含まれません。また、調査対象は、民間の事業所に勤める給与所得者(パート・アルバイト、役員を含む)で、従業員1人の事業所から5000人以上の企業まで幅広く調査しています。

同調査によると、製造業で1年を通じて勤務した給与所得者の平均年収は570万円でした。全14業種の平均年収と比較すると、表1のようになります。

表1

全業種の平均年収は486万円。製造業は全体平均より年収が高い傾向にあることが分かります。製造業より高い平均年収は、情報通信業662万円、金融業・保険業707万円、電気・ガス・熱供給・水道業841万円です。

◆年代別に見る製造業の平均年収

製造業の平均年収を年代別に見ると、表2のようになります。

表2

年代が上がるにつれて年収も上昇し、50代後半でピークの705万円に達しています。その後、60代に入ると年収は下がっていく傾向が見られます。

◆まとめ

今回は、製造業の平均年収を年代別に紹介しました。製造業全体の平均年収は570万円で、14業種のうち4番目に高い水準です。50代後半にかけて年収が上昇していく傾向が見られますが、年収は勤続年数や役職、企業規模などによっても変わってきます。平均の数字だけに一喜一憂せず、自分のライフプランに合った年収を目指していきましょう。

<参考>

国税庁「令和6年分 民間給与実態統計調査」

文=All About 編集部