ロナウジーニョ [写真]=Anadolu via Getty Images

 元ブラジル代表FWのロナウジーニョ氏が、セリエC(イタリア3部)のラヴェンナFCで新たな職に就くことになった。イタリアメディア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』など複数メディアが伝えている。

 現役時代にバルセロナやパリ・サンジェルマン、ミランといったクラブで活躍したサッカー界のスーパースターの一人であるロナウジーニョ氏。

 現役引退後はメディアの仕事や古巣バルセロナでアンバサダー職などを務めてきたが、現在46歳の元ブラジル代表FWはセリエCのクラブで少数株主になるとともに、クラブのマーケティング部門でクラブの成長を支援すると新たな挑戦に臨むことになるようだ。

 現在FIFAワールドカップ2026をアメリカで観戦しているロナウジーニョ氏は、6月23日にマイアミで行われる特別イベントでラヴェンナでの仕事をスタートすることになる。

 ラヴェンナのイグナツィオ・チプリアーニオーナーは今回のビッグネームの加入に際して、以下のコメントを残している。

「私は人生の24年間をアメリカで過ごしましたが、今でもラヴェンナを故郷だと思っています」

「ロナウジーニョの獲得はクラブにとってまさに驚異的な出来事です。彼は私のアイドルであり、彼のサッカー界への影響力はピッチ上での活躍だけにとどまりません」

 一方のロナウジーニョ氏は「新しいユニフォーム、変わらない笑顔。ボールの上で再び華麗なステップを踏み、イグナツィオとチプリアーニ一家と共に新たな物語を紡ぐのが待ちきれない。サッカーは常に私にとって喜びの源であり、その精神をラヴェンナにもたらしたいと思っている」とのコメントを残している。

 なお、ロナウジーニョ氏に関してはアンドレア・マンドルリーニ監督の下、セリエCで現役復帰するとの噂が出ているが、その点に関しては依然として不透明な模様だ。

 ラヴェンナの副会長で、2008年にロナウジーニョをミランに連れてきた元ミランのスポーツディレクター、アリエド・ブライダ氏は、イタリアメディアの取材に対して、二転三転するコメントを発している。

 イタリア人ジャーナリストのニコロ・スキラ氏の取材に対しては「ロナウジーニョは我々とマーケティングイベントに参加するが、来シーズン、ラヴェンナでセリエCの試合に出場することはない。ロナウジーニョは驚異的な選手で、素晴らしい選手だった。ミラン時代から彼とは素晴らしい関係を築いてきたが、我々のチームでセリエCの試合に出場することはないだろう」との否定的な見解を述べていた。

 しかし、その後の『ANSA通信』の取材では「彼が出場するかどうかは分からないが、可能性はゼロではない。彼は年齢を超越したチャンピオンだからだ」と、現役復帰に含みをもたしている。

 現状ではあくまでクラブ経営への参画がメインではあるものの、ロナウジーニョ氏の今後の動向に大きな注目が集まるところだ。